天狗岳(八ヶ岳)

 

2008.5.30 唐沢鉱泉登山口・天狗岳一周コース(単独・日帰り)

 

30日の午後が天生峠の開通なのだが、明日31日の天気予報は雨!

ちょっと予定が空いてしまい、今日をのがすと暫く山行きのできない状況である。

天気予報は芳しくないが、急きょ山に行くことにした。

どこに行くのか中々思いつかなかったけれど、こういうときこそはやっぱり八ヶ岳!

 

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<鉱泉手前駐車場とバイオトイレ>

 

<唐沢鉱泉(向こうはガスで真っ白)>

 

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<登山口の鉄製橋>

 

<タカネザクラ>

 

8:20 唐沢鉱泉・西尾根登山口

諏訪湖SAで朝っぱらから「卵とじカツどん」(こちらの方ではソースかつ丼と区別してこう呼ぶようである)を食べてスタミナを付け、毎度のようにカーナビの言う通り来たらあっけなく到着。途中の、分岐で夏沢鉱泉に行こうかと迷ってはみたが、小心者故当初の計画どおり左折。

鉱泉の手前に、バイオトイレと路側の駐車場があったが、登山口が見当たらない。鉱泉の前まで行って案内図を見たが要領を得なかった!一応、車を止めて準備をした後再度偵察に行ったら、鉄の橋を渡って対岸に行く登山口が見つかって、まずは一安心!

 

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<第一展望台入り口から南八ヶ岳>

 

<御嶽>

 

 

 

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<北アルプス>

 

<南八ヶ岳>

 

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<中央アルプス>

 

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<南アルプス>

 

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<西天狗岳・根石岳・箕冠山(みかぶりやま)・硫黄岳・横岳・赤岳・中岳・阿弥陀岳

9:00 枯尾の峰コースと合流

鉄の橋を渡ると登山道のすぐ頭上にタカネザクラが丁度満開!花そのものは小さくてあまり見栄えがしないが、葉っぱが結構艶やかで全体で見栄えのいい花になっている。

シラビソの樹林帯の中で全く展望は利かない!ところどころ、若干開けたようなところもガスで全く様子がわからないが、上の方が開けた感じがして枯尾の峰コースと合流する尾根道の出る。

 

10:10 第一展望台

比較的楽な尾根道が続くので、油断していたらいつの間にか結構な雪道になっていた。

急に視界が開けて岩場に出たので、そこが第一展望台と思い写真を撮影しながらしばらく休憩したが、実は先にもう一個岩場があってそこが第一展望台であった。目の前に南八ヶ岳の山々、右の方には南アルプス・中央アルプス・御嶽に乗鞍岳そして北アルプスが雲海に浮かんでいて全く素晴らしい展望である。

さっきまでのガスは、雲海の下だったためで頭上にはうっすらとした雲と青空さえが広がっている。まったくもって運が良い!

第一展望台は直ぐに通過したが、展望はどちらも遜色がなかった。

 

10:35 第二展望台

 

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<縞枯帯も通る>

 

<西天狗岳への急登>

 

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<ウスギオウレンか?>

 

<西天狗岳山頂から東天狗岳>

11:20 西天狗岳山頂

第二展望台からは、西天狗岳との鞍部に向かって大きく降る。このあたりは結構残雪があって歩きにくいが、スパッツ無しでも何とかなった!途中縞枯れ帯を通るが、展望はあまり良くない。

鞍部から暫くは、まだ樹林帯の中の雪道なのだが、森林限界を超えると這い松の中の岩がゴロゴロとした直登でなかなか手強い。

山頂は思っていたより広くて土がむき出しになっている。時間的にまだ早いので、地図で周囲の状況を確認後東天狗岳に向かって降り始める。

 

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<東天狗岳>

 

<東天狗岳山頂標識と西天狗岳・中央アルプス>

11:50 東天狗岳山頂

西天狗岳からの降りは、大きな雪渓が登山道を覆っていて歩きにくかった。降りきった後は、どこが登山道かよくわからない広い踏み跡を適当に登っていくと、左から中山峠からのルートと合流して山頂となる。

中山峠方面からの単独男性とほぼ同時に到着!本日唯一の登山者との遭遇であった。登山道の様子を聞くと、黒百合平への近道は残雪が多いとのことだった。

山頂での景色を楽しみながら昼食をとっていると、ガスが多くなって展望が効かなくなってきたので下山することにした。

 

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<ガスってきた>

 

<黒百合平への近道分岐(右に降りれば黒百合平、直進が中山峠>

 

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<中山峠>

 

<黒百合ヒュッテ>

12:20 黒百合平への近道分岐

ここは、残雪を避け分かりやすい尾根道を優先して中山峠方面に向けて直進。

 

12:55 中山峠

右が「しらびそ小屋」、直進が「高見石小屋」で左が「黒百合ヒュッテ」で、このコースの要所のようではあるが、標識はいたって地味な感じがした。

 

13:03 黒百合平(黒百合ヒュッテ)

中山峠から日蔭に入ったので残雪が多く、標識の少ないところなどでは若干不安を感じた。

小屋の前でさっきの近道と合流するのだが、ちょっと見た簡易では人の通った形跡が見当たらず、峠経由が正解だったようである。

ここは通年営業の山小屋でかなり大きいバイオトイレがあった。小屋に立ち寄り情報収集がてら牛乳を購入(300円)、冷たくて旨かった!

 

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<登山道の様子>

 

<唐沢鉱泉分岐(左が唐沢鉱泉・直進がパノラマコース)>

 

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<唐沢鉱泉近くの橋>

 

<も一度タカネザクラ>

 

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<唐沢鉱泉源泉(あまりに神秘的だったので大きくしました)>

13:40 唐沢鉱泉分岐

この分岐で間違えないかちょっと不安であったが、しっかりした標識があって一安心!

 

14:35 唐沢鉱泉帰着

雪は、比較的低いところまであったが、あまり腐ってはおらず帰って快適に歩けた感じがした。

鉱泉のすぐ手前で、真っ白い水槽にど派手な緑の苔が・・・・・・

水槽に見えたのは天然石?で出来た池で真っ白いのは湯の花?(泉温約10度と言うので水の花か?)ここがこの唐沢鉱泉の源泉だそうであるが、何とも神秘的であり、あまりにも綺麗な色の取り合わせに不気味さも感じてしまった。

 

[雑 感]

思わぬ天上の晴天に、こんな幸運な時もあるものだと半ば感心!

結構変化に富んだコースで、今回は殆ど花には出会えなかったが、時期が来れば楽しいコースになることは間違いないだろう!

また、登山口を変えて訪れてみたいものである。

 

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