千枚岳〜聖岳縦走
＜登山地図（地図をクリックすると位置図）＞
概略日程 ＜初　　日＞畑薙夏季臨時駐車場＝＝東海フォレストバス＝＝椹島＝＝二軒小屋ロッジ（泊） ＜二日目＞二軒小屋ロッジ〜千枚小屋（泊） ＜三日目＞千枚小屋〜千枚岳〜悪沢岳〜荒川小屋（泊） ＜四日目＞荒川小屋〜赤石岳〜百間洞山の家（泊） ＜五日目＞百�闢ｴ山の家〜聖岳〜聖平小屋（泊） ＜六日目＞聖平小屋〜聖岳登山口＝＝井川観光協会送迎バス※＝＝畑薙下記臨時駐車場帰着 ※計画時点ではこのバスの存在を知らず、椹島まで一旦戻り東海フォレストバスで駐車場に帰着する予定だった
［三日目］千枚小屋から荒川小屋
＜千枚小屋前の朝の様子＞	＜クロユリ＞
５：５０　千枚小屋出発 朝食は４：３０からだったが、今日の行程は余裕があるのでゆっくりと準備し出発！ なぜかしら？この小屋での夕食・朝食の献立・特徴などは、完全に記憶から飛んでしまっている。 朝の富士山もそうだが、台風一過の晴天には程遠い感じで、張り切っていただけにだんだん足取りが重くなってくる。
＜オオヒョウタンボクの花＞	＜ミネウスユキソウ＞
＜シコタンソウ＞	＜イワツメクサ＞
＜千枚岳山頂＞
７：０５　千枚岳山頂 小屋を少し登ったところの清水を汲んでいざ出発。 なんで台風一過なのに・・・？などと思いながら昨日降ってきた急坂を進む、登山道脇には最盛期とは言えないがいろんな花が咲いている。 登り切って稜線に出たところは森林限界となっていて、大きく崩れているもののあちこちに、高山の花が咲いている。 ザックを下ろして早くもここで小休止！（今回は長い行程なのでいろんな荷物を持ちすぎ、小さな花の写真を撮るにはザックを担いでいると、凄く疲労することもあって！）でも、ここは崩れた部分の足元がザレているので、写真撮影でも慎重に行動しなければならない！ このザレ場から山頂はごくわずか、山頂とは思えないようなところが山頂となっている。
＜ミヤマムラサキ（この可憐な花が急峻な岩壁にしがみついている）＞
＜マツムシソウの蕾＞	＜タカネナデシコの蕾＞
＜丸山山頂手前から千枚岳を振り返る＞
＜丸山山頂＞	＜向こうのガスがかかっているところが荒川東岳＞
８：３０　丸山山頂 千枚岳からは少し下って登りかえすのだが、なかなかの岩場なので十分注意したいところである。 岩場が過ぎれば狭いけれど比較的歩きやすいトラバース、更にその先は緩やかな高原の中の登山道、やがて北側を巻いて進めば丸山山頂！名前の通り緩やかに丸いだけなので面白みのない山頂である。
＜東岳への岩場から丸山を振り返る＞	＜ここから岩場が始まる＞
＜ツガザクラ＞	＜イワウメとハクサンシャクナゲ？＞
＜ハクサンイチゲはまだ咲き始め＞	＜タカネシオガマ＞
＜チョウノスケソウ＞	＜荒川東岳山頂＞
９：３５　荒川東岳（悪沢岳）山頂 何故かよくわからんが、足が重くてなかなか前へ進めない、具合の悪いところは無いしパテてしまったわけでもないのに・・・。丸山の先からはちょっとした岩稜帯を歩くのだが、さほど難しいことは無く比較的平凡登山道、コースタイムでは３５分なのだが、１時間かかってしまっている？ 荒川岳の主峰なのだが天気が良くないせいか、なんだか平凡な感じ！
＜悪沢岳の先からお花畑と向こうこれから登る中岳・東岳＞
＜上の写真の少し先、この辺からコルへの大下りが始まる（中岳避難小屋も見えている）＞
＜花と赤石岳＞	＜花と中岳＞
＜漸くコル（最低鞍部）が見えてきた（向こうが中岳）＞
＜チシマアマナ＞	＜イワヒゲ＞
＜中岳の中腹から悪沢岳を振り返る＞
＜中岳避難小屋＞	＜中岳山頂（向こうは悪沢岳）＞
悪沢岳からの降りは結構ザレていて歩き辛い！ 幸い花が多いので、写真撮影を口実に頻繁に休憩できる。 コルから中岳の登りは、向かいの悪沢岳から見て感じたほどの急登ではなく、比較的歩きやすかった。 避難小屋の前で多くの人たちが休憩？していた。 なかなかかわいい小屋で、大勢の宿泊は困難だと思われた。（後で調べたら定員２０名とのこと、驚きの大人数である）
＜中岳から東岳（向こう左端の丸い山）、尾根の低くなったところが荒川小屋への分岐＞
１２：０５　中　岳山頂 悪沢岳からの降りは結構ザレていて歩き辛い！大きく降って大きく登る、見るからに過酷なコースなのだが、高度差はたかだ百数十ｍ、そんなに苦しいはずではないが、ここでも相当時間を食ってしまっている。 コルから中岳の登りは、向かいの悪沢岳から見て感じたほどの急登ではなく、比較的歩きやすかった。 避難小屋の前で多くの人たちが休憩？していた。 なかなかかわいい小屋で、大勢の宿泊は困難だと思われた。（後で調べたら定員２０名とのこと、驚きの大人数である） 上の写真は東岳を写したものだが、登山道は更に先に進んでいて、鳥倉登山口に繋がっている。 蝙蝠岳から二軒小屋に泊まった女性が通って行ったルートで、彼女はまだ暗いうちに小屋を出発した筈である。 俺としては、荒川三山登頂を証明するためには、東岳も制覇しなければならないのであるが、天候は良くないし、小屋ではビールが急かしている。 ので、ここは涙を呑んでパス！することにした。
＜荒川小屋手前のお花畑（まだまだこれから）＞
＜まだ若い花＞	＜ハクサンイチゲも＞
＜お花畑の雷鳥（中央付近）＞
＜雷鳥子供＞	＜荒川小屋が見えてきた＞
＜驚いたことに満開の山桜がお出迎え！＞
＜荒川小屋のメニュー＞	＜荒川小屋＞
１４：１０　荒川小屋 分岐からは結構な降り、ザレていて歩きにくい。 登山道下のカール内のお花畑に、防獣ネットが張ってあるのが遠くに見える。 小屋手前の大きなお花畑にもネットが張ってあり、出入り口に扉が設置してあって登下山者は入出の都度開閉することになっている。ものすごく大きなお花畑なのだが、今回は時期的にやや早く花数は少ない。 ネットを出たところで雷鳥親子に出会う、今日のような天候だったらもっと早くに遭遇していてもおかしくないのだが・・・。 小屋に到着し、ビールを片手にテラスに出向くと、千枚小屋でも一緒だった東海地方からのグループが小宴会を始めていた。俺も仲間に入れてもらって、晩酌には早いアルコールタイムの開始！
［四日目］荒川小屋から百間洞山の家　に続く
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