木曾駒ケ岳(濃ヶ池巡り)

 

2008.9.28 千丈敷〜駒ヶ岳〜濃ヶ池〜宝剣岳〜千丈敷周回

(単独・日帰り)

紅葉状況が良くわからないので、

ロープウェーを使ってのお手軽登山で一寸偵察!

この山は、テントを持っての朝日夕陽を狙っていたのだが、

それは次回に回すということで、地図も良く見ず安易な気分で出かけてしまった。

 

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<菅の平駐車場>

 

<稜線の上の方は紅葉している>

7:30 菅の台バスセンター

始発のバスは7:12だったが、出発時に携帯電話を忘れて戻ったりしたのでちょっと遅くなってしまった。

入口で駐車料を先払い(400円/日)し、大急ぎで準備を済ませてチケット(バス・ロープウェー往復3800円)を購入してバス停に並ぶ。

周りを見回す余裕ができたので、よく見れば今日はマラソン大会とのことで、ここがスタートになるのか看板がいっぱい!350台収容の駐車場はほぼ満車。

 

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<右の高いのが甲斐駒ケ岳>

 

<富士山の先っちょも見られる>

 

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<千丈敷駅近くのナナカマド>

 

<カール底の様子>

8:30 千丈敷

バスセンターから約30分でしらび平のロープウェー駅、手前の車窓からで見えてきた稜線の上の方は、明らかに紅葉していて小さな胸が一寸ときめく!

ロープウェーの搭乗時間は約8分でしらび平駅(約1660m)から高低差950mを一気に登り広大なカールの千畳敷に到着する。

昨夜町内会の行事で、かなり飲んでしまったので超重体!朝食が食べられなかったので、ここのホテルの食堂で天ぷらそばを流し込んで、腹を作ってから出発することにした。7:40出発!

稜線直下付近の紅葉は見頃?カール底も紅葉が始まっている。

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<これは見ごろかな?>

 

<稜線に出て駒ヶ岳に向かう>

 

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<駒ヶ岳山頂と木曾前岳・御嶽>

 

<山頂直下から宝剣・空木岳方面>

 

 

 

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<山頂付近から北アルプス>

 

<駒ヶ岳頂上山荘と真っ赤に紅葉したウラシマツツジ>

9:40 中岳山頂

八丁坂はかなりの急登、乗越浄土に到着してからは穏やかな登山道である。

しばらくして、大きな岩が重なり合ったところが中岳のピークで、360度の展望が望める。

 

10:05 木曾駒ヶ岳山頂

中岳から下りきったところに有るのが頂上山荘で、テン場はこの山荘下の広場である。風通しのよさそうなところなので寒そう!

木曾前岳・頂上木曾小屋への巻道を左に送って直進するとほどなく木曾駒ケ岳の山頂で、石積みや神社・標識と、なかなか賑やかである。

 

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<伊那前岳の斜面の紅葉はいい感じ>

 

<木曾駒ケ岳稜線から濃ヶ池>

 

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<濃ヶ池が見えてきた(ここから池に降りてしまった)>

 

<コケモモ>

 

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<濃ヶ池(向こうのでっぱりは宝剣岳)>

 

<池から木曾駒稜線方面>

11:15 濃ヶ池

駒ヶ岳山頂から稜線沿いの馬の背を経由して濃ヶ池に向かうのだが、これまでのように大勢の登山者などは見られなく、俺一人だけの静かな綾線歩き!

稜線の木々は紅葉と言うより枯れて変色しているのが多かった。

これは、急な冷え込みに紅葉の準備ができていなく、凍ってしまったからなのだと勝手に思ってしまった。

濃ヶ池が見えてきたところで、やや大きな岩に赤ペイントで右矢印に濃ヶ池と書いてあって、矢印に×マークが付いていたが、かっての登山道だなと思い先に進んだ。

池の周りの紅葉は見ごろかな?などとおもいながら進んだがいっこうに池への分岐が現れない。業を煮やして回れ右!さっきの分岐を降りることにした。(こういうところが俺の悪いところ…)

池への道は思ったより劣化していなかったが、途中這い松が茂ってしまって踏み跡が途切れながらも池の側近で本来の登山道に合流!

どうも、戻ったところを降り切ったところが本来の分岐だったらしい!

 

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<天狗荘方面>

 

<このナナカマドが一番綺麗だったかな?>

 

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<伊那前岳稜線と甲斐駒ケ岳>

 

<全体的にはこんな感じの紅葉)>

 

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<駒飼ノ池>

 

<天狗岩>

12:45 宝剣山荘

池に近くで3人パーティーが食事中!濃ヶ池の水はあまり多くはなかったが、池尻の登山道には水が流れていて歩きにくかった。

暫くは、紅葉を楽しみながらの平坦なトラバース路!と、先の登山道に×マーク!その先にも立派な登山道が見えているのに?と思い、見まわすと一寸分かり辛いが上に向かって登山道が伸びている。どうも駒飼ノ池に向かって直上するらしく梯子や橋が設置してあった。急登を喘ぎながら登り切ると案の定目の前が池であった。

が、石清水からの登山道とどこかで交わるはずなのだが、何処なのかわからなかった。

 

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<ここも怖かった!(山頂手前)>

 

<カールを覗くのもちと怖い>

 

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<宝剣岳山頂>

 

<伊那前岳方面>

13:05 宝剣岳山頂

駒飼ノ池から稜線に有る宝剣山荘までは遠く感じた。風も強かったので途中でサンドウィッチの昼食、相変わらず食欲がない!

山荘の裏から宝剣岳に向かう。岩ゴロゴロの登山道を進み木曽川に出て右に回ってからが山頂までの核心部!鎖場が2か所ばかりだが最後の鎖場は足元が切れ落ちているのに、鎖から足がかりが遠くて脚の短さを露呈してしまった。

かなり怖い思いで山頂に到着したが山頂からカールを覗き込むと、高度感が強調されさらに怖かった。

宝剣岳の基部あたりから山頂を眺めた時、尖った岩の上でスケーターの片足滑走みたいなしている人が見えたが、あれはこの山頂岩の頂点でやったようである。が、俺に言わせれば気違い沙汰のとんでもない暴挙である。それでも、これまで大勢の人がチャレンジしたようで、この岩の手がかりになりそうなところは、手垢?で変色していた。

 

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<下を見れば素敵な高度感!(木曽川)>

 

<ここを降りてきたのだが・・・>

 

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<この鎖場も足の短さが身にしみた>

 

<あの痩せ尾根には鎖があるのだが、かなり怖かった!>

 

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<左から木曾駒ケ岳・中岳・宝剣岳>

 

<最低鞍部が極楽平>

13:40 三の沢岳分岐

山頂からの降りに比べれば、さっきの山頂までや山頂の怖さは目では無かった。よく調べもせず安易に8の字ルートなどと気分よく計画したのは大間違い!

これまでで最高に怖かった戸隠山の蟻ノ塔渡と遜色無い!というより難所の多さを考慮すると宝剣岳に軍配を挙げたい!

怖くて周りを良く見なかったし、故意に怖さを隠して通ってきたのでどこだったかわからないが、鎖などの無い痩せ尾根もあったし・・・・

広い原っぱ風の三の沢岳分岐に到着した時は、心の底からホットしたのであった!

 

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<三の沢岳のカールが見えたのだが>

 

<紅葉と南アルプス>

13:50 極楽平

このあたりからガスが多くなってきて、来年こそと思っている三ノ沢岳の全貌は見られない。

 

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<怖かった宝剣岳を恨めしげに>

 

<紅葉と甲斐駒>

 

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<千丈敷の南端>

 

<極楽平からの下山道を振り返る>

14:25 千丈敷帰着

極楽平からの下山路は良く整備されていて歩きやすかった。

[雑 感]

くどいようだけど怖かった!でも、怖さは読んでもあまり伝わらないので、何かで調べたとしてもこのルートを辿ったに違いない。

怖さを無視することができるのであれば、今日のこのルートは変化に富んでいて超お勧め!である。

思っていたより紅葉は進んでいたが、今年の目標の涸沢や鏡池の参考にはならなかったかも・・・・・

また、濃ヶ池周辺やその登山道は、花の時期に来ても十分楽しめると思う。(随所にお花畑が有って、この時期でも残っている花がずいぶんあったのである)

 

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