荒島岳

 

2008.5.15 勝原コースピストン(単独・日帰り)

 

このシーズンになると、笹の子が食べたくなる。

今年の山菜等は、昨年よりやや早く採れ出している模様!

おくれを取ってはならない!天候の様子を窺いながら、行ってみることにした。

笹の子もさることながら、早春の花も楽しみなこの山であるが、早過ぎはしないだろうか?

 

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<地 図>

 

<スキー場駐車場>

7:30 勝原スキー場駐車場

自宅から2時間ちょっとで到着!(東海北陸道で通勤割引 600円)

真っ青な空によく乾いた空気、申し分のない好天である!駐車場には既に7・8台が駐車。皆さん早い!中には北九州ナンバーの車も・・・・・・

この山の登山口は、4か所あって上図の他もう一か所である。

ここで、下手な解説をするよりは、丁寧な説明がされている「荒島岳On−Line」を参考にして頂いた方がいい。

 

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<タニウツギ>

 

<リフト終点の登山口>

8:25 登山口

さっそくスキー場に中の急な舗装道路を登り始める。すでに日差しが強くなっていて、直ぐに汗ビッショリになってしまう。

タニウツギが昨年と同じように咲いていて、時期は予想通り五日前後早い感じなので山頂付近の花も期待できそうである。。

舗装道路が過ぎても、急登が続く!登山口までは林道のように広いけど、石がゴロゴロしていて歩きにくいスキーコースである。

 

 

 

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<トトロの木>

 

<白山>

 

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<白山〜別山>

9:55 しゃくなげ平

登山道に入ってしばらくは、赤土が剥きだしのなっている滑りやすい登山道である。

昨年はもの凄くぬかるんでいて、何度も滑った覚えがあるが、今年はかなり乾いていて比べ物にならないくらい状態が良い!しばらく進むと、ブナ林に突入する。

本当にこの山の新緑は素晴らしい!

下の駐車場の案内板にこの山のブナの木の枝は、比較的地面に近い位置から伸び出しているのが特徴だと、書いてあったが気をつけてみるとその通りである。

登山口から40分ほどで、白山の全貌が見られる展望台?に、到着!新緑の黄緑に、真っ白な雪をかぶった白山が映えて見える!この先には、シャクナゲ平の手前の急登の階段が待っているので、ぜひとも休憩したいところである。

 

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<このブナも大きい!>

 

<○○シャクナゲ>

 

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<このあたりはまだ冬>

 

<イワナシチガイソウ>

 

 

 

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<カタクリ>

 

<山頂>

11:00 荒島岳山頂

シャクナゲ平から大きく下って登りなおすのだが、そこで多くはないがシャクナゲの群落が・・・・・・!途中で出会った下山者に教えてもらって楽しみに来たのだが、発見できないかと心配したけれどピンクがかったやや派手な花が美しく目立っていた。

山頂手前の尾根では、今年もイワウチワ・カタクリ・ヒメイチゲ・イワナシなどの花々が咲いていたが、まだこれからのカタクリに対して、イワウチワやイワナシは今年もほぼ終焉を迎えていた。

ちょっと風があるものののどかな山頂で、目の前の白山のほかに御嶽・乗鞍岳それに穂高もややうっすらしているがはっきりわかる!

 

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<白山方面パノラマ>

 

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<南側の山>

 

<田んぼがきれい>

11:20 下山開始

写真にはうまく映らなかったが、新緑の裾野に山頂の雪の白山、水を張った水田が美しい大野市の近郊、それに低いけれど僅かに雪を残した南側の山々の新緑等180度の、素晴らしい展望を眺めながらあわただしく昼食を摂ったあと、今日の目的のひとつの笹の子採集を兼ねて下山することにした。

 

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<ヒメイチゲ>

 

<またカタクリが>

 

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<イワウチワ>

 

<開花寸前のキクザキイチゲ>

 

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<白山はカッコイイ!!>

 

<帰路でもシャクナゲを撮影>

 

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<しつこく白山>

 

<ムシカリ>

 

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<フモトスミレかな〜?>

 

<ミヤマカタバミ>

 

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<大きなスミレ>

 

<サンカヨウ>

 

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<オオカメノキとブナの新緑>

 

<面白い木々の成長振り>

15:50 スキー場駐車場帰着

笹の子の採れるのはシャクナゲ平までの急降下のところ、休憩も含めてゆっくり時間をかけながら降りてきた。

シャクナゲ平を過ぎて降りきったところの「霊峰荒島岳の水」にも立ち寄ったが、結構な量の水が湧き出していて、冷たくて旨かった!(標識には、涸れることもあると書いてあったから、当てにしない方が良い)途中、岐阜市からの単独女性と一緒になったが、楽しく談笑しながらだったので下山の後半は、短く感じられた。

 

[雑 感]

昨年来たときにも思ったのだが、この時期にカタクリに出会えるのは何とも不思議な気がする。

また、何とも言えないあのブナ林の新緑の中の登下山は、全身をクリーニングしたような清々しさを感じてしまう。

同じ山に何度も登ると、なんとなく飽きが気t来てしまうものだが、この山には来年もきっと訪れると思う。全く素晴らしい山である!

 

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