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北 岳 |
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2017年 8月27〜29日 草すべり・八本歯のコル周回(二泊三日・単独) |
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今年の夏の天候はちょっと変である? 白根三山や荒川三山には是非とも行きたいと晴天を虎視眈々と狙っていたのだが、 思うようにタイミングがつかめないまま、8月も終わろうとしてきた。 百点満点の晴天には程遠いとは思ったが、この際止むを得ない!運が向いて快晴になることを期待して出かけることにした。 今回は早朝の自宅出発は避けて、白根御池小屋で一泊し北岳山頂を経て間ノ岳へ、そして北岳山荘に戻って宿泊、 翌日は八本歯のコルを経由して下山、という一見合理的風な計画だと思われたのだが・・・。 |
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<登山地図(上の地図をクリックすると位置図)> |
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<大樺沢と北岳(雲に隠れていて先が思いやられる)> |
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<登山道の様子> |
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<俺の好きな花のひとつ黄花ツリフネソウ> |
10:30 芦安市営駐車場 自宅から高速を使って約3時間、いつものバス停の駐車場に向かうが満車とのことで第一駐車場に誘導された。 そこには乗り合いタクシーがまさに出発しようとしていたが、聞いてみたら既に満員とのことで、準備を整え乗り合いタクシー発着所の ある第二駐車場に行って発車を待つことにした。 男女二人の登山者も到着したところで乗り合いタクシーも到着、しばらく待っていたが乗客が来なかったからなのか3人のみの乗客で スタート、この時間は時刻表とは関係ない運行のようである。 11:30 広河原 昼食前だったので広河原山荘で肉うどん(800円)の昼食、まずまずの味だった。 超高速飲食後11:45出発。 |
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<白根御池分岐> |
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<白根御池小屋の標識(この標識で元気が出た)> |
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<可愛らしいキノコ> |
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<白根御池> |
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<白根御池小屋> |
14:45 白根御池小屋到着 登山道は、白根御池分岐からかなりの急坂になって、小屋の30分ほど手前からは突然平坦な登山道なる。 久しぶりの登山にすぐにヘロヘロ状態になって、次から次と後続の登山者に追い抜かれる。女性ばかりのクラブツーリストにも追い抜 かれたが、流石はプロのガイドさん(うら若き女性)ペース配分がすばらしく、なんとなく付いていったのだけれど、遅れながらも附いて いけた。 15時過ぎの到着で計画していたのだが、お陰でずいぶん早く到着することはできたのだが、廻りはガスっていてぼんやり!その上気 温が低く寒かった。 何もすることが無いので、手続きが終わって荷物を部屋に置いたらすぐビール!そして日本酒!さらにはビール!そしてやっとで17 時の夕食になって晩酌時小屋指定の恵比寿生ビール!さらに食事が終わって熱燗!なんだかんだとよく飲めた! 小屋はあまり混んでいなくて布団1枚/1人、が、若干丈が短いようで反対側の人と足先がぶつかった。また、部屋が暑くってせっかく 上手く酔っていたのだが良く寝られない夜だった。 |
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<日の出前の赤抜沢ノ頭と観音岳> |
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5:00 白根御池小屋出発 朝食の予定は5時からだったが、15分くらい前に言ったら食べることができた。 昨晩は十分に飲んだのだが、飲酒と食欲はあまり関係が無いみたいでがつがつと詰め込んで即準備、計画より早く出発と相成った。 朝早いからなのか登山者は少なかったが、草すべりが終わるまでに何人かに追い抜かれてしまった。 |
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<センジュガンビとハクサンフウロ> |
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<マルバダケブキがいっぱい> |
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<草すべりの様子と白根御池> |
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<タカネナデシコ> |
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<オレンジ色になったナナカマドの実> |
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<イブキトラノオ> |
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<タカネヒゴタイ> |
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<おおっ!富士山が見えたぞ〜> |
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<右俣コースとの合流地点> |
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<オンタデ?と富士山> |
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<北岳への登山道(中断に肩の小屋がある)> |
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<左側甲斐駒ケ岳と小太郎山、右の奥が八ヶ岳> |
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7:40 小太郎尾根分岐 この分岐までは相当な急坂、天候はあまりよくなかったが思っていた以上に花が残っていて、ゆっくりと楽しみながら登ってくることがで きた。どんよりと曇った空に富士山の上部がちらりと見えたときには大いに感激! 振り返ると件のクラブツーリストの一行が間近に迫っていた。どうも右俣ルートで登ってきたようである。 8:40 北岳肩の小屋 何故かしらコースタイム30分のところ1時間もかかっている?トイレを借用後すぐに山頂に向かって出発。 |
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<もう秋の気配を感じさせるウラシマツツジ> |
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<チシマギキョウ> |
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<ミヤマアキノキリンソウ> |
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<山頂からの展望(ローソク岩か?)> |
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<チョウノスケソウの穂> |
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<シコタンソウ> |
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<山頂標識もぼんやり!> |
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<まだまだ健全チシマギキョウ> |
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9:50 北岳山頂 山頂が見えた変から急激に天候が悪くなり雨こそ降らなかったが霧と強風に悩まされるようになってきた。 この強風の中、山頂で自炊している数人のグループがいたが、思わず若さっていいな!などと柄にも合わないことを考えてしまった。 何とか富士山が見られないものかと粘ってみたが、風や霧はひどくなる一方!寒くなってきたところで山荘に向かって下山開始。 11:30頃 北岳山荘 下山路はなかなか険しい!ガレ場・ザラ場の連続!その上に霧混じりの強風、最悪である。濃い霧でメガネに付いた水滴が足元さえ 見えなくする、途中ですれ違った親子は、岩陰にしがみついて俺を待っていてくれる有様!先の見えない不安もあって小屋までとても 遠く感じる。途中で八本歯のコルのほうに行けば少なくとも風は緩むと思えたが、距離が伸びるのが嫌で直進。 小屋に近くなったと思えるあたりで、八本歯のコル方面から八甲田山の彷徨のような人影が見られた。 しばらくして合流することになるのだが例のクラブツーリストの一行であった。(決して彷徨していたわけではなく、霧を通して見たので そのような感じがしただけである、念のために・・・) |
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<夕方になって富士山が顔を出してくれた> |
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<夕飯の様子> |
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<北岳南面(登山道がなんとなく見える)> |
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<この後また隠れてしまった> |
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山荘に到着してカレーライスを注文して食べ終わっても霧とおさまる気配は無い!計画では約3時間かけて間ノ岳へのピストンではあ るが、もうその気は失せてしまってビールモードに入ってしまっていた。 談話室にもなっている食堂で備え付けの本を読みながら、ビールやチュウハイを楽しみつつ時々外に出て様子を伺う、そして関東から 来た女性達と歓談しつつ天候の回復を待った。14:30頃になってガスが取れてきて富士山画家おお出してくれた。 精一杯のサービスか?外に出る気も無いので窓から写真を撮りつつ飲みつつ・・・、ようやく夕飯になった。 夕食後もビールを飲みつつ消灯時間まで、韓国から百名山残18座完遂のため来日したSさんと山談義、年金を下ろしてきたと冗談の ように話していたが、韓国山岳会の重鎮のようだった。 |
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<見えにくいけれど雷鳥さん> |
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<ミネウスユキソウ> |
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<ミヤママンネングサだと思う?> |
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<ヤナギランにも出会えた> |
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<登山道の様子> |
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<また富士山が現れた> |
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<北岳山荘(若尾文子さんの旦那黒川紀章さんの設計だそうです)> |
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<八本歯のコルを俯瞰> |
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<八本歯のコルに降りる登山者> |
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<タカネグンナイフウロ> |
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<タカネビランジが残っていた> |
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<まだまだ盛りのミヤマハナシノブ> |
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<シナノオトギリソウ> |
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<トモエシオガマかな?> |
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<クガイソウ> |
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<イブキトラノオ> |
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<サラシナショウマ> |
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<トリカブト> |
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<タカネナデシコ> |
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<黄花ツリフネソウ> |
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6:00頃 北岳山荘出発 今日も悪天候は続いている!頭にきてすぐに下山することにした。 8:00頃 八本歯のコル 相変わらず風は強いが昨日ほどではない!途中に連続するお花畑にはいろんな花が咲いていてとても綺麗だが、詳細に観察する気 は起きない。コルに近づくにつれて風・霧がおさまって富士山が今回最後のお目見え! 大樺沢二俣のところでクラブツーリストの一行が休憩中、山頂経由で降ってきたそうであるがヘロヘロになって下ってきた俺としては羨 ましい体力だった。 以降は更にへとへとになって、写真も撮れないくらいだったので時間データーは無し!もちろん広河原に到着した時間などは、恥ずか しいくらいに遅かったので内緒!ただ最終の乗り合いタクシーよりは早かった。 |
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〔雑 感〕 悪天候はある程度は覚悟をしていたもののせっかく行ったのに・・・、と、悔しい気持ちでいっぱいである。 天候不順影響で山へ出かけられなかったのと、怠け者の性格が祟って運動不足の塊になっていたための、当日筋肉痛や原因不明の 極端な疲労感に悩まされてしまった。次回は十分な準備をして出かけよう! |
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