横 岳(八ヶ岳)

 

2009、6、9 美濃戸〜地蔵尾根〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸周回

(単独・日帰り)

 

NET花情報を調べていたら、

横岳ツクモグサが5月には開花しているとの情報!

これはいかん、うかうかしては居られないと急遽、横岳に向かった。

天気予報は良くないが、梅雨に入ったばかりなのでこんなものか・・・・

 

 

 

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<赤岳山荘駐車場>

 

<南沢・北沢分岐(今回は南沢から行者小屋へ)>

7:40 赤岳山荘駐車場出発

いつものように諏訪湖SAで朝食を済ませ、昼食用の秋刀魚寿司を購入!天気があまり良くないのが心配である。

 

 

 

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<ホテイランが盛り>

 

 

 

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<登山道の様子>

 

<美しい緑のコケと小さなキノコ>

 

 

 

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<キバナノコマノツメ>

 

<根性根っ子>

 

 

 

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<コイワカガミ(この一画だけ咲いていた)>

 

 

 

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<横岳が見えてきた>

 

<ここから地蔵尾根コース>

10:10 行者小屋

南沢に入ってすぐのところに、「林床保護のため立ち入りをご遠慮ください」の標識がロープにぶら下がっていた。良く見れば数か所にピンクの花が咲いていたが、うす

暗いこともあって何の花かわからないけれど、念のために写真撮影して通り過ぎた。

その先にも同じようにロープが張ってあってやはり所々にピンクの花が、しばらく進むとロープの柵内ではあるが、マクロ撮影のできる所があったので撮影!ピンク色

の小さな花ではあるが、なんとも奇妙な形である。さらに先も保護はしてあって標識の一つに「ホテイラン」の表示がしてあったのでようやく花名が判明!それにしても

良い色なのではあるがけったいな形である。

行者小屋では数人の登山者がたむろしているだけの静かであった。ここでは、立ち止まって水だけ飲んで先に進んだ。

 

 

 

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<日蔭は結構雪が残っている>

 

<森林限界間際の残雪>

 

 

 

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<赤岳は相変わらず雄大>

 

 

 

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<地蔵尾根のシンボル?>

 

<ようやく稜線に>

11:30 地蔵ノ頭

このコースに取り付いてすぐに雪が表れたが、アイゼンやピッケルのいるような状況ではなかった。

稜線に出る直前位から風が強まってきた。

 

 

 

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<赤岳をアップ(良く見れば富士山も映ってるんだけど・・・)>

 

 

 

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<日ノ岳を仰ぎ見る>

 

<日ノ岳の鎖場>

 

 

 

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<コバノコメツツジ>

 

<ミヤマナヅナ(クモマナズナ)>

 

 

 

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<ツクモグサ・・・(今年は?綿毛が疎らで形も歪な感じがする)>

12:00 日ノ岳

地蔵の頭から横岳方面へのしばらくは、はじめて歩くコースである。

最初にハシゴで二十三夜峰をかわした後は、急傾斜の鎖場がしばらく続き、やはり急な岩場を右方向に進むと日ノ岳と鉾岳の間に出る。この付近の草地はお花畑に

なっていて、ツクモグサも結構生えている。

が、このツクモグサ、何は無だか変!、いつもより綿毛が少ない感じで、形も不自然に歪なのだ。後から聞いた話では、雹にやられたのが原因らしい!どおりで、地蔵

尾根の残雪付近に結構な量の雹が積もっていた。

 

 

 

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<オヤマノエンドウは5分咲きくらいか?>

 

<イワウメは咲き始め>

 

 

 

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<三叉峰と富士山>

 

<大同心>

13:20 三叉峰

日ノ岳で昼食をとりつつ、ツクモグサの更なる開花を待ったが、天候も悪く短時間では無理な相談で先に進むことにした。鉾岳は西側をを巻き、石尊峰・三叉峰は東側

を巻く。日ノ岳あたりから富士山が見えることは気が付いていたが、この辺りから若干ではあるがはっきり(何とか写真に写るくらい)と見られるようになってきた。

 

 

 

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<赤岳と阿弥陀岳、その間に権現岳さらにその向こうには南アルプスがぼんやりと>

 

 

 

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<横岳山頂>

 

<国師ヶ岳・金峰山方面>

13:50 横岳(奥の院)山頂

良くはわからないが、横岳というピークは無いようで地蔵の頭のすぐ北の二十三夜峰〜この奥の院までを総称して横岳と言うようである。

ここまでも、ツクモグサはたくさん見られたが、みな同じように不自然に劣化していた。

 

 

 

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<南アルプスがかなりきれいに見えてきた>

 

 

 

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<横岳からの降り>

 

<茅野側を巻く鎖場>

 

 

 

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<硫黄岳火口壁>

 

<本沢温泉露天風呂(さらにアップすれば浴槽の傍にウッドデッキが)>

 

 

 

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<中央大同心と横岳山頂>

 

 

 

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<向うの赤っぽいところが赤岩の頭>

 

<硫黄岳山頂>

14:50 硫黄岳山頂

奥の院の急峻な降りに肝を冷やしながら通過、台座の頭から硫黄岳山荘までの緩い下りにバテさせられて、硫黄岳までの緩いが長い登りが辛かった。

コマクサは所々に葉っぱが出ているだけ、ウルップソウもまだまだ小さい葉っぱのみであった。

 

 

 

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<南八ヶ岳パノラマ>(写真をクリックすると動くパノラマ写真)

 

 

 

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<このカモシカは凄く大きかった>

 

<鹿の群れ>

16:10 赤岳鉱泉

硫黄岳から赤岳鉱泉までは積雪期にしか通ったことが無かったが、適当な長さでジグザグがきってあるので思ったより草臥れなかった。

ジョウゴ沢の手前の登山道で、どでかいカモシカが草を食んでいて近づいてもよけてくれない!襲っては来ないと思っても不気味である。当たらないよう石を投げて脅

したらようやくよけてくれた。

 

17:40 赤岳山荘駐車場

赤岳鉱泉からしばらく下ったところで今度は日本鹿に遭遇!カモシカとは違って凄く臆病で、すぐに樹林帯に逃げ込むので良いモデルとは言い難い。噂の通り、鹿の

繁殖が盛んらしく、この日には二つの群れに遭遇した。

 

[雑 感]

若干早すぎたきらいはあるが、ツクモグサに限って言えば良い時期であったのではなかろうか?しかし、せっかく遠いところから出かけたのだから、他の花も絡めて来

たかった!今年は花の開花予想が付けにくい年なのではないか。

偶然ではあったが、あのけったいな形のホテイランに遭遇できたのはラッキーであった。ああいう希少植物がこれからもず〜っと見られればいいな!

 

 

 

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