剱 岳(二日目・三日目)

 

 

 

[9月27日 二日目] 早月小屋〜剱岳〜早月小屋

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<朝日を浴びる赤谷尾根>

 

<2,400m付近から尾根と小屋>

 

 

 

6:15 早月小屋出発

小屋やテン場は風の当たらない場所にあるとみえて、夜中にあれだけの風音がしてもテントは時々を揺れるだけ。そのダケカンバを揺らす風音と満月の月明かりとであまり寝られなかったが、まずまずの目覚め!さっそくナップザックに必要なものを入れて、山頂に向けて出発!

 

 

 

 

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<剣沢と一服剱?>

 

<今年最後か?マツムシソウ>

 

 

 

 

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<登山道の様子>

 

<ミヤマダイコンソウ紅葉>

 

 

 

 

7:10 2、600m地点

登山道はテン場のすぐ裏から始まる。灌木の中を進む、最初のうちは大した傾斜ではないが、ところどころ足が届かないところがあってやや難儀!途中の2,400

m地点はちょっとした広場があって展望も開け絶好の休憩ポイント!

 

8:10 2、800m地点

何度かアップダウンを繰り返すたびの、ロープを張ったルンゼ状の急坂(というより崖といったらいいのか?)をよじ登るうちに突然、行き止まりのような尾根に到着す

る。ここが2,800m地点、ここは南向きに右折してこのコースの核心部である岩稜帯に突入する。

 

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<岩峰帯の鎖場>

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<左が獅子岩>

 

<手前からカニのハサミ・獅子岩>

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<ここは何所だったかな〜?>

 

<獅子岩と早月尾根>

 

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<毛勝三山>

 

<八峰>

 

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<八峰の向こうに池の平小屋>

 

<山頂標識>

 

 

 

9:10 剱岳山頂到着

2、800m地点からしばらくは尾根伝いに進む、その後どれがどれなのかは定かではなかったが烏帽子岩、獅子岩・カニのハサミ等の岩峰を巻きながら、鎖に伝っ

てよじ登ったり、渡ったりする場面が多い!特に、ボルトの足場が設置してあり鎖場は、水平に渡るのだが足場が俺のピッチと合わず、ちょっと怖かった!

池ノ谷側から絶え間なく上がってくるガスがスクリーンになって、頻繁にブロッケン現象が現れ後光のさした自分の影を眺めながらの登山は、何とも言えなく厳かな

感じすらした。

山頂手前で、別山尾根コースと合流したような感じになって山頂に到着!最後はずいぶんあっけなかったような気がする。

記念(証拠?)写真撮影のために山頂神社を探したが無い!神社があったと思われるところには、手持ち?の標識だけ!どうも建て替えに入ったようである。

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<鹿島槍ヶ岳〜針の木岳>

 

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<白馬岳から鹿島槍ヶ岳>

 

10:20 下山開始

行動職の昼食を摂ったり、写真を撮ったり、ほかの登山者に山名を訪ねたりして、いつもよりたっぷりと時間をかけて休憩!そのうちに周りのガスが多くなってきて周

りが見えなくなりそうだったので下山することにした。

休憩の間にも、日が当たるたびに池ノ谷側にブロッケンが現れたので手を振ってみたり首を傾げてみたりして遊んだ。

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<左が烏帽子岩か?>

 

<阿弥陀平>

 

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<山頂方面をふりかえる>

 

<大日岳>

 

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<小窓峰の向こうに白馬>

 

<小屋に帰着>

13:15 下山開始

普通ならば、このまま馬場島まで下山しても明るい時間に着けるはずでだいぶん迷ったが、歩行時間に自信がないのと知らない町の夜道が嫌なのとで、計画通り早

月小屋テン場でもう一晩泊ることに決めて、ゆっくり下ってきたつもりだったが、思いのほか早く着いてしまって、また迷ってしまった。

 

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<剣岳山頂と早月尾根をアップで>

 

<ガスる小窓尾根>

 

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<夕日、大日岳を照らす>

 

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<夕日を浴びて朱に染まる早月川>

 

<夕焼け>

 

 

 

17:55ころ 日 没

予想外に夕日・夕焼けは良くなかったが、それでも雲間から大日岳を照らす斜陽、蛇行する早月川の水面が朱に染まったりして、それはそれで感激ものであった。

この夜の酒の肴は、飛騨牛のミノの焼肉!あのコリコリした歯触りを楽しみながらの一人宴会!寒さも忘れ、いつもよりビールがすすんでしまった・・・・・・

[9月28日 三日目] 早月小屋〜馬場島登山口

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<岩からもみじ>

 

<登山口>

 

 

 

6:50 下山開始

昨日は、時間が余ってしかたなかったが、そのおかげで今朝は余裕綽綽!

 

7:20 2,000m地点

 

9:40 1,000m地点

ベンチの後ろに誰が引っ張ったか?山ブドウの蔓が下がっていた。よく見れば上の方にブドウの房が大分ぶら下がっている。念のために引っ張ると、ずるずると房が

手元に・・・・・・・この甘酸っぱい山ブドウをしゃぶりながらの下山は、のどの渇きも忘れて時間が短く感じた。

 

10:10 登山口 下山完了!

 

[雑 感]

勝手な印象で組んだ行程は、あまりにも余裕があり、時間を持て余してしまった。確かに、余裕のある行程は良いものだが物事には限度がある。

少なくとも今回は、三日目が余分だった。ちなみに、21歳の石川の若者だが約8時間で往復を、しかもついでに一服剱の往復まで・・・・・・すごい体力である。

また、今回は快晴とはいかないものの、まずまずの天気!そのうえ沢山のブロッケン現象にも遭遇でき、ラッキーな山行きとなった。

 

 

 

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