ゴールデンウィークの涸沢

 

 

2007.5.3〜4 上高地(単独・一泊二日)

 

今年のメインイベントのひとつである涸沢のテン泊。

昨年、北穂の降りで相当てこずってしまったのと、目先を変えるために今回は涸沢岳を目指すこととした。

体調絶好調!天気予報も好調な感じ!張り切って出かけたのだが・・・・・・・

 

 

[一日目]

 

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<上高地バスターミナル>

 

<いつもの写真>

 

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<これも定番の写真となった>

 

<横 尾>

8:10 上高地バスターミナル

平湯アカンダナ駐車場を午前中に発車する定期便は、この駐車場が始発となるため、平湯のバスターミナルで乗り換える必要がないので便利である。

釜トンネルを過ぎて大正池に差し掛かると、真っ青な空に真っ白な穂高が池に写ってものすごく綺麗だった。早速、車内から写真を撮ろうとすると、メディアが入

っていないとカメラが怒る!パソコンの中に入れたまま来てしまったのである。

予備は持ってきているので、なんてことはないが早速の失態発見にちょっと心細くなってしまった。

 

9:06 明 神

 

10:00 徳 沢

いつものように山菜そばを・・・・・・

 

11:20 横 尾

休憩している登山者は思っていたより少なく感じた。

昨年は、横尾の手前で川原の中を通ったが、今回は雪が少ないせいなのかすべて夏道であった。

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<屏風岩>

 

<本谷橋>

12:55 本谷橋

昨年は、本谷橋が外してあって何処が橋だったのかよく分からなかったが、今回はご覧のとおり・・・・・・また、ここまでの登山道もまったく夏道を辿ってきた。

あまりに人が多くて、ゆっくりと腰を据えられそうなところが見当たらなかったので、少しだけの休憩で早々に先に進んだ。

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<登山道の様子>

 

<前穂が見えてきた>

 

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<いい感じの雪景色>

 

<蟻の行列のような登山者たち>

 

 

 

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<蟻の行列をアップ>

 

<テン場の中央までデブリが押しかけていた>

15:40 涸沢テン場到着!

結構な数の下山者とすれ違うがそれ以上に登山者が多いので、すれ違うたびに避けて待っていてくれる下山者に訳ない気分になると同時に、テン場にテント張る

スペースが残ってはいないのではないかと、本気で心配になりだした。

最後の急坂をこなして小屋とヒュッテとの分岐あたりでは、すっかりバテてしまって○○党牛歩状態もどき!

到着して驚いたのが、高さ5m位のデブリがテン場中央付近までせり出していて、テン場そのものが狭くなっていた。当然、設置場所も限られてしまって、スコップ

を持っていないことと相まって、傾斜地に設営せざるを得なくて、夜になって困ることになる。

何とかテントを設営して、ほっとしたのはいいがここでまたチョンボを発見!雨具を忘れたのである。

このころになると、天候も予想に反して悪くなってきたので翌日の行程に不安を感じてきた。

雪が少ないとは言えこの時期の涸沢!パノラマ売店付近も雪で狭くなっていて、テン泊者としてはなんとなく居づらい感じ!ビールだけを購入してテントに戻り、恒例の一人宴

会に突入することにした。

今回は初めての献立、「キムチ鍋(豚肉入り)」である。

500ml×2は完飲!さらに持参の焼酎を飲みだすころには外は吹雪状態になっていた。

 

[二日目]

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<あさぁ〜!>

 

<多いテント!>

 

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<今年のモルゲンロートはややうすめ>

 

<ボチボチ出かけなくっちゃ>

 

5:00 モルゲンロート観察

やはりテントの設営が拙かった!いい気分に酔ってはいるんだが、うとうとっとしたころに傾斜で体が滑ってマットの下のほうにズズッ!直してまたズズッ!この

繰り返しであまり練られなかったのである。

昨夜は風が強かったようで、テントにはたいした雪は着いていなかった。

寒いので、着られるものは全部着込んで、モルゲンロートの写真撮影に行く!いい場所はカメラマンのような人たちが占領しているので、素人はどこかそのへん

で撮影・・・・・・・・いっぱい撮って、パノラマまで撮ったのだが、これはという写真は一枚も無し、ガクリ!

 

6:00 モルゲンロート観察

予想に反して今日は天候はGood!?ナカンジ!

寝不足のせいか食欲はない!朝食抜きで涸沢で毛を目指してスタート!

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<なんとも言えない爽やかさ!>

 

<まだ先導者は少ない>

 

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<いっぱい登ってくるぞ〜!>

 

<笠が岳>

 

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<ジャンダルムは姿を見せない>

 

<常念もよく見える>

8:00 白出のコル(穂高山荘)

気温が低いので雪がよく締まっていて歩きやすいのだが、2/3くらい登ったところでバテはじめてしまって、山荘に到着したころにはヘロヘロ状態!

なんとも情けない話しであるが、涸沢岳の中腹あたりから上にかかっているガスを見て即座に登頂を断念!山荘で、ココアを飲んで下山することにした。

予定では山頂でゆっくりして、もう一晩涸沢泊まりを予定していたのだが、この時間に下山では時間が余ってしまうのと、このガスの状態では雨具のない俺としてはなんとも

不安なので、一日短縮することにして8:30山荘を後にすることにした。

 

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<登ってくる登山者は少ない>

 

<ちょっと寂しげに振り返ってみる>

 

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<屏風岩輝く!>

 

<横尾に戻った>

 

9:30 涸沢テン場帰着

この時期、このコースは初めてなのだが、北穂に比べると勾配は緩いような感じである。にもかかわらず、怖くて足が出ない!足が出ても、へっぴり腰+および

腰=中々前に進まない、という式が成り立ってしまい行列をなしてくる登山者の脇をなんとも情けない姿を曝しながらの下山になってしまった。

それでも、勾配がやや緩くなったあたりからは、正面を向いて姿勢を正してさも自身ありげにザクリザクリと下山できるようになって止せば良いのに、さっきまで

の自分の図式で降りている女性登山者にアドバイスまでしてしまう面の皮の厚さ・・・・・・・・

 

10:30 下山開始

かなりくたびれてしまったが、何とかたどり着いて撤収開始。

待機しているのか?ヘリがテン場の周りを盛んに飛んでいて、その風がテン場に吹き付ける。

近くのテントなんかは設営が拙かったのか、吹き飛ばされていったが、回収できそうなところで止まったので、そのまま静観した。

 

12:40 横尾到着

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<徳沢のテン場は大盛況>

<小明神?池>

 

 

 

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<まだ天候はいい>

 

<ようやく上高地>

 

 

 

15:20 明神

 

16:10 バスターミナル

 

 

[雑 感]

すごく時間をかけての下山!どうしたものか?

いずれにしても、今回の雨具の忘れは酷い!途中で雨にでもあったらと思うとぞっとする。次回からはチェックリストが必要かも?

だけどもこの時期の涸沢は何度来てもいいものである。きっと、この秋も来年の春も来ることになるんだろうな?

 

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