北穂高岳

<滑落者続出(たいした怪我人は無かったようではあるが・・・)>

<二日目 恐怖の北穂ピストン>

 

 

 

 

<ちょこっとだけモルゲンロート>

 

 

 

 

 

 5:40 北穂に向けて出発

5時ころから始まったモルゲンロートだったが、思うようには赤くは染まらず、5分くらいで終わってしまった。明日に期待しよう!

(トップページにモルゲンロートのパノラマ写真があります。大きすぎたようですので左クリックで保存の上、適当なサイズでご覧ください)

夕べは飲みすぎたんだろうか?やけに頭が痛い!そして喉も渇く!でも、せっかく着たんだから挑戦してやろうではないか! 

 

 

 

 

<大分登ったぞ!>

<蝶が岳と同じくらいの高さ?>

 

 

 

 

 

 

 

<前穂・テント村はさらにちっちゃく>

<このあたりはかなり急>

 

 

 

 

 

 

9:10 北穂高岳山頂到着

雪はしっかり締まっていて、アイゼンが良く効くので急登もあまり気にならないが、二日酔いの症状が重くて思うように進まない。

休み休み山頂を目指しているものの、日焼けした顔がヒリヒリし出したのと、喉がやけに乾いて水のがぶ飲み状態とで、体調は絶不調!

持ってきた500mlでは一寸足らない感じになってきた。

一昨年来たときよりかなり辛い!(お年を召したのか?二日酔いなのか?その両方なのか?)途中で何度か戻ろうかとも思ったが、喘いでいるうちに着いてしまった感じだ!山頂手前の松濤岩のコルで暫らく座り込んでしまったが・・・・・・

 

 

 

 

 

<槍方面>

<左のアップ>

 

 

 

 

 

 

 

<笠が岳に白山> 

<涸沢カールと前穂>

 

 

 

 

 

 

10:00 下山開始

北穂高小屋ではしっかり休憩をとり、この晴天の景色を十分に堪能したのだが、まだまだ眺めていたいこの景色!が、出発時の山岳パトロールの方がアドバイスしてくれた、雪の緩まないうちの下山が気になったので、勇気を出して下山することにした。

本当は、この小屋でスパゲッティでも食べたいと思ってきたのだが、軽食は11時半頃からとのことで、若干後ろ髪を惹かれる感じ・・・・・・

(山頂のパノラマ写真は、トップページのパノラマ写真に。大きくしてお楽しみください!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<スキーヤー> 

<滑落者(中央)を支えて下山する登山者たち> 

 

 

 

 

 

 

 

 

<奥穂方面> 

<左山頂付近の雪庇をズーム> 

 

 

 

 

 

 

 

 

<涸 沢> 

<まだまだ登って行く登山者たち> 

 

 

 

 

 

 

12:40 涸沢到着

やはり、すっかり雪が腐ってきていた。

前回も来ているので急勾配を一歩踏み出すのは少しの恐怖心も無かったが、油断していたのだろう!しばらく降ったところで、アイゼンの団子でスリップ!あわやのところで制動できたのと、近くの登山者に掴まえられたのとで事なきを得たが、かなりやばい状態であった。

そのあとは、気が小さくなってしまって超慎重の降りを心がけたのだが、物凄く滑りやすい!

下のから「アッ」と言う声がしたので、振り返ってみると俺の10mくらい上で滑落!キリモミに近い形で滑ってくる。俺の目の前には岩が露出しており、その岩に向かって滑っている。凄いスピードになって俺の目の前を通過したが、岩にぶつかったもののザックに当たったようであった。

さらに滑り落ちてゆき、約200mくらいの先の傾斜が緩くなったところで、他の登山者が飛びついて停止させた。

何人かの登山者が駆け寄って何かをしていたが、暫らく後皆でその人を確保しながら歩き出したので一安心!

こういうのを見て、さらに慎重になったため体に力が入って足の疲労が増大!膝ががくがくになって余計危険な状態になってくる。ゆっくり休み休み降って何とか到着したものの、数メートル上から滑ってきて俺にぶつかって止まった女性もおり、大変な下山になってしまった。

無事帰着したので、昼食を兼ねて乾杯をしたのは当然である。

 

 

 

 

 

<待機中のヘリ> 

<夕食前のひと時(向こうは白出のコル)> 

 

 

 

 

 

 

 

 

<大規模なデブリ> 

 

 

 

 

 

 

時間も有るし暫らくデブリ見物や散策・昼寝をして晩酌タイムを迎えたが、昨日の今日と言うことも有ってあまり飲めないまま就寝!

健全では有るが一寸物足りない感じであった。

 

 

 

 

 

 

<三日目 上高地へ(冬眠を終えた熊が出現)>

 

 

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