赤 岳(八ヶ岳)

 

2008.7. 1 行者小屋〜地蔵尾根〜赤岳〜文三郎尾根〜行者小屋周回

(単独・日帰り)

 

前回の横岳が不満だったわけではないが、

何となく物足りない感じがしていた。

また、当初の予定ではこの時期はキタダケソウにチャレンジする予定だったが、

各情報が今年の残雪は多いと言っているのと、奥丸山から見た穂高の状態から考えて、今年は中止することに決めたばかり・・・

が、またもや梅雨の晴れ間が到来!グッドタイミングとばかりに再度の八ヶ岳に出かけることにした。

 

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<八ヶ岳地図>

 

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<赤岳山荘駐車場>

 

<水にぬれてツルツル!>

 

 

 

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<カラマツソウ>

 

<キバナノコマノツメ>

 

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<オサバグサ>

 

<横岳が見えてきた>

 

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<行者小屋>

 

<北アルプスも見えた!>

7:35 美濃戸赤岳山荘駐車場(一日1000円)

今回は、750円を奮発して安房トンネルを通ったおかげで、諏訪湖S.Aで豚汁定食を食べたにもかかわらず約2時間半で到着できた。

今日の天気予報の割には、駐車車両は少ないような気がする。

いきなり丸太橋の渡渉だがこの丸太、皮が剥いであって如何にも滑りそう!慎重に渉った。ほかにも何箇所か渡渉個所はあったが、橋がない上に結構増水しているので、危うく足を濡らしてしまいそうになったこともあった。

 

9:50 行者小屋

途中から八ヶ岳の山々が見え出し、広い河原・平坦なシラビソの林通って漸く小屋に到着!小屋からは少しだが北アルプスも見られる。いい天気なのだ!

ここまでのコースタイムは、資料によって2:00、2:40等と差異がある。今回、俺の時間が約2:20なので丁度中間を採った感じなのである。

 

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<開花したオサバグサ>

 

<北アルプスがばっちりみられる>

 

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<ヒメイチゲ>

 

<イワヒゲとツガザクラ>

 

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<イワカガミ>

 

<イワヒゲ>

 

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<地蔵尾根の地蔵さん>

 

<赤岳展望荘と赤岳>

 

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<地蔵の頭>

 

<ウルップソウ>

11:00 地蔵の頭

最初はさほど出なかったが、途中からか岩尾根上のなりの急登になってきて梯子あり、クサリありのバラエティーに富んだ登山道!冬季の積雪時にはどこを通るのかよくわからないが、いずれにせよ俺の技術では積雪時の登攀は手に負えない感じである。

途中の岩棚にはしっかりした踏み跡が付いていて、そこの岩壁にはイワウメ・イワヒゲ等が付いていて花の岸壁となっている。

 

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<開花したてのミヤマシオガマ>

 

<チョウノスケソウは間もなく最盛期>

 

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<お花畑>

 

<クモマナズナ>

 

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<ミネズオウ>

 

<ウメバチソウ>

 

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<ミヤマダイコンソウ>

 

<赤岳山頂>

11:30 赤岳山頂

地蔵の頭で尾根筋に出るとすぐに赤岳展望荘である。

ここから先しばらくは、ロープに保護されてウルップソウ・コマクサ・オヤマノエンドウ・ミヤマダイコンソウ・チシマアマナ等々が咲き乱れるお花畑が続く。

接近して写真を撮れないのが辛い!少しは接近できる領域を設けないと、かえって踏み荒らされる可能性が高いと思うのだが・・・・・・

山頂の少し手前から傾斜が強くなってきて、クサリに頼りながらの登攀になる。

 

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<ミヤマキンバイとチシマアマナ>

 

<イワベンケイ>

 

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<赤岳からの下山路>

 

<赤岳方面を振り返る。右が竜頭峰?>

 

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<チョウノスケソウ>

 

<文三郎尾根と中岳の分岐>

12:14 権現岳方面への分岐

ここから少しの間は、クサリとハシゴの世界!急ではあるが危険なところはない。

 

12:50 中岳と文三郎尾根の分岐

まだまだクサリが続く、所々高い所に鎖が貼ってあるが、積雪時用なのか?鎖場が終わった岩棚で、大休止兼昼食!その間も次から次と登山者が上がってくる。

目の前には阿弥陀岳、足元にはチシマキキョウやチョウノスケソウなどが咲いていて、いつまでも休んでいたい感じだが日帰りの身、意を決しての下山開始!

 

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<ここのチシマアマナは大きい!>

 

<蓼科山・天狗岳・硫黄岳・横岳>

 

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<キバナシャクナゲ>

 

<グレーチングで出来た階段が続く>

 

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<赤岳・竜頭峰方面を振り返る>

 

<中岳・阿弥陀岳>

 

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<ミツバオウレン>

 

<上りの時ここで間違えた:正面×、右方向が正解>

 

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<日本最高所野天風呂をズームアップ(誰も入っていなかった・・・)>

 

<硫黄岳中腹からヒュッテ夏沢、箕冠山、東西天狗岳)>

13:50 行者小屋

文三郎尾根の締めくくりは、グレーチングで作られた階段が連続的に続く!中には経年で変形したのも有って歩きにくいところもある。

 

16:00 赤岳山荘駐車場帰着

行者小屋で一寸だけ休憩!道なりに下山していると違和感が・・・・・。ここは通っていないと思いつつ下山したら見覚えのある分岐が、来るときに若干迷ったところでる。倒木で通行止めのようになっていて、通常は入り込まないのだがあまりにもリアルな道が先に有ったので行ってしまったのである。皆さん、同じようで二ルートになってしまっているみたい・・・・・

駐車場に帰着してみると、駐車車両はかなり多くなっていた。

 

[雑 感]

前回見られなかった、イワヒゲやら開花したウルップソウなどを見られて、満足ではあるのだが、↑の写真でもわかるように登り始めはいい天気だったのが、稜線についた頃からガスが出して楽しみにしていた富士山は、頭の先っちょだけ!そして、行者小屋に帰り着いたあたりから回復しだしたようで、途中では満点の青空!ちょっと恨めしい感じがした。

だけど、素晴らしい山には違いない!ゆっくりと稜線を縦走したいものだが、残念ながら稜線の小屋にはテン場がなく、何とも残念である。

 

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