剱岳(早月尾根)

 

 

 

 

 

 

2013年 8月 7日 剱岳(単独・小屋泊二泊)

 

 

 

 

 

 

暑いけれど、安定しない今年の天候、

所用等もあって思うように山へ行けなかった。

漸く安定した晴天が期待できる天気予報に気をよくして、あろうことか?

北アルプスの3大急登「早月尾根に」挑戦することにしてしまった。

6年前?はテントを担いで登ったのだが、今回は優雅にゆったり!小屋泊と洒落込んでの挑戦なのだが・・・。

 

 

 

 

 

 

<登山ルート図>

 

[一日目]馬場島〜早月小屋

 

 

<剱岳山頂には雲がかかっていた(登山前馬場島入り口にて)>

 

 

 

 

 

 

 

<登山口広場>

 

<松尾平展望台>

9:05 馬場島登山口

いつ来てもここまでのルートの詳細が覚えられないが、自宅から約2時間半で到着。

狭い登山口近くの駐車場は、俺の分を残してほぼ満車状態。

9:55 展望台

天気が良くて暑いうえ、いきなりの急登に早くも音を上げながらベンチのある展望台に到着、先行の俺と同年?の男性と年配の女性が休憩していた。

 

 

 

 

 

 

 

<立山杉>

 

 

 

 

<立山杉と登山道>

12:00 標高1400m

先ほどのお二人休憩している。

当然、くたくたの俺も休憩。ついでに昼食も、今日はぶっかけうどんのとろろ乗せ!暑い日にはこれに限る・・・。

それにしても、こんなに急登だったのかと疑問に思えるくらい辛い登り、どうして以前はテントを担いで登れたのか?

 

 

 

 

 

<ハクサンオミナエシ>

 

<オヤマリンドウ>

 

 

 

 

<ツルリンドウ>

 

<ミヤマホツツジと名前が分からんのでマダムバタフライ>

 

 

 

 

 

<これも名前が分からん>

 

<シモツケソウ>

 

 

 

 

 

 

 

<避難小屋跡?>

 

<まだ十分見頃のキヌガサソウ>

12:20 標高1600m

標準コースタイムから遅れること40分、体中の血液が熱くなっているような気がするほど暑い!

14:45 標高2000m

200mごとに標識が設置してあるようなのだが、1800mの標識は見逃してしまったらしい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

<展望台から早月小屋>

 

<小屋の夕食>

15:40 早月小屋到着

小屋の手前では、崩壊でもしたのか以前のルートとは違って、尾根筋を展望台まで直登するコースに変わっていた。結構な急との上にまだ新しいので気に根っこが邪魔をして歩きにくい、ここで完全にグロッキー状態になってしまって、小屋に着いた時には青息吐息!

でも、先行のお二人がビールを飲んでいるのを見たら、たまらなく飲みたくなって宿泊の手続きもそこそこにグビグビ!ホッとした瞬間だった。

件のお二人と話をしていたら、男性は同郷の高山市の登山ガイドの滝根さん、女性は神戸からきているお客さんだという事だった。

 

 

 

 

 

 

 

<小屋前から小窓尾根>

 

<夕日の様子>

部屋は二階の大部屋、12人くらいの部屋に10人くらいだったか?布団1枚に一人は確保できた。

夕食は17時から、下半身を締め付けるタイツは脱いで軽いズボンに変えて挑む!食事は宿泊者全員が一度で済んだようだが、なんとなく宴会って雰囲気ではなかった。

一寸ばかり飲み不足だったので、談話室で仕事?している滝根さんに無理を言って付き合ってもらってしまった。

そんなこんなで夜は更けていくのであった・・・。

 

 

 

 

 

 

[二日目]早月小屋から剱岳山頂から早月小屋

 

<早月尾根・早月小屋を俯瞰>

5:20 早月小屋を出発

小屋の標高は2200m、山頂まで800mばかりの登りなので昨日の1500mばかりから見れば約半分、昼ごろに戻って夕方には馬場島帰着の予定なのだが?

ヤマテンによれば6時頃に小雨があるらしいのだがそんな気配はない。

6:00 標高2400m

這松帯に入ると小屋が俯瞰でき、穏やかな尾根歩き。

 

 

 

 

 

 

 

<ミヤマダイモンジソウは見頃>

 

<アオノツガザクラの群落>

6:55 標高2600m

ここでは、ちょっとした雪渓歩き、とは言っても勾配は緩やかですぐに通過してしまう。その先はアオノツガザクラの群落、時期的にやや早いのでまだ花は小さいがなかなかの見応え!

 

 

 

 

 

 

<クルマユリ>

 

 

 

 

 

 

 

<ヤマハハコ>

 

<トリカブト>

8:10 標高2800m

ここかららが本格的な岩稜帯、大分草臥れているので暫し休憩。

少し先の鎖場では若干名が渋滞待ち。

 

 

 

 

 

 

 

<登山道の様子>

 

 

 

 

 

 

<鎖場に取りつく登山者たち>

 

 

 

 

 

 

 

<鎖場の様子>

 

<クモマグサ>

 

 

 

 

 

 

 

<もうすぐ山頂>

 

<山頂到着>

 

 

 

 

 

 

<別山・室堂方面、中央右奥は薬師岳>

9:10 剱岳山頂

鎖場の連続で相当くたばってしまった!

途中で追い抜いて行った滝根さん達は大分前に到着していたようだが、山頂で待っていてくれて登頂の握手。

山頂でしばらく休んでいると、室堂方面のガスがとれて、かすかだが薬師岳擦れ見られるようになった。

これを潮に下山することにした。9:50

 

 

 

 

 

 

 

<ガイドの滝根さんンとそのお客さん>

 

<ヨツバシオガマ>

 

 

 

 

 

 

<山頂にお別れ>

10:50 標高2800m

関根さん達に着いてゆくのが精一杯!相当に草臥れてきていた。

このあたりから、もう一泊して明日下山!頭をよぎるが、一方この時間なら何とかそれなりの時間に下山できるとも思いだす。

 

 

 

 

 

 

 

<ミヤマリンドウ>

 

<チシマギキョウ>

 

 

 

 

 

 

<シナノキンバイとミヤマキンポウゲ、奥は小窓尾根>

 

 

 

 

 

 

<チングルマと小窓尾根>

12:00 標高2600m

だんだんペースが落ちてしまって、滝根さん達に先に行ってもらうことにし、超ゆったりペースでだらだらと下山!

 

 

 

 

 

 

 

<このバイケイソウは綺麗だった>

 

<小屋での夕焼け>

13:00過ぎ 早月尾根

随分遅くなったけど何とか辿り着いた。

滝根さん達は昼食を終えて下山するところ・・・。

この時間でも、すぐに下山すれば暗くならないうちに着けることは間違いないが、完全なグロッキー状態なので、途中で転倒するのも嫌だし、はやくビールも飲みたいし・・・、連泊に決定!下山するお二人を見送って、まずはカルピスウォーターで喉を潤す。

その後は、毎度の行動と変わりはないが、外のテーブルで寛いでいたらやはり高山からの女性お二人が到着。このホームページを見たことがあるという瑞浪の男性や、愛知からの女性とも一緒になり17時の夕飯間際まで山談義!昼間のあのグロッキー状態も忘れて楽しい一時を過ごすことができた。

今日の夕飯は一回では終わらず、大部屋では夕飯が終わって宿泊者数が確定するまで布団も敷けなかったので、少しそのあたりをぶらついて時間をつぶした。本当はもう少し飲みたかったが、物凄く酔っ払った人達の毒気に当たったのかなんとなく飲めなかった。

 

 

 

 

 

 

[三日目]早月小屋から馬場島

 

<小屋展望台から剱岳山頂>

 

 

 

 

 

 

 

<土嚢の登山道は歩きやすかった>

 

<名前は忘れた>

 

 

 

 

 

 

<今年はコバイケソウの咲年>

5:20 早月小屋出発

7:30 標高1600m

7:55 標高1400m

9:10 展望台

10:00 馬場島登山口帰着

 

 

 

 

 

 

[雑 感]

今回の雑感は当然グロッキーの話題、理由は単なる経年なのか?どこかに具合の悪いところがあるか?は不明だが、昨年あたりからひ弱になった感じがする。

これを鑑みて今年の登山は小屋泊を主体にし、テン泊は紅葉の山小屋混雑時だけにしようか等と考えている。

それでも、このコースはさすがと言えばさすが、辛い登り一辺倒のコースではあるが、終わってみればいいコースと思える。

 

 

 

 

 

 

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