荒川三山 2008.7.27〜31 二軒小屋〜三山〜赤石岳〜椹島 (単独・ロッジ一泊+テント三泊) 次は、コマクサ見物を兼ねて、船窪〜蓮華岳〜針ノ木、種池の縦走を計画していた。 昨年も似通ったコースをたどったのだが、雨に会って十分堪能できなかったのでそのリベンジでもある。 十分に天候を吟味しているうちに、とある山行記録で、蓮華のコマクサは盛りを過ぎたとの記述! こりゃ〜駄目だ!と単純に来年の最重要山行に格下げし、 このコースを格上げした次第である。 納得し難いシステムなのだが、全行程テン泊とはいかないのがこのコースである。 この際と、これまでテン泊で稼いだ分の出血大放出! 超デラックス、一大贅沢!二軒小屋ロッジ泊(要事前予約)での、スタートとすることにした。 |
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[一日目・二日目]二軒小屋ロッジ泊〜千枚小屋 |
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<ヤマユリ> |
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<畑薙第一ダム下流東海フォレスト駐車場> |
5:50 自宅出発 畑薙第一ダム近くまで約330kmの道のり、単純計算でも7時間30分程度かかるので若干の余裕をもった。 途中の畑薙第二ダム付近から、大きくて派手なユリが見られたが栽培種だと思って無視して通過したがあまりに綺麗なので念のために撮影したのが上の写真、バス待ちの話に出たのでこれが立派な山野草と分かった。 13:20 駐車場到着 送迎バスの発車時間が14:30なので相当早い到着だったが、すでに大勢の人が行列を作っていた。 テントでの受付後、車の中で待つのも落ち着かないので、準備をしてすぐに行列に仲間入りしようとしたら、臨時便が出発するとのこと・・・・・ 28人乗りなので俺は乗れないと思ったが、14:30の便の替わりとのことでこれを逃すと二軒小屋にいく便に間に合わないことになる。恐る恐る聞いてみたら、一番に乗ることができた。(事前予約制デラックス泊の効果抜群!) |
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<二軒小屋ロッジ寝室> |
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<夕 食> |
14:10 駐車場出発 もう一人二軒小屋に行く人が、少し遅れてきて少しごたついたが立って乗って行くことに落ち着いて出発!運転手さんの途中の登山口などの説明を聞いたりしながら約一時間で椹島に到着。少しの待ち時間で二軒小屋行きの送迎バスがたった二人の客を乗せて出発!ロッジ到着少しで夕立ち、バスからロッジまで少し歩かなければならないが、大した降りでなかったのであまり濡れずに済んだ。 15:40 二軒小屋ロッジ到着 宿泊手続きを済ませて、早速明日からの酒肴を冷凍庫に入れてもらうよう交渉、快く引き受けて頂いてまずは一安心。 泊り客は全部で六名、六人部屋に各一人が宿泊することになった。 料理は、鹿刺し・鴨肉・天麩羅等デラックスで盛り沢山!生ビールや酒で大いに盛り上がってしまい、何時に就寝したのかよくわからなかった。 小屋の設備や、料理などもかなり気に入ったが、それ以上に4名の従業員の皆さんの、接客態度が親切で素晴らしくて良い思い出になった。 機会があればまた来てみたい・・・・・・・・! |
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<登山道から二軒小屋ロッジ> |
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<マンノー沢の頭> |
5:00 ロッジ出発 このロッジは山小屋とは違い、朝食は7時と結構遅いので前夜の内に弁当を注文しておいた。 思ったより早く起きることができたので、ロッジの食堂で弁当を食べて少しでも荷を軽くして出発! 8:35 ロボット雨量計跡 ロッジの近くの堰堤を吊橋で渡ったところが登山口、右に曲がって上流側に進むと蝙蝠岳方面、千枚岳方面は正面の急斜面を登る。いきなりの急坂と重いザックに阻まれて思うように歩が進まない!また、この登山道には標識が見られず、現在地の把握が難しい!山岳地図に記載の1871m地点はいつ通過したのかわからなかったが、この雨量計跡は、コンクリート製の基礎が残っているのですぐに分かった。ここは千枚ガレの縁を通って、千枚岳方面を眺めながら右折した開けたお花畑の斜面である。トリカブトが群生しているがまだ花は付けていない。 9:50 マンノー沢ノ頭 雨量計跡からも、急坂は続く! この広場に着いて、本日初めて見た標識には、万斧沢ノ頭と記載してある。 ここで、昨日から一緒で先発していた愛知のMさんに追いついた。 この人は俺よりやや年上、百名山登攀を目指している人で、今回をこなせば残り6座だそうで、今回は聖まで行くそうである。 |
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<怪しい天気> |
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<ヨツバシオガマ> |
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<ミネウスユキソウ> |
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<ヒメレンゲ> |
11:10 草つき マンノー沢の頭からは比較的、穏やかな登山道で千枚ガレの縁をなぞるように進む。大きく崩れた千枚ガレの頂点近くがこの草つき、ガレの縁付近はちょっとしたお花畑!やがて、ちょっとした岩を乗り越え北側に出ると、ロープのある急登手前の岩棚風の場所、ここで雨が降り出した。 大した降りではないが風も強いのでこの岩陰でばらしの雨宿り。 なかなか止まないので、痺れを切らして雨具を付けて再出発!ロープの急坂は短くすぐに開けた這い松の広場に出たが、風雨が強烈で時にはよろけてしまうほどである。先にはガスの中千枚岳らしい山影が・・・・・。 いくつかある踏み跡に、少し迷ったが水平に近い登山道を選んでしばらく進むと、下のほうに千枚小屋が見えてきて一安心! |
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<富士山パノラマ> |
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<少しは良くなったかな?> |
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<千枚小屋> |
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<夕焼け> |
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12:00 千枚小屋到着 小屋が見え出したころには、風雨も止んで南側に富士山が大きく見えだした。 やがて登山道はT字路にぶつかり、壊れた標識が右千枚岳・東が千枚小屋と示している。ここからが凄く長く感じた。途中のお花畑に慰められながら、くたくた状態で小屋に到着!小屋の周りもお花畑! テン場は小屋から約5分のシラビソの林の中で、展望は全然ダメ!到着が早いので俺が最初の幕営者、かなり広いテン場なのでかなり寂しい! テントを設営し終わって小屋に行き、ラーメンを注文がてらビールで喉の渇きを潤すことにする。愛知のMさんも到着していて一緒にビールを・・・・ 今夜のこの小屋は、宿泊客が多く夕食は二回に分かれるとのこと。 ちなみに小屋のトイレとテン場のトイレは共通で、小屋とは別棟になっていてテン泊者にも平等となっている。 テントに戻って一人宴会開始!今夜の肴は飛騨牛4等級の焼き肉、勿論丸明のものではない!小屋で買ってきた500ml×2も無くなったので小屋に買い増しに行ったころには、夕焼けが始まっていて赤く燃える雲は綺麗なのだが、肝心の富士山はガスで霞んでしまってシルエットが見えるか見えないのかわからない状態であった。 |
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