千枚岳〜聖岳縦走
２０１４年７月２２日　二軒小屋〜聖岳登山口（単独・５泊６日）
２００８年にテントを担いで縦走した時に、 赤石岳から百�闢ｴ方面に向かう登山者も結構いて、大いに興味を持ったものである。 百�闢ｴに向かうということは、聖岳をも通過することにつながる。 テントを担いでのこのロングトレイルは、とてもじゃないが俺には無理！ という訳で、小屋泊・飲酒のために札束を十分に準備して、張り切って出かけのであるが・・・。
＜登山地図（地図をクリックすると位置図）＞
概略日程 ＜初　　日＞畑薙夏季臨時駐車場＝＝東海フォレストバス＝＝椹島＝＝二軒小屋ロッジ（泊） ＜二日目＞二間小屋ロッジ〜千枚小屋（泊） ＜三日目＞千枚小屋〜千枚岳〜悪沢岳〜荒川小屋（泊） ＜四日目＞荒川小屋〜赤石岳〜百�闢ｴ山の家（泊） ＜五日目＞百�闢ｴ山の家〜聖岳〜聖平小屋（泊） ＜六日目＞聖平小屋〜聖岳登山口＝＝井川観光協会送迎バス※＝＝畑薙下記臨時駐車場帰着 ※計画時点ではこのバスの存在を知らず、椹島まで一旦戻り東海フォレストバスで駐車場に帰着する予定だった
［一日目］二軒小屋ロッジ
＜畑薙夏季臨時駐車場＞	＜駐車場手前の登山届受付所＞
１３：００　畑薙夏季臨時駐車場 当初は自宅を七時に出発する予定だったが、出発が近づくにつれ不安となり６：３０出発。 安房トンネルから中央道に入り、双葉ＪＣから中部横断道、そして国道５２号線でひたすら南下、初の新東名乗り入れが新清水ＩＣ、少しばかり新東名を味わって新静岡で出て、今度はひたすら北上し井川ダムを経て畑薙第一ダムの下流にある夏季臨時駐車場に到着、結構草臥れてしまった！ １４：００のバスに乗る予定だったが、静岡からの旅客が少ないので１３：３０に臨時バスとなって出発するとのことなで、 ビールには着く過ぎるが仕方がない。
＜椹島レストハウス＞	＜花壇に咲いていたシナノナデシコ＞
１４：３０　椹　島（南アルプスふれあいセンター） 本日の二軒小屋に向かう宿泊者は俺で最後とのことで、畑薙からの運転手が車を替えて送ってくれると言う、なんだか申し訳ない感じ！途中運転手からリニア新幹線の工事の残土捨て場など聞いたのだが、それに伴いこの辺の道路が舗装されるとのこと・・・。 １５：２０　二軒小屋ロッジ ロッジの近くには、リニアの調査のためなのか仮設ハウスが何棟か建っていた。 ほぼ同時にロッジに到着した女性、驚いたことにコースタイム約１０時間の塩見小屋から蝙蝠岳を経由して下山してきて、明日は俺と同じ千枚小屋、次の日が車の回収で鳥倉登山口に向かうとのことだが、俺のコースと比べるとなんとダイナミックなことやら・・・、驚いてしまった。 今回もこのロッジを選んだ理由は、従業員の接客態度・天然唐松をはじめとした木材をふんだんに使った建物・ジビエ料理等の豪華な料理などで、今回もその予想を裏切らず明日からの過酷（俺にとっては）なコースを前に十分にゆったりすることができた。（もちろん料金は山小屋よりは幾分高いが十分に準備していたので・・・）
＜二軒小屋ロッジ＞
＜夕　食（暖かいのが次々だされるので最初は）＞	＜料理の説明をしている高橋シェフ＞
＜ロッジの食堂＞
［二日目］
７：３０　二軒小屋ロッジ出発 今日の計画には十分な余裕があるので、朝はゆっくりして出発。
＜小堰堤の滝＞	＜正面の吊橋を渡って登山口に＞
＜大崩の縁から二軒小屋を望＞
＜登山道の様子＞	＜センジュガンビが数輪だけ＞
＜登山道の様子（こんな穏やかな登山道も）＞	＜尖ったのが千枚岳、右が丸山か？＞
＜マンノ―沢の頭＞	＜同左から左塩見岳、右が蝙蝠岳＞
１２：０５　マンノ―沢の頭 俺より遅れてロッジを出発した件の女性に簡単に追い抜かれたが、ここで休憩していたところに追いついた。というか待っていてもらったというか？案内地図に記載してあるように北側に塩見と蝙蝠が見られる。 時間も良い時間なのでここで昼食タイム、今回は軽量化を目指してコンロは持参してこなかったが、女性はコンロを取り出して準備を始めた。 俺の昼食は、裕福にロッジで１０００円也のものだが、鳥の照り焼きとアマゴの甘露煮のわっぱ飯、量はやや多かったがなかなか旨かった！１２：３０足の遅い俺は早めに出発する。
＜キバナノコマノツメ＞	＜森林限界付近から塩見・蝙蝠その向こうは農鳥＞
＜森林限界に出て振り返れば富士山が・・・＞
＜オオサクラソウ＞	＜今回のルートの一部＞
＜千枚小屋近くのシナノキンバイ（少し花には早すぎたか？）＞
＜千枚小屋＞	＜小屋前のテラスから＞
１５：２０　千枚小屋 南アルプスの森林限界は高く２６００ｍ位、せっかく超えたのに千枚小屋分岐から樹林帯付近にある小屋まで、大きく降らなければならなく誠にもったいない。 宿泊の手続きをして、まずはビールで乾杯したいところだが、小屋泊経験の少ない俺はまず寝床の確保！二階だったが急な梯子で二階に向かうが梯子材の角が足に当たって随分痛いのには閉口した。何という設計か？ そして念願のビール、これは毎度のことながらうまい！夕食は１７時から、それまではまったりとテラスで飲酒、と行きたいところだが、明日も暑そうだしここは少しセーブして体力の温存！ なお、件の女性は俺よりずいぶん早く到着したそうである。
＜残念ながら今日の富士山はあまり良くなかった＞
［三日目］千枚小屋から荒川小屋　に続く
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