北 岳・間ノ岳 (白根(峰)三山変じて二山に・・・) 2007.8.24〜27 広河原〜大樺沢〜北岳・間ノ岳〜草すべり〜広河原 周回(単独・3泊4日) さぁ〜!いよいよ、日本国第二番目の高さを誇る北岳に挑戦だ! 今回は、これまで以上に準備に時間をかけて、出発日も天候を十分吟味して決定! 体調だけは、何ともし難く何時もの通り。 もちろん、夕食の献立・行動食も吟味に吟味を重ねたのだが、 さてさて、いかなることになるのか・・・・・・・??? [概略行程] <一日目> 自宅=仙流荘駐車場⇒(南アルプスバス)⇒北沢峠⇒(南アルプス林道バス)⇒広河原山荘 (テント泊) <二日目> 広河原山荘→(大樺沢)→二俣→八本歯のコル→(巻道)→北岳山荘 (テント泊) <三日目> 北岳山荘→間ノ岳・農鳥岳→北岳山荘 (テント泊) <四日目> 北岳山荘→北岳→(草すべり)→(白根御池小屋)→広河原⇒北沢峠⇒仙流荘駐車場=自宅 ■一日目 [自宅〜北沢峠〜広河原] |
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10:40 自宅出発 今回は、かなり余裕をもった合理的な(本人だけがそう思っている)行程にしたので余裕のよっちゃんの出発である。 |
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<仙流荘バスターミナル> |
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<対岸南アルプス林道対岸ザレ場のけもの道> |
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<北沢峠、広河原行きの待合室> |
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<北沢峠、長衛荘> |
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13:30 仙流荘バスターミナル まずは、開田高原・朝日屋旅館の大盛りザル蕎麦でお腹を膨らせて準備万端、意気揚々と到着! 北沢峠行きの出発時間が14:10なので、まずまずの時間に着けた。 このバス停ではお土産・軽食やアイスクリームなども販売、当然バスの乗車券も扱っていて一般的には往復切符を買わされるようである。 (乗車券1、100円+荷物200円×2=2,600円)このあとは、バスを二つ乗り継いで広河原山荘でテントの設営をするだけなので、ビールを飲んでも何の支障 もないのだが、夕食の楽しみが減ってしまうのでここはじっと我慢! 15:10 北沢峠 ほぼ時間どおりで到着! 道中、ここはというところではバスを停車して、運転手からの丁寧なガイドがあったので約1時間が短く感じられた。 バス停は、山荘に行く吊り橋を通り過ぎたところにあって、大した距離ではないのに山荘までが遠く感じられた。 |
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<すべてこの大きさのバス> |
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<広河原山荘へはこの吊り橋を渡る> |
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<山荘> |
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<山荘炊事場> |
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17:00 広河原山荘 山荘は、うっそうとした林の中にあって写真を見て想像していたよりは古く感じた。 テントの手続きのあと大急ぎでテント設営、これまた大急ぎでビールを購入!メインディッシュのインスタントおでんを温めて恒例!一人宴会の始まりである。 テン場は野呂川沿いにあって、川の水音が聞こえているが高さがあるのでせせらぎ程度、睡眠の妨げにはならない。 今回は、350ml×2でいつの間にか寝てしまったようである。 |
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■二日目 [広河原山荘〜二俣〜八本歯のコル〜(巻道)〜北岳山荘] |
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<クサボタン(ものすごく多かった)> |
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<白根御池小屋分岐> |
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5:30 広河原山荘出発 いつものことだが、テントの撤収は嫌なものだ。まして、今朝はテントが夜露にぬれていてなおさらである。 6:00 白根御池小屋分岐 山荘からは大樺沢沿いの樹林帯の中を進む、やがてちょっとした沢を過ぎ小さく開けたところが分岐で、直進すれば白根御池小屋、左折すれば二俣に行くのだ が、いろんな古い標識があって一寸きょときょとさせられた。 |
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<キバナツリフネソウ> |
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<「この先は落石の危険があるので迂回路を利用してください」> |
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6:30 崩壊地迂回 このあたりには、時期的にはやや遅めではあるがキバナツリフネソウが多く見られる。 |
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<レイジンソウ> |
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<雪渓の上が八本歯のコル> |
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<イワオオギ> |
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<タカネナデシコ> |
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<ヤマハハコ> |
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<ヤマオダマキ> |
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<ミヤマハナシノブ> |
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<お花畑> |
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<クガイソウ> |
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<大樺沢と登山者たち> |
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<北岳バットレス> |
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<二俣のバイオトイレ> |
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8:30 二俣 崩壊地を迂回して沢の右岸に渡ると、トリカブトのようで、そうではないような、ケマンソウにも似たな花が多く見られた。始めて見る花なのでザックをおろして撮影 したが、ご覧のようなピンボケ!帰ってから調べたらレイジンソウ(伶人草)という名前で、雅楽を演奏する官吏(伶人)がかぶる冠に似ているということから名付 けられたもので,トリカブトの親戚だそうだ。 崩壊地を迂回後、沢を渡り返すところに仮設の小さな橋があって、大勢の登山者が休憩していた。(広河原をトップで登山開始したのに・・・・・・・・) 本当はここらあたりで休憩したかったのだが、落ち着けないようなので先を急いだ。が、間もなく二俣到着かな?というところでまた、見たことのない花が・・・・・。 まずは休憩して、観察してみることにした。この花の名前は「ミヤマハナシノブ」で、南アルプスNETによると北岳と白馬岳にしかないとのこと、全体に環弱しい 感じのする上品な花である。 案内書などでここにW.Cが設置してあることは知っていたが、驚いたのは、電源用のディーゼル発電機が設置してあって無人で運転していたことである。 南アルプスの渓流(一部の?)では大腸菌汚染もみられるとは聞いていたが、その対策の一つか?それにしてもヘリでの燃料輸送など、メンテも大変であろうに と、大いに感心! |
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<タカネビランジ> |
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<手前の広場が八本歯のコル> |
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11:00 八本歯のコル 二俣までは比較的緩やかに登ってきたが、山の斜面が急勾配になってきて、それにつれて登山道も、小さくジグザグを切った登山道になった。 気温も上がってきて急激に疲れが出てきた。急傾斜部分の1/3位まで登っただろうか?登山道と沢の水流が近くなったところでアクシデント発生! 温かくなったペットボトルの水を汲み替えようと、ザックをおろして水辺に近づいたとき、何やら鈍い音が! 見ると見憶えのある物体が、沢に向かって転落している最中!二度、三度と岩に衝突するたびにバウンドして鈍い音を出しているのは、さっき降ろしたばかりの 我がザック!心の中で止まってくれ〜!と叫んだがなかなか止まらず、結局十数メートル落下して小さな水たまりでなんとか停止。驚いたのは当人だけではな い!前後の登山者も、鈍い音を聞いて一瞬転落事故?と、思った様子にやむなく、「おれのザックだけの転落です」と、白状したものの物凄く恥ずかしかった! 周りの登山者たちの見守る中でのザックの回収、これまでに無い恥ずかしさを味わった。(ザックの上部には、二夜分の食材が冷凍したペットボトルと一緒に入っ ていて、ザック全体の重心が上にあったせいで転がったようである。回収後のチェックで外部に若干の擦り傷はあるものの被害はほとんどなかったのが不幸中の 幸いである) アクシデントのせいもあってか、急激に疲れが現れて足が前に進まなくなってきた。それでも、歩かなければ着かないのだと自分を励ましながら木製のはしごの 連続する急傾斜を克服して何とか八本歯のコルに到着!距離は長くないのだが、かなりの急な傾斜だった。 |
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<間の岳> |
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<山荘・北岳分岐へのはしご> |
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<山荘・北岳分岐> |
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<鳳凰三山> |
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12:00 北岳山荘への分岐 八本歯のコルからも急登が続いた!しかも急な岩場を直登するので疲れた体には過酷である。結局、標準コースタイムでは八本歯のコルから北岳山荘までが一 時間なのに、この分岐まで一時間もかかってしまった。 |
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<キタダケトリカブト> |
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<ミネウスユキソウ> |
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<巻道のお花畑> |
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<キンロバイ> |
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<イワインチン> |
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<山荘への巻道のはしご・足場(見た目ほど危険は感じない)> |
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<ミヤマコウゾリナ> |
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<ミヤママンネングサ> |
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<お花畑> |
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<トリカブトと間ノ岳> |
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<夕日を浴びる北岳と北岳山荘> |
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<夕日を見送る登山者たち> |
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13:20 北岳山荘 分岐から山荘までの巻道はとても素晴らしいお花畑が連続していて、ここでも初めて目にした花も多い!疲れてしまって思うようには撮れなかったが、これまで 見たことがないほど、花の密度が高く種類も多いお花畑である。 <キタダケトリカブト> 北岳の草原に稀に生える高さ15〜25cmの多年草。草丈は低く直立する。日本では最も高所に自生するトリカブト。北岳のみに生育する特産種でkitadakense の学名がついている。(NETより引用) <キンロバイ> キンロバイは蛇紋岩地の代表的な高山植物で、南アルプスの北岳や、至仏山、早池峰山などに分布することが知られているそうだ。 <イワインチン> ヨモギの仲間らしい。 <ミヤママンネングサ> ひょっとしたら見たことがあるかもしれない・・・・ 思うように花の写真も撮れないまま、ふらふらになって山荘に到着!テン場は山荘横のトイレの近くにあって、既に数張りが設営してあった。俺もと思いザックを 降ろしたが、風の塩梅でトイレ臭が強い、これはたまらん!と、山荘下に移動するとすでに良いところには建ってしまって傾斜の所しか見当たらない。 疲れてしまっていたので、若干の傾斜も大丈夫だろうと思いきって設営!なんとか元気があったのはここまで、恒例のビールにも気付かず、さっそくテント内で 横になって休息!目眩すらしてきた・・・・・・。(後から考えると、どうも熱中症だったようである) 若さのせいか?二時間ばかりして復活!さっそく山荘に行きまずは生ビールをグビリ!プワーッとなったところで350ml×2を追加購入してテントに戻った。 この夜は、肉(豚)鍋でコフェルに水を少々入れて野菜とキノコ、肉を入れコンソメで味付けするシンプルで旨い料理なのである。 鍋を肴に、一人宴会!横のテントでは大阪の同年輩の3人連れも大いに盛り上がっている。 夕陽の写真を撮りに出たところを、誘われて日本酒を少しごちそうになる。「どうもごちそうさまでした!」 雲の関係か地形の関係か、思うような夕日の写真が撮れないまま、もう一本ビールを仕入れて本日のけじめとし、いつの間にやら夢の中!というわけにはい かなかったが・・・・・・・・・・ ■三日目 [北岳山荘〜間の岳〜北岳山荘〜北岳肩ノ小屋] に続く! |
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