薬師岳(2,926m)・黒部五郎(カール)

 

 

日 程 2003. 8.22〜24(晴)<大山町折立登山口>(テント2泊)

 

 

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<一日目(8/22)> 

5:30 有峰林道「大多和ゲート」到着

 

6:00 ゲート開門

国道41号を富山方面に向かい神岡町を過ぎ、割石トンネルを越したあたりを右折すると有峰林道に向かう農道?に入る。

約40分、細くてクネクネ曲がっている道路を進むと大多和ゲートにぶつかる。(途中の一部分は舗装して有るが殆どが未舗装、狭くはあるが乗用車でも通行可)すでに諏訪からきたという同年輩の男性が開門を待っていた。

開門間際に正面の薬師岳から、朝日が昇ってきて朝霧とマッチして素晴らしい。

 

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<大多和ゲートから薬師岳>

<日の出前の雲海>

<薬師岳からの朝日>

<ゲート横の天の夕顔碑>

 

 

 

 

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6:40 折立登山口出発

気が急いて準備もそこそこに駐車場を後にする。

歩き始めてすぐの所に十三之塔が立っていて真新しい花が添えられていた。

昭和38年の愛知大学生13人が犠牲になった、冬山遭難事故を覚えていらっしゃる方も多いと思うが、その死を悼んで建てられた「十三重の塔」(とみえのとう)には今でも夏山開きに、献花が行われている。故新田次郎氏の小説「薬師岳遭難」に詳しく書かれているので興味のある方はご一読を。・・・・池原さんのHPから借用

この慰霊碑を過ぎると1870m地点の三角点までは樹林帯の中、急登が連続する。

先日来、時々膝のお皿の横から軟骨状のものが飛び出すことがあって凄く痛い!手でなんとなく摩ると元に戻る。

度々この症状が出るのでなかなか進まない。

 

8:30 1,870m三角点

ここには木製の立派なベンツが置いてあって大勢の登山者が休憩をとっていた。

遠くの山のガスが切れてきて皆さんがあれは立山、あれが剱岳といっているが俺には勉強不足でよく分からない。

膝の調子が良くないので汗だけぬぐって先を急ぐことにした。

 

<十三重の塔>

 

 

 

 

 

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<三角点・奥の山が薬師岳>

<途中の檜の巨木>

<剣岳?立山?も見えた>

<三角点手前でママコナ>

 

 

 

 

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11:20 太郎平小屋に到着

途中、空の端っこの方から雲が出てくるのが見えて展望を、危ぶんだが辛うじて間に合ったようである。

 

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<眼下には有峰湖>

<池塘もいっぱい!>

<ヘリの向こうは剱岳?>

 

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<太郎兵衛平の標識・水晶岳が見事!>

<イワショウブに地蜂>

<テヤマリンドウ(白花)>

<池塘にキンコウカ>

 

 

 

 

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12:50 テント設営後薬師岳に出発

太郎平小屋で昼食の大盛りラーメン 1000円。

500ml缶ビル2本購入後テン場に向かう。

テン場までは(約30分)ほぼ水平の木道・石道を通った後、一気に薬師峠への急坂を降りる。

テン場には、豊富な水が出ている水場・比較的綺麗なトイレが完備されており、驚いたことには生ゴミ、缶類、燃えるゴミを選別して捨てられるようになっていた。

テン場から薬師平まではいきなり水のある谷を登っていく、途中から水の無い沢に変わるが、そこには素晴らしいお花畑が広がっていた。

 

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<薬師峠テン場・右の青いのが・・・・>

<お花畑チングルマ群生>

<ウサギギク>

<ヤマハハコ>

 

 

 

 

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13:20 薬師平

薬師平は高山植物の保護のため木道となっている。

正面には槍ヶ岳がデーンと見えている。

 

14:20 薬師岳山荘

熱さで喉がカラカラ!山荘で300円のジュース購入。たぶん管理人だと思うが中年の凄く綺麗な人だった。(帰りにも、牛乳を買いに寄ったがその時は若い男だった・・・・・)

 

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<薬師岳山荘>

<薬師平から槍が岳>

<薬師岳山荘の手前>

<薬師岳山荘>

 

 

 

 

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15:20 薬師岳山頂

何時の間にか膝の調子が良くなっていたが、これまで庇ってきたせいか足がやけにだるい!足を引きずりながら山頂近くまで来ると、北アルプスの山々のパノラマと無気味なくらい勇壮な天然記念物のカールが見えてくる。

もの凄い迫力である!

名残惜しいが、テン場に帰ってビールを飲まなければならないので、重い足を引きずりながら復路を辿ることに・・・・・・・・ 

 

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<天然記念物中央カール向こう水晶岳>

<金作谷カール>

<中央カール>

<薬師岳山頂>

 

 

 

 

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17:30 薬師峠テン場

宴会開始!一時間ばかり過ぎると少し周りが騒がしい、外に出てみると富山市方面が真っ赤に燃えていた。夕焼けである!

 

 

 

 

<綺麗な夕焼け♪>

 

 

 

 

 

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