美ヶ原

 

 

 

 

 

 

2012年 2月24日 山本小屋から王ヶ鼻往復(単独・日帰り)

 

 

 

 

 

 

この美ヶ原は、前回の車山の続きみたいな感じの山で、一応百名山となっている。

この時期はスノーシューイングで大変賑わうそうである。

今回も、天気予報に期待して決めたものなのだが、

前日には、全国的に降雨だったので、雪が残っているかどうか心配である。

 

「・・・全く桁が外れて広い。

美ヶ原の範囲はどこまでを指すのか知らないが、南の茶臼山から北の武石峰まで、

広濶な山上の草原が、果てしもないように続いている。

さあ、どこまでも勝手にお歩きなさい、といった風に続いている。・・・・」

深田久弥の日本百名山「美ヶ原」より

 

 

 

 

 

 

登山マップ(マップをクリックすると位置図)>

 

 

 

 

 

 

 

<山本小屋ふるさと館>

 

<樹氷が良い感じ>

9:10 山本小屋ふるさと館駐車場

NETで調べたところ、この時期にこの高原にマイカーで来るには、岡谷I.Cで高速を降りてR142経由で県道178号線を辿るしか無いようで、気分的にかなり遠くなるが、ホテル泊なんて贅沢の言えない身分ではやむを得ない。

県道に入ってしばらくしたら路面に雪が現われた!しかも、前日の雨でガラガラに凍っているところや、雪の解けたのが凍って鏡のようになっているところ等あって、時々滑りながらも上りはまだ良いが帰りが心配などと思いながらも駐車場に到着!(FF車・スタッドレスタイヤ・チェーン不使用で、かろうじて登ってこられた感じ)

駐車場の歩行できるところも、ほとんどが鏡のように凍っていて危険極まりない!

 

 

<王ヶ頭ホテルは比較的近くに見えるが結構遠い、それにしても広大な台地である>

 

 

 

 

 

 

<美しの塔の詩人尾崎喜八の詩>

 

 

 

 

<美しの塔>

 

<王ヶ頭ホテルはガスの中>

9:40 美しの塔

なるほど、広大である!木柵で区切られた道路は、スノーシューやスノーモービルなどに踏み固められていて外さなければ比較的快適に歩ける。もちろん、スノーシューは必要が無いのでザックに括り付けたままである。

この塔は、登山者がガス等で迷った場合に、ここの鐘を鳴らしてその所在を知らしめるために作られたと、雪上車で宿泊客を案内してきた人が説明していた。その人が教えてくれたのだが、今日は昨日の雨で雪が締まっているので坪足で、道路を外してホテルまでシュートカットしてもOKとのこと!どうも雪のある時は何処を歩いても良いってことらしい。が、今回は時間手に十分余裕があるので柵に従っていくことにした。

 

 

 

 

 

 

 

<ホテル周りの電波塔群>

 

<ホテル前の高原標識>

 

 

 

 

 

 

<王ヶ頭から北アルプス南部(遠くの鉄塔は王ヶ鼻)>

10:45 王ヶ頭

途中、南西方向から吹き上げてくるガスに覆われて視界が無くなった場面もあったが、電波塔群の横のホテルの脇を通過したら北アルプスの山並みが現われて到着!

なんと、横の方には駐車場が・・・、何台かの車も止まっている。なんのことはない、ここまで道路が通じているのである。

なんだかものすごく損をした気分になったのだが、ホテル宿泊者の送迎や従業員専用らしい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

<錫か何かの金属で作った造花のようだった(マルバダケブキか?)>

 

 

 

 

 

 

<王ヶ鼻手前から穂高・槍>

 

 

 

 

 

 

<王ヶ鼻>

 

 

 

 

 

 

<王ヶ鼻の石仏群と北アルプス南部(石仏ではないのも映っている)>

11:15 王ヶ鼻

王ヶ頭から大きく降って緩やかに登り返すと王ヶ鼻に着く、ここにはいくつかの石仏があって静かに北アルプスを見守っている。

そして視線を左に移すと、南八ヶ岳の端っこに富士山が見られるのだが、今日は残念ながらぼんやりと霞んでしまって、精一杯目を凝らせばどうにか見られる程度である。

 

 

 

 

 

 

 

<浅間山>

 

<美ヶ原とその向こう八ヶ岳>

 

 

 

 

 

 

<浅間山をズームアップ>

 

 

 

 

 

 

<美ヶ原と浅間山>

 

 

 

 

 

 

<美しの塔と王ヶ頭、右奥に見える山脈は北アルプス>

13:10 山本小屋ふるさと館駐車場帰着

王ヶ鼻で北アルプスを見ながらまったりしているといつまでもいられるが、腹も減ったのでホテルの食堂へGo!ホテルでは、軽食メニューがたくさんあったがお上品にスパゲッチを注文、どうやって作ったかは見えないけど凄く早く出てきてびっくりした。

結構宿泊客がいて大変にぎわっていた。

食後は、ゆっくりゆったりと広大な台地や遠くのアルプスを楽しみながら歩いた。周りには全然人影が無く、ちょっと寂しかった!

 

 

 

 

 

 

[雑 感]

本当にびっくりするほど広大な台地である。

水さえあればこの台地のど真ん中に内緒でテントを張って、星を眺めたりアルプスを眺めたりして過ごすと最高だとは思うけど・・・。

また、春になれば花も素晴らしいらしいので、ぜひとも来てみたい!できるならば下から歩いて・・・。

 

 

 

 

 

 

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