甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)

 

2008.9.9 横手駒ケ岳神社〜甲斐駒ケ岳〜北沢峠(単独・一泊二日)

 

二日目(七丈小屋〜北沢峠まで)

 

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<富士山とオベリスク>

 

<朝焼けと八ヶ岳>

 

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<山の名前が良くわからないが・・・>

 

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<上手く撮れなかった日の出>

 

<朝日を受ける七丈第一小屋>

 

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<日が高くなってきた>

 

<八ヶ岳>

5:00 起床

ほかのテントの喧騒で目が覚めた。東の方向はオレンジ色に染まっていて、素晴らしい日の出を予感させる。

テン場の上に登ったり、小屋の方に行ってみたけれど、良いビューポイントは見つからずテン場の中で日の出を迎えた。

5:23日の出!あまりに唐突に出てきたので慌ててしまって思うような写真にならなかった。

 

6:30 山頂に向けて出発

いつものことだがなかなかうまくパッキングができず、出発が遅れてしまった!

 

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<御来迎場>

 

<紅葉ぎみのナナカマド>

7:35 御来迎場

上段のテン場は思ったより近かった。広さは下段とあまり変わらないが、結構草が生えていて居心地はあまり良くない感じである。しかし、展望は抜群で日の出はここで

迎えるのがベスト!しまったことをした。

しばらくは白樺の樹林帯の中の急登だが、間も無くして森林限界を越すので展望が開ける。

這い松の中の登山道を進んでいくと、やや広い広場に石碑やら人工的な岩屑が転がっている。ここが八合目の御来迎場で、転がっている岩屑などはかっての鳥居が

破損したもので、健在だったころの写真によればかなり立派な鳥居だったようである。

 

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<八ヶ岳パノラマ>

 

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<見た目より急だった>

 

<ここでもザックがつかえてもたついた>

 

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<大分登ったのだ!>

 

<ここもえらかった!>

 

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<これはいい景色!(あの剣はどうやって設置したのか?)>

 

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<これも八ヶ岳>

 

<尖った山が鋸岳>

 

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<山頂が見えてきた>

 

<駒ケ岳神社本社>

9:15 駒ケ岳神社本社

御来迎場から暫くは尾根伝いの平坦な登山道なのだが、先を見ると相当の急登を想像させる岩場が見える。大休憩した後に急な岩場に挑戦!昨日の屏風岩・不動岩

の登山道には梯子や鎖が整備されていたが、ここは有っても鎖、何もないところの方が多くてまるで岩登りの感がある。

危険な感じはしないが、体力の消耗がはなはだしい!途中から山頂が見え出して、多くの登山者の姿がはっきり見える。

 

 

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<左が北沢峠方面、直進が甲斐駒ケ岳山頂>

 

<山頂から北岳方面>

 

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<北岳パノラマ>

 

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<北岳・塩見方面>

 

<仙丈ヶ岳>

 

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<富士山方面、右したが摩利支天>

 

<仙丈ヶ岳をズームアップ>

 

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<山頂神社>

 

<北岳をズームアップ>

 

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<富士山・鳳凰山パノラマ>

9:20 甲斐駒ケ岳山頂

本社から山頂は直ぐ近く、下山路の分岐にザックをデポしてようやく山頂に・・・・・・

今日は体調が良く、360度の展望を存分に楽しめる。天候も良くたくさんの写真を撮ったが、やはり実際に目で見た景色に勝るものは無く、いつものように写真のテクニ

ックの無さに帰ってきてからがっかりしてしまった。

 

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<駒津峰と左向こうが仙丈ヶ岳>

 

<富士山の位置が変わってきた>

 

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<鋸岳・甲斐駒ケ岳(手前が駒津峰)>

 

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<仙丈ヶ岳と手前双児山>

 

<双児山から甲斐駒ケ岳>

 

10:00 下山開始

今夜は、北沢峠でテン泊の予定なので慌てる必要はないが、いつまでいてもきりがなく同じような写真ばかり撮ることになってしまうので、山頂の登山者が少なくなった

のを機に下山開始。

 

10:35 摩利支天分岐

山頂から摩利支天分岐までは、ザラザラの滑りやすい急傾斜!両ストックが重宝であった。

 

11:40 駒津尾根

途中、六方石手前から山頂に向かう急登が分岐しているが、見た限りでは相当の急登で登山者が小さく見えたが相当難儀している様子だった。

六方石から尾根までは、大きく登り返すのだが見た目より長くてまたまたバテてしまった!

 

12:35 双児山

駒津尾根から、滑りやすいジグザグの登山道を大きく降って、登り返したところがこの双児山!山頂の標識はあるのだが、少しも山頂らしくない。

 

14:20 北沢峠長衛荘

鬱蒼としたオオシラビソの林の中のジグザグ道を、気が遠くなるくらい時間をかけて降りきったころ、「遊歩道・北沢峠」の標識が現れてようやく峠が近いとほっとする。

昼食を摂っていなかったので長衛荘に寄ったが、時間が遅いのでカップ麺しかなかった。

 

15:00 仙流荘行きのバスに乗車

バス停で明日のバスの時刻を確認していて思わず「しまった!」9月からは極端にバスが少なくなっている。8月の時刻表で綿密に計画したのだが、ぜんぜんだめで北

沢峠に泊っても意味がないのである。仕方ないので明日の広河原方面行きは止めて、急遽これから伊那方面に向かい帰ることにした。

時間はかかったが、幸いバス・電車の連絡が良くて中央線・日野春駅に8時に着くことができた。当初の計画では、ここから北杜市のバスに乗って横手まで

行き、神社まで徒歩にして安くあげようとしたのだが、バスはすでに無くタクシーを呼んで愛車を回収した。

タクシー代3,410円!思ったより安くついたものである(笑)

 

[雑 感]

登り始めは大した急登は無く半ば侮って登ったが、笹ノ平から徐々に本性を発揮して屏風岩からは本格的な急登、さらに御来迎場からは岩登りの様相となって評判を

肯定せざるを得なくなった。水場がないということで、いつもよりはかなり多くの飲料を持ったことで、慣れない重量になってしまった割には、体力的に案外楽だった気が

する。これは、急峻な登山道で飽きることがなく気を張っていたからだろう!その証拠か?帰ってからの腰痛がひどく、疲労性ギックリ腰(こんな病名があるかどうか知ら

ないが)の感じになって、鍼灸接骨治療院のお世話になってしまった。

計画では、二泊三日でタクシーを使わない経済的な行程であったが、仕上がってみると、一泊二日で帰宅できたが、バス代、電車賃、タクシー代などとかなりの費用が

かかってしまった!(教訓:南アルプスのバスの運行状況は、時期によって大きく違うのでよく注意すること!)

それにしても、今だから言えるのだと思うけど、晴天・好展望に恵まれた素晴らしく楽しい二日間であった!

 

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