涸沢(北穂)

 

日焼けで↓のエテ公より赤い顔に!

 

2005.5.2〜5.4 上高地(テン泊・単独)

 

 

この連休には、前半の2、3日に双六方面、

後半6〜8日に涸沢へと計画していたが、後半の天気予報が思わしくない。

悩むほどのことではないが、天気の悪い日の山行きは結構気が滅入る!というわけで

迷った挙句、2日に涸沢入りして、3日に北穂〜奥穂を縦走し涸沢に戻り翌4日下山することとした。

結構余裕のある行程のようであるが、果たして・・・・・・・

 

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<河童橋から穂高方面>

<明神手前で食事中>

6:10 自宅出発

今日は涸沢まで行き着けばいいのでゆっくりと出発すればよい!予報どおりあまり天気が良くないようである、雨さえ降らなけれ

ばしめたものである。

 

7:10 平湯アカンダナ駐車場

平湯からの笠が岳の勇姿も全然である・・・・・!

シャトルバスは7:25とのこと、時間があるのでB・Tまで歩いて行こうと思っていたら、今度のはB・Tで乗り換えなしということだ

ったから、無料休憩所で展示の写真を見ながら時間を潰すことにした。

客は二組の夫婦だけ、思っていたよりうんと少ないのは平日だからなのか〜?

 

7:25 駐車場出発

B・Tでもほとんど乗ってこなくて貸しきり状態で上高地に向かう。

 

8:00 上高地B・T

釜トンネルはこの7月から新トンネルが開通して、対面通行になるので渋滞も少なくなるとバスの運転手が話してくれた。

さすが上高地!結構人が多い。

バスを降りるとひんやりと肌寒いので、早々に歩き出すことにした。

 

9:00 明神

明神手前の沢付近で、猿がケショウヤナギの新芽を盛んに食べている。猿にも春の恵みが・・・・・・・

 

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<氷壁の宿「徳沢園」前にて>

<横尾手前の林道に土砂崩れ>

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<ここからは工事用道路を歩く>

<横尾にて(こんなに小さい子も)>

10:00 徳沢

時間的にはかなり早いが、恒例にしているのでお得意の山菜そばを注文!いつ食べても美味しい!

 

11:40 横尾(12:00出発)

だんだん天気が回復してきて、青空が広がってきて暑くなってきた。

横尾の手前では山が崩壊して、林道を遮っているのでなるべく上を見ないようにすばやく乗り越した。そのすぐ先の工事用道路

から下山者が登って来たので、聞いてみるとこっちを通ったほうが歩きやすいとのことで、日差しの強い工事用道路を進むこと

にした。

 

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<登山道から蝶が岳>

<この時期のみ現れる?屏風岩の滝>

13:00 本谷橋

横尾からしばらくは、腐った雪がところどころ現れて、ぐちゃぐちゃになっていて酷く歩きつらくなってバテ始める。

途中で、屏風岩をじっと見ている登山者が、屏風岩で岩登りをしているのを見ていると言うので、同じように眺めてみたが俺に

は見えなかった・・・・・・・

しばらく進むと、屏風岩に見事な何段かの滝が現れてきたが、これまでは気がつかなかったので、雪解けの時期にだけ現れる

滝なのだろうか?それにしてもなかなか立派な滝である。

ここから皆さんアイゼンを装着して先に進むが、足に自信がない俺は足に余分な重石をつけたくないので、行けるところまでつ

ぼ足で進むことにした。

 

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<涸沢の上り始めの急登>

<前穂が見え出す>

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<振り返って、向こうが横尾本谷と横尾のコル>

<ようやく鯉のぼりが見えてきた>

 

 

15:20 涸沢

本谷橋からは本格的な雪道となって、横尾谷左岸を進み涸沢との出合い付近で、右岸よりに寄って涸沢の真上の雪渓を進

んでいく。

コースのほとんどがコブコブのデブリの上、それに夏道と違って沢をほぼまっすぐに登るので、かなりつらい!夏道の場合は涸

沢ヒュッテが見えてからが長いと感じるが、今は雪に隠れて鯉のぼりが見えてくるまでが長い。

途中で何度も休憩を繰り返してようやく、涸沢小屋との分岐にたどり着いたがテン場へはどっちが近いか迷ったが、皆さんの進

むヒュッテへの巻き道を選んだ。

今回もヘロヘロになって到着。早速幕営の申し込みをして、ベストポイントを模索するが防風壁のついた良い場所は既に設営

してあるので、適当な空き地に設営開始。

が、肝心のペグが見当たらない!よく考えれば昨年ここでポールを折損した後、修理に出したときに袋から出してそのままだっ

た!困ったが、ここまで担いできたのに使わないのはなんとも悲しい、やむなく支線をそのまま雪に埋め込んで、見た目は完

璧に設営完了!急尾風が吹けばきっと飛ばされてしまうだろうが、くよくよはしていられない、おでんが待っているのだ!

 

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<ようやく到着!>

<山がきれい!(何故か写真は汚い)>

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<やはり涸沢の主役は涸沢槍か>

<えへへ!>

早速ヒュッテに出向いて、手始めに生ビールとおでんを注文(昨年はセットになっていたが・・・・・・)してベンチに腰を据える。

生ビールはあっという間になくなってしまい、やや寒くなってきたので熱燗に変更。

時間は十分にあるのだが、財布の中身はいたって乏しい。明日の分も残しておかなければいけないのだが、さらにもう一

本・・・・・・

ここで、賢い俺は考えた。足元に細長い石がある、これをペグ代わりにしては?早速売店のお嬢さんの了解を得て石を4個キ

ープしてテントに行き、手直しをしたがかなり有効な手段で、雪で滑って抜けてしまうアルミのペグよりもはるかに強固に固定で

きた。

これで明日、テントを一人っきりにしても風に飛ばされる心配は無い!気分を良くしてテントにもぐりこみ、持

参の焼酎をお湯割にしながら夜は深けてゆくのであった。

 

 

 

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