針ノ木岳・岩小屋沢岳U

 

 

 

 

 

 

<登山地図(上の地図をクリックすると位置図へ)

〔二日目〕針ノ木小屋〜新越山荘

 

 

 

 

 

<黎 明>

 

 

 

 

 

 

<日の出>

 

 

 

 

 

 

<針ノ木岳から富士山>

 

 

 

 

 

 

<針ノ木岳〜左端槍・穂、右端薬師岳>

4:00頃 針ノ木小屋出発

日の出が4:50頃とのことで、朝食を断って弁当にしてもらった。

この時期のこの時間はまだ真っ暗、ヘッドランプを灯して張り切って登っては来たが、やはり山頂の一歩手前で日の出を迎えることになっ

てしまった。

登ることに集中していたため気づいたのが日の出直前、慌ててカメラを取り出してすぐにシャッターを切ったので、フレーミングにまで手

が回らずちょっと変な感じになってしまった。

5:00 針ノ木岳山頂

付近すべての山々が見渡せて何とも素晴らしい展望である。

この辺の山は、ほとんど知っているので山座同定も苦無く熟せたが、今日の行程は結構長い!ゆっくり楽しんでもいられないので写真を

撮ったら次のスバリ岳に向かう。

 

 

 

 

<針ノ木岳のお花畑>

 

<花の種類も多い>

 

 

 

 

 

<針ノ木岳を振り返る>

 

<左端はスバリ岳>

 

 

 

 

<スバリ岳(左奥は立山)>

 

 

 

 

 

 

 

<スバリ岳のコマクサ>

 

<同 左>

 

 

 

 

<同 上>

 

<スバリ岳山頂と立山・別山・剣岳>

6:50頃 スバリ岳山頂

針ノ木岳山頂直下の登山道は大分荒れていて慎重に降る。

降りてしまったところがマヤクボノコルというらしいが、2010年に来た時ここでバテがピークに達し、少しも先に行く気がしなくなってしまっ

て、テントを張ってビバークしたところである。

あまりいいことではないのだが、すぐ横に雪渓もあって水も手に入れられる都合の良い場所ではあるが、かなり風が強かった覚えがある。

山頂の手前はコマクサのお花畑なのだが、足場が悪いので遠くから楽しむしかない。

ここで、小屋で作ってもらったおにぎり2個の弁当を食べながらちょっとした休憩をとる。

 

 

 

 

 

 

 

<スバリ直下の登山道>

 

<その先のピークは乗り越す>

 

 

 

 

 

 

<これから向かう稜線(左が赤沢岳)>

 

 

 

 

 

 

 

<黒部湖と立山の山々>

 

<こんな痩せ尾根も>

 

 

 

 

 

 

 

<この看板から先は滑落注意>

 

<楽しみの一つだったタカネバラ>>

 

 

 

 

 

 

<剣岳をアップ>

9:55 赤沢岳山頂

スバリ岳からの降りもしばらくはザレ場、二人連れの先行者がいたが岩場を乗越したところで、アリ地獄のようなザレ場を恐る恐る進んで

いた。俺もついて降ろうとしたが登山道にしては不自然だ!で、足元をよく見るとこぶしの倍くらいの石に赤ペンキのバツ印、先行者にも

知らせて何とか元の登山道に戻って継続!スバリ岳からこの山頂までは行きも帰りも1:45のコースタイムで、緩やかではあるがだらだ

らと長いので、かなりきつく感じた。

11:20 鳴沢岳山頂

この山頂が曲者である。

すぐ先に山頂が見えるのだが、到着してみればさらに先に山頂!何度か騙されて到着したころには気も心もすっかり疲れてしまっていた。

この辺から、天候が悪くなって周りがガスに覆われ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

<もうトウヤクリンドウも咲いていた>

 

<シナノキキョウ>

 

 

 

 

 

 

 

<クルマユリ>

 

<シナノキンバイ>

 

 

 

 

 

 

<この取り合わせはどこかでも見た>

 

 

 

 

<新越山荘に到着>

 

<山荘から見た針ノ木雪渓>

12:20 新越山荘

赤岩岳あたりで、今夜宿泊予約をしている種池山荘は地元の中学生の学校登山で70名が宿泊するとの情報を得ていた。

一応定員は200名なので、満員になることはないものの相当の混雑が予想される。

新越山荘も宿泊予定に加えて考えながら、鳴沢岳通過後の急こう配を降りてきたがなかなか結論が出ない。

予定では明日種池山荘から爺ヶ岳をピストンしてから扇沢に降る予定なのだが、新越山荘に泊まれば爺ヶ岳に登る元気はない筈なので

迷ってしまう。

しかし到着してみれば簡単に答えが出せた!売店のビールが目に入ってしまったのである。

種池山荘と経営が一緒なので、売店でその旨連絡してもらうことにし、まずは甘いお汁粉とビール(変な取り合わせだと思うが、この時は

これしかないと思ったのである)で到着の祝い、これから夕飯までに時間はものすごく長〜いぞ!と思いながら。

 

 

 

 

 

 

<小屋の周囲は花がいっぱい!>

 

 

 

 

 

 

 

<ハクサンフウロ>

 

<夕 食>

 

 

 

 

 

 

<談話室から夕焼け(右は剣岳)>

夕食までは新潟から来た男性や東京からの山ガール?等と山談義をしながら時間をつぶした。

夕食後は談話室に移ってその続き、天候はかなり悪いが太陽が沈んだころから劔のほうのガスが取れてきてオレンジ色に焼けてきた。

なんだかものすごく儲かったような気分になったひと時であった。

 

 

 

 

 

 

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