下の廊下

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009、10、11〜12  黒四ダム〜欅平(6名・1泊2日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日目(10月12日)阿曽原温泉〜欅平

 

 

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<黒部峡谷鉄道本線>

富山県黒部市の宇奈月駅から欅平駅までを黒部川に沿って走る黒部峡谷鉄道鉄道路線である。元々は、電源開発のための専用鉄道であるが、一般旅客向けのトロッコ列車も運行される観光鉄道でもある。

黒部峡谷は冬期の積雪が多く、雪崩による被害の危険性が高いことから冬期(12 - 4月中旬)は運休する。一部区間では線路が撤去され、トンネルの中に格納される。

 

<関西電力黒部専用鉄道>

富山県黒部川水系にある関西電力の水力発電施設を管理するため、黒部峡谷鉄道本線から分岐する専用鉄道。このうち、黒部峡谷鉄道欅平駅から黒部川第四発電所前まで伸びる路線を「上部軌道」と呼ぶ。他には、黒部峡谷鉄道黒薙駅で分岐する「黒薙支線」がある。

上部軌道は、黒部峡谷鉄道欅平駅から黒部川第四発電所前駅(黒四発電所前駅)まで6.5kmを結ぶ専用鉄道である。いわゆる「黒部ルート」の一部となっている。

上部軌道に対し、黒部峡谷鉄道本線を「下部軌道」と呼ぶことがある。

仙人谷までの開通過程では、途中の阿曽原付近で「高熱隧道」と呼ばれる超高温区間で難航した。当時の岩盤温度は160にもなり、現在では冷却用の導水管などの敷設により温度は下がったが、それでも平均40と相当の高熱であり、更に十数年に1回程度は異常高温で導水管が機能不全となって運行中止になる場合もある。「高熱隧道」の近辺の隧道には硫黄が付着し、特に高温の区間では壁面がコンクリートで補強されている。この区間を建設するための過酷な工事を紹介したものとして、吉村昭の小説『高熱隧道』が有名である。

蓄電池式の機関車牽引により、小型の客車や無蓋車を運行する。ちなみに蓄電池式になっているのはディーゼル機関車だと途中の高熱隧道にて燃料に引火する危険性があるためである。また、硫黄が送電線を腐食させてしまうので電化も行われておらず、人が乗車するトロッコも万が一のことを考えて耐熱(遮熱)仕様となっている。 冬季運休となる黒部峡谷鉄道と異なり、ほぼ全線トンネルのため通年運行が可能で、1日数本の定期便がある。唯一、仙人谷で地上に出て黒部川を渡るが、鉄橋は冬季には完全に密閉できる構造である。

以上ウィキペディア  フリー百科事典より

 

 

 

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<まずは阿曽原谷を渡る>

 

<昨夕はテントがびっしり有ったのに・・・>

 

 

5:20 阿曽原温泉小屋テン場出発

3連休ということで、欅平でのトロッコ列車の円滑乗車を期待して早めに出発した。まだ真っ暗なのでヘッドランプを使って、テン場突き当たりの先の阿曽原谷の橋を渡る。そのあと、水平道になる前の急坂を登るのだが、まだエンジンの調子が活発になっていないのでかなり辛かった!

一度大きく高巻くところはあったものの、無事に水平道の辿りついた。

ここから先、距離は有るものの、大したアップダウンも無く穏やかな登山道の筈で、まずは一安心!

 

 

 

 

 

 

 

<折尾ノ大滝>

 

 

 

 

 

 

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<オリオ谷トンネル入り口>

 

<水平歩道、右端がオリオ谷>

 

 

7:20 折尾谷砂防提内トンネル

トンネル手前の折尾ノ滝は壮大で見応えがあった!ここで小休止、とも思ったが休憩している人たちが多いので、写真だけ撮って先に進んだ。

砂防堤のトンネルは短いので明かりはいらない。トンネルの上のコンクリートの床で暫らく休憩!

この辺りの水平歩道は、高い絶壁の途中に作られているのだが、上の廊下に比べて道幅が広いのと昨日で感覚がマヒしているので余り恐ろしくは感じられない。

 

 

 

 

 

 

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<この丸太の橋は折れそうで怖かった>

 

<場所的には悪いが、路面等は安定している>

 

 

 

 

 

 

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<まさに水平歩道>

 

<こんな所も・・・、正面が奥鐘山の大障壁>

 

 

8:40 大太鼓展望台

名前の由来は分からない。

この辺りではるか下流の方に欅平の建築物が見られる。また、目の前には奥鐘山の大絶壁がど〜んと聳えたって壮観である。

この付近が水平歩道の核心部?遥か下に黒部川が細く見られるものの、先に書いたように道幅は全体に広い!が、簡単に擦れ違えるような広さではなく、ここの案内看板のあるところ付近は、それなりに怖さを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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<更にこんな所も・・・>

 

<志合谷トンネル入り口>

 

 

 

 

 

 

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<高度感たっぷり!>

 

 

11:20 欅平

大太鼓からもまだまだ水平歩道は続く!

欅平の駅の案内放送が聞こえてきて、右手に送電線の鉄塔が現れるがまだ欅平への降りではない。

この辺りから若干のアップダウンを繰り返しつつ徐々に降る!これが蜆坂か?

欅平への急こう配の降りは、もう一個の鉄塔に着いたところから始まるので、この鉄塔脇の広場で休憩をとって急坂に備えると良いだろう!

この降りの後半では、俺の脚や膝はガクガク!ただでさえ遅いのに、後続の皆さんには更なる迷惑をかけてしまった。

欅平ではありがたいことに、先に下山を済ませたお二人が切符を買って待っていてくれた。

11:46のトロッコ列車3号車である。おかげで、駅の立ち食いそばが食べられて大いに満足・満腹であった!

 

 

 

 

 

 

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<トロッコ列車>

 

<野猿専用吊橋(渡る度胸があれば人間もOK?>

 

 

 

 

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<新旧トロッコ列車鉄橋>

 

<宇奈月駅に到着>

 

 

[雑 感]

宇奈月に着いて昼食をとったのだが、観光客や登山者で大賑わいなのでそれなりの食堂は満席だった。

食後、何とかホテルで日帰り入浴!俺一人では、下山直後の入浴はめったにしないのだが、筋肉痛が癒されたようでなかなか良い風呂上がりであった。

その後、扇沢まで行ってそれぞれの車で帰宅の途に・・・!予定外で、タイミング良く下の廊下・水平歩道を歩くことができた。

この機会がなかったら、訪れることなく終わってしまっていたかもしれない。紅葉の時期には早すぎたというのは、とんでもなく贅沢な話で無事に帰れただけでも満足しなければならない。

当日の通過時はとてつもなく怖かったけれど、今思えば再度行ってみたくなるような気分である。

同行してくださった皆さん、とても楽しい思い出になりました。感謝感激です!ありがとうございました。

 

 

 

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