独標(西穂)

 

登山口 新穂高ロープウェー西穂高口登山口

 

2008.12.24(晴)単独、日帰り

 

今年も忘年登山は、西穂高岳と決めていた。

とは言うものの最近は西穂まで行く度胸?が無くなった感じで、

独標までが精一杯!ということで、独標に出かけるチャンスを狙っていたのだが、

クリスマスイブの日の天気予報は、何とか一日だけ晴天!

これを逃すと、年内は荒れた天気になりそうな気配なので、是が非でも出かけることにした。

 

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<途中の国道にて>

 

<ゴンドラの窓から>

 

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<ゴンドラの窓から>

 

<積雪状態(今年は少なく一昨年並みか)>

8:45 始発ロープウェーに搭乗

これまでは8:30始発だったダイヤが、今シーズンは8:45と遅くなったので、自宅を出発するのに若干の余裕ができ、ゆったり朝食を摂っての出発であった。

今回も、丹生川のサークルKでロープウェーのチケットを2,240円で買ってきたのだが、本来なら往復2,800円のところなのでかなりお得である。(夏場に扱っているかどうかは分からないが、少なくともこのシーズンはぜひとも利用するべきである)また、ロープウェー駐車場も冬季無料なので、ここを使わない手はない。

素晴らしく天気が良いにも関わらず、駐車場は閑散としてさみしい!飛び石連休の後だからなのか・・・・

 

9:10 西穂高口駅

まずは、いつものように屋上展望台にて写真撮影!

すばらしい快晴で、なんだか落ち着かないながらも、あっちこっち方向を変えつつ撮りまくった!

大急ぎで身支度を整え、登山届に記入して登山開始したが、始発で来て登山するのは俺一人だけらしい・・・、ややさみしい。

 

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<樹氷が輝いている>

 

<白山もくっきり>

 

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<山荘周りの雪も少ない>

 

<山荘から上は凍結の世界>

10:45 西穂山荘

なぜか今日は体調が良く、たいして息切れもなく西穂高口駅から1時間15分で到着、山荘の前で服装を稜線モードに変更!

あまりに良い天気で暖かいので、いつもより一枚減らしたが・・・

 

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<風紋の向こうにはガガの白山>

 

<明神岳と八ヶ岳>

 

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<白山パノラマ>(写真をクリックすると動くパノラマ写真が開きます)

 

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<乗鞍岳も輝いている>

 

<霞沢岳は相変わらず恰好が良い!>

 

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<乗鞍岳〜白山パノラマ>(写真をクリックすると動くパノラマ写真が開きます)

 

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<白山〜笠ヶ岳パノラマ>(写真をクリックすると動くパノラマ写真が開きます)

<大正池>

 

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<八ヶ岳>

 

<西穂方面(×印付近までで撤退)>

12:20 西穂山荘

夏季診療所前の急登を過ぎるといきなり風が強くなってきて、インナーを一枚減らしたのが悔やまれる。

稜線に出てしまうと、風はますます強くなり手の指先や頬が冷たくて痛くさえ感じてくる。

丸山過ぎたところで帽子に付属の顔全体のマスクをしたが、今度は呼吸が窮屈になってきてすぐに元に戻した。

あまりに景色が素晴らしいので頻繁に手袋から手を出して写真を撮るので、親指が凍傷になりそうな感じすらしてきた。

最初は最中の皮のような薄いクラストが、気付けばいつの間にか氷の部分か厚くなってきていて、アイゼンの歯が深く突き刺さらなくなってきていた。

振り返れば見ると思っていたよりの急登、ここでアイゼンの歯が滑りでもしたら、止める間もなくハイスピードでの滑落間違いなし!(と、俺には思えた!)

これだけの景色を眺められたのだからと、自分を慰めながら撤退を決意!(などと大げさなものではないのだが・・・)

ゆったりと写真を撮りながら山荘に戻って、西穂ラーメン(しょうゆ味800円)?を食べて、十分に温まってから下山!

 

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<今日は樹氷が美しい>

 

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<西穂高口駅廻りの雪の状態>

 

<ウサギの足跡>

[雑 感]

途中で敗退したのは悔しいが、今年の山行きを締めくくるにふさわしい快晴で、素晴らしい景色を十分堪能することできた。

山荘に行く途中、遠く西穂の綾線に二つパーティーが登るのが見られたが、撤退決定地付近でそのパーティーの下山とすれ違った。いずれもガイド同伴でアンザイレンをしていた。

これまで、この時期にこれほど頑固なクラストは初めてのような気がする。

ストックをおもいっきり突き立ててもはじかれてしまうほど硬い氷で、単独行であれ以上前進するのは無謀だったと思える。因みに、下山時に山荘横のクラストした緩い坂なのだが、アイゼンを外していたためスリップ転倒したのだが、3mばかりなすすべもなく滑ってしまった!これがあの急傾斜だったらと思ったらぞっとした。

 

これで、今年の登山は終了の予定です。

つい最近、アクセス数が89,000を突破しました。

こんな拙いHPですが、懲りもせず積極訪問いただき感謝感激でした。

来年こそは、興味深く、意義のある内容にしようと頑張ろうと思っています。どうもありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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