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裏妙義山 |
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2012、5、 7日 御岳コース・並木沢コース周回(単独・日帰り) |
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Netで花情報を調べていたら、 妙義山系にもイワザクラが自生しているという! なんでも、この山固有種で「ミョウギイワザクラ」というそうである。 これまで、舟伏山・御坂の十二ヶ岳で見てきた手前、これもぜひとも見てみたい! 連休中は何かと山行の機会が無かったが、 明けた途端に漸く都合も天候も好転したので、またまた急遽ではあるが出かけることにした。 なお、今回のコースはずいぶん険しく時間もかかるようなので、 清水の舞台から飛び降りる気分で、国民宿舎を予約して万全の期すこととした。 (なお、コース選定に当たってはジオンの山行記録を参考にさせていただきました) |
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<きれいな朝焼け(松本市内にて)> |
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<はっきり見えてないけど後立山のモルゲンロート> |
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<上信越自動車道から妙義山(ピークの名前はわからない)> |
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<裏妙義山登山コース案内(国民宿舎看板)> |
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赤城山、榛名山と共に上毛三山(じょうもうさんざん)の一つに数えられる。 険しい岩峰の尖った姿が特徴的で、日本三大奇勝の一つである。 また、国の名勝に指定され、日本百景に選定されている。 妙義山は、白雲山・金洞山・金鶏山・相馬岳・御岳・丁須ノ頭・谷急山などを合わせた総称で、 南側の表妙義と北側の裏妙義に分かれている。 妙義山は安山岩の溶岩、凝灰岩、礫岩で出来ており、いまから700万年前の噴火で出現した火山が、 その後の風化・浸食が火山内部まで達したことで現在のような荒々しい山容になったものと考えられる。 |
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<碓氷川沿いの駐車場(トイレあり)> |
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<麻苧の吊り橋(まずはこのつり橋を渡る)> |
7:05 麻苧の滝駐車場 いつものように、カーナビの命ずるまま進んできたが駐車場がなかなか見つからず、適当なところで近所の人?に聞いて何とか到着することができた。 結構わかりにくい場所ではあるが、トイレもある広くて立派な駐車場である。 最初は俺一人だったが後から1台やってきた。 |
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<銭洗い弁天> |
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<途中の東屋(新緑が素晴らしい!)> |
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<麻苧の滝(父滝)> |
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<この鎖場(山と高原地図で危険マーク)から難路が始まる> |
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7:35 麻苧の滝 登山道は麻苧の滝(父滝)の手前の吊り橋を越したところで無くなった!と思ったが、よく見れば突き当りの岸壁に「丁須の頭」と書いた小さな標識があった。その隣には黄色のペンキマークもあるのだが、よもやこんなところは普通行かないだろうと、疑問を持って観察するも他にそれらしいところは見当たらない!仕方がないので覚悟を決めてチャレンジ、左は小さな滝(母滝?)になっているので足元の岩が濡れていてとても滑りやすい!体をうんと伸ばしてまず鎖に取りついてから恐る恐る岩に足を載せる。やはり滑る。 が、鎖を持つ手に力を込めて強引によじ登る!何とか登り切ってホッとする!先が思いやられる瞬間だった。 |
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<滑りやすい岩を登ったらこんな尾根道> |
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<すぐに鎖場(岩壁にステップが掘ってあるので・・・)> |
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<こんなところも> |
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<鼻曲り(龍駒山)> |
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<鼻曲りからの展望(碓氷峠鉄道文化むら)> |
8:15 鼻曲り(龍駒山) 何とか滝横をよじ登った後は歩きやすいちょっとした尾根道、と思いきや濡れた緩い勾配の岩壁の鎖場(岩にステップが切ってあって登りやすい)!そして、女滝上部のこれまた濡れた岩場のトラバース等結構鎖場が多く心臓にあまり良くない。 やがてミツバツツジの咲く尾根道になって、すこぶる展望の良い岩棚の鼻曲りに到着したのだが、切り立った崖上の岩場なので高度感が怖くて先っちょまで行かれない!ここまででかなりの冷や汗をかいてしまったので、暫しの休憩。 |
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<産泰山から(新緑が綺麗!)> |
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<産泰山からの縦走ルート?> |
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<登山道の様子> |
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<石祠あたりから手前御岳、左の突起は丁須の頭(ちょうすのかしら)> |
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<二連の鎖場(多分)> |
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<御岳山頂碑> |
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<御岳山頂から表妙義山> |
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8:50 産泰山 鼻曲りからはちょっとした岩場はあるものの、比較的穏やかなアップダウンの連続。 9:50 御岳山頂 御岳は遠かった。 産泰山から大きく降って岩場有り、鎖場有りの急峻コース! 時々見えている丁須の頭も中々近づかない。 |
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<ミョウギイワザクラ> |
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<ミョウギイワザクラ> |
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<○○スミレ> |
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<こんなところも(リッジ上鎖?)> |
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<丁須の頭に大分近づいた> |
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<籠沢のコル> |
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<これを登りきると鍵沢のコル> |
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<ミョウギイワザクラ> |
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<白飛びをしてしまっているけど白花> |
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<ミョウギイワザクラ> |
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<裏妙義山の核心部丁須の頭(ちょうすのかしら)> |
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<鍵沢のコルの長い鎖(ここを降れば鍵沢コース)> |
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<こんな尾根筋も通ります> |
11:10 籠沢のコル 御岳山頂からも岩場を大きく降る。 しばらく進んで三連鎖の辺りだったか?ミョウギイワザクラの群生!ここまでにもちょこちょことは有ったのだがいずれも盛りが過ぎて縮んでいたが、ここの花は健在で丁度見頃! さらにしばらく進んだら、国民宿舎裏妙義からの登山道籠沢コースと合流する籠沢のコル、左手下方に向かって長い鎖が垂れている。こ のコースも中々険しそうな感じだった。 11:30 鍵沢のコル(丁須の頭基部) 籠沢のコルから籠沢の反対側を大きく降って、丁須の頭基部を大きく巻いて鍵沢のコルに到着!その手前の鎖場にもミョウギイワザクラの見頃の群落が、しかもここには白花もあって大いに満足して疲れがとれる一瞬であった!と言いたいが、急峻な岩場なので写真を撮るのに一苦労だった。 左上を仰ぐと丁須の頭に向かって長い鎖が伸びている。さらに左には丁須岩からも鎖がぶら下がっていてその頂に登れるようになっている。 本日のコースの最核心部に到着したのだが、高所恐怖症の悲しい性!全く登る気が起きてこない、仕方ないのでここは小休止にとどめて先を急ぐことにした。が、後から考えればめったやたらと来られるところではないので、無理をしてでも肩までも行っておくべきだった。 ここは、鍵沢コースとの合流点でもあって北側に向かって長い鎖が垂れさがっている。 |
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<これから向かう尾根筋と右浅間山> |
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<チムニー内の鎖最上段> |
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<チムニー内の鎖最上段と中断> |
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<チムニー内の鎖最下段> |
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<赤岩の標識> |
12:15 赤 岩 鍵沢のコルからの難所はチムニー(岩壁に縦に走っている全身が入るくらいの幅の割れ目)内の20u三段鎖である。 割れ目が狭いのと、怖いので背を岩壁に押し付けて下がるのでザックの中の稲荷寿司のパックがガチャガチャと騒がしい!鎖場を過ぎて新緑の綺麗な緩やかな尾根道の先に赤岩の標識があった。正面と右側に大きな岩峰が屹立していて正面が赤岩らしく、登山道はここから大きく降ってその基部に向かうらしいが、まずはその前に昼食としゃれてみよう! |
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<この絶壁が赤岩か?下に鎖が見えている> |
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<上の鎖の先> |
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<岸壁の桟道> |
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<岸壁の桟道を通り過ぎて振り返る(赤いL型の金具が参道の支えで、この部分は桟道が外れてなくなっている)> |
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<紅白のミョウギイワザクラ> |
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<辿ってきたコース(左から烏帽子岩・赤岩・丁須岩?> |
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<三方境> |
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<目に眩い新緑> |
13:50 三方境 赤岩からは長い鎖場、足場の悪い鎖のあるトラバース、基部の一部壊れた桟橋といずれもヒヤヒヤ・ハラハラのコース、すっかり草臥れてしまった。 そのあとは稜線上の岩峰群を右に左に分けながらそれぞれの基部を通過!知らない間に岩場が終わって緩やかな樹林帯の下りになって、漸く三方境に到着する。 |
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<フタバアオイ> |
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<クワガタソウ> |
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<国道18号バイパスから(あの辺を通ったのか?よくわからん!> |
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15:10 岩の平登山口に到着 三方境からは新緑の綺麗な樹林帯を緩やかに降る。登山道は思ったほど劣化していないが、斜面をトラバースするところ等では道が埋まってしまい斜面だけになって滑りやすいところがかなりあった。また、標識やペンキマークはそれなりに有って何とか迷わずにすんだ。 やがて登山道は古い林道になりホッとするもつかの間、またもや谷川の渡渉!そしてまた別の林道となり砂防円と生きたら岩の平集落は近い。 16:15 麻苧の滝駐車場に帰着 かなり草臥れてしまっていたので、舗装された歩道歩きは辛かったがタクシーで2500円には代えられない。 そのあとは、車で国民宿舎裏妙義、風呂に入って思いっきり晩酌をして早々と就寝!よく眠れた。 |
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翌 日 |
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<碓氷峠眼鏡橋(碓氷第三アーチ)> |
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碓氷の峻嶮を、こえるためドイツのハルム山鉄道のアブト式を採用して、 横川・軽井沢間が明治24年から26年にかけて建設されました。 その勾配は66、7/1000という国鉄最急こう配です。 昭和38年9月、速度改良のための新線の完成と同時に使用廃止となりました。 このアーチ橋は、廃止となった構造物の中では最大で、優れた技術と芸術的な美しさは今なおその威容を誇っています。 |
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[雑 感] 翌日は石門巡りや表妙技などといろいろ考えていたが、朝起きたら猛烈な筋肉痛と腰痛! 高速代やガソリン代等もったいないとは思ったが、すべての計画はご破算にして、一般道路でゆっくり帰ることにした。 それにしても今回のコースの険しかったこと!下の廊下や戸倉山などこれまで登ってビビった山々に勝るとも劣らない怖さだった。 でも、また行きたいな〜〜! |
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