中崎山

 

 

登山口 新穂高、蒲田川左俣谷奥丸山登山口〜中崎尾根〜中崎山〜新穂高

 

 

2007.11. 7(晴)単独、日帰り

 

 

穂高に雪が降ったらしい!特に何所へと決めていなかったので、

穂高の展望台などと言われている奥丸山にしようと思ったのだが、ちょっと飽がきたような気がする。

地図を見ていると、手前の中崎山に行っていないことに気がついた。

新穂高〜中崎山のピストンでは能がない!

ちょっとひねって、奥丸山登山道から下ってくることにした。

 

奥丸山登山道:2005年秋に完成    

中崎尾根:昔からある登山道だが、奥新しい地図では丸山から中崎山までのコースは点線で表わされている。

 

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<寂しい駐車場>

 

<甘くっておいしい山ブドウ>

 

 

 

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<水たまりに白樺が映っていた>

 

<わさび平付近>

7:50 新穂高無料駐車場

12月からはロープウェーの駐車場が無料開放されるのだが、今日はいつもの深山山荘のところの登山者用無料駐車場に向かったのだが、紅葉が終わった後の

平日のためなのか、駐車場には一台も駐車車両がなく、ちょっと寂しい感じがした。

今回のコースは、半ばまでは二度通過したことがあるものの、あとの半分は未体験で勝手が良く分からないため、時間に余裕を持たせた。

 

9:10 わさび平小屋

北電中崎発電所の取り入れ付近には、山ブドウの蔓があって毎年この時期にはブドウの房が落ちる。自然に落ちたもので食べるとものすごく甘い、今回も4〜5

房落ちていて、食べながらわさび平に向かった。

 

 

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<左俣谷の橋の路面の標識>

 

<弓折岳方面>

 

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<登山口標識>

 

<登山口標識付近の案内板>

9:40 奥丸山登山口

左俣谷にかかる橋を渡ってしばらく進んだ後のちょっとした広場が登山口なっている。

前回は運用前に来たので何も表示はなかったが、今回はしっかりとした標識が整備されていた。

 

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<抜戸岳方面>

 

<左の丸い山が中崎山>

 

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<中崎尾根稜線の標識>

 

<穂高だぁ〜!>

 

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<涸沢岳・奥穂・ジャンダルム>

 

<北穂・滝谷ドーム>

 

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<槍>

 

<西穂方面>

 

11:30 中崎尾根

登山口から下丸山を巻いて下丸沢に降りて、中崎尾根の稜線に向かって急坂をジグザグに進む。最初はブナの巨木帯、やがてシラビソの林に入るのだがいず

れも一部を除いて景観は良くない。(ブナ林付近の紅葉は、きっと素晴らしいと思うが・・・・)

気に根っ子に手を焼きながら登って行くと、ひょっこりと稜線に飛び出す。ここにも立派な標識があって、左が奥丸山・右が中崎山経由新穂高と書いてある。

予報通り雲ひとつない天気で、目の前に穂高の山々がどっしりと聳えている。が、ちょっと雪不足で迫力がいま一つ!

ちょうどいい時間なので、休憩を兼ねて昼食。

 

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<ロバの耳・ジャンダルムをアップ>

 

白出沢の紅葉は終了!>

13:10 大丸山(1、816M)

尾根分岐からしばらくは急な下り混じりのアップダウン、登山道はごく最近笹を伐採したばかりの感じではっきりしていて迷いようが無い。

やがて、台地状のピークに樹木が切り開いてある展望台のようなところに行きあたる。

ここが大丸山ですぐ目の前に白出沢が見られ、西穂方面の展望が良い!

この山名は地図には載っていないので、台地中央の木に縛り付けてある標識でそれとわかるのみ。

 

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<穂高平への分岐標識>

 

2003年10月の標識

13:30 穂高平への分岐

大丸山から若干のアップダウン後大きく降ったところが穂高平への分岐である。多分地図上の1,670mのところだと思うが、前回はここまで来て穂高平に下っ

たのでここから先が初体験の登山道である。

前回から約2年半経っているので、標識が完全に劣化していて稜線用の標識は完全に無くなり、穂高平への標識もいつ朽ち果てるか分からない状況になってい

る。どうしたらいいものか・・・・・・・

 

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<カクレ葉池>

 

<池のアップ(抜戸岳の稜線が映っている)>

13:50 カクレ葉池

上の旧標識によれば15分で到着することになっているが、ちょっと余計に時間がかかった。この辺りは緩やかな稜線歩きで、シラカバ(ダケカンバ?)が主体の

広葉樹林なので、秋には素晴らしいトレッキングができそうである。池は直径10mに満たない小さなもので、茂った広葉樹が覆いかぶさっていて左俣谷側の池

の端は、尾根の斜面に接しており滝でもあるかのようにも感じられる。樹木を伐採して穂高や笠が岳方面の展望を開き、池の周りを整備すればいいところのなる

のだが・・・・・・・

 

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<山頂手前で見られる笠が岳と抜戸東尾根>

 

<中崎山?の三角点>

 

14:10 中崎山山頂

ここまでもアップダウンの少ない緩やかな稜線歩き!主登山道から少し外れたところに三角点がある。ここも比較的最近笹を伐採した形跡がある。

昔はどうだったか分からないが、樹木が覆い茂って展望はない!(葉っぱの落ち切った枝の間には穂高や笠の素晴らしい展望が見え隠れ)残念である!

 

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<登山道の様子>

 

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<前日に閉鎖した穂高岳山荘>

 

<中崎山登山口>

16:10 中崎山登山口

山頂からは一変して、苔むして薄暗く踏み跡の薄い登山道、それもすぐに見失ってしまった。

途中、ところどころにあった古びたテープ標識も落ちてしまったのか見当たらない。なるべくウロチョロしないように、よく目を凝らしてみると何となく登山道らしいの

が浮かび上がって見えてくる。行ってみると朽ち果てた梯子の点在した登山道!安心して先に進むと右俣谷側にトラバース、山の感じで覚悟はしていたがシャク

ナゲ林の中の急傾斜のゴーロ帯の降りになる。

この辺りからは、真新しい真っ赤なテープ標識に案内されながら、スムーズに進めたのだがところどころにある木製のはしごは大部分が朽ちていて、全体重をか

けるには不安があるのと、かなり滑りやすくなっているので慎重さが必要である。

やがて、左俣側にトラバースするようになると登山口は近い!場所をはっきり把握していなかったので、何処にたどり着くのか楽しみに下ってきたが、結局キャン

プ場の少し上、工事用の仮設小屋の前であった。

 

 

[雑 感]

初めての登山道は緊張する。まして今回のような廃道になりつつある?ところは余計である。

梯子の状態などから、考えると当時は(いつ頃なのかよくわからんが)素晴らしく整備された登山道だったに違いない!恐らく、山頂や池の周りはよく整備されてい

たと思う。

穂高と笠が岳に挟まれたこのルート、このまま寂れてゆくのかと思うとちょっと悲しい?惜しい?気分になる。

それにしても、このコース思っていたより変化に富んでいて楽しい山行きができた。また、後半の真っ赤なテープ標識は有難かった!

が、かなり草臥れた!ふぅ〜!

 

 

 

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