独 標/(西 穂)

 

 

 

2007.2.12 新穂高ロープウェー(単独・日帰り)

 

 

 

新年登山で撤退してから気になって仕方なかった西穂!

天候や雑用等でタイミングが合わず中々行けない日が続いたが、

ここに来てようやくタイミングがあってきた。

低気圧が通過したあとの12日、13日に飛騨地方は晴れ予報!

ここを外すと又14日から天候が崩れるそうである。

だけど今回は、一気に西穂を狙うのは体力的にやや無理な感じがして仕方ないので、

とりあえず独標までをゆっくり楽しむことにした。

 

 

 

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9:45 西穂口駅出発

8時10分にロープウェー駅に着いたが、待合室はすでに人の波!始発は8:30

なのだが、たっぷりと待たされて9:15頃搭乗することができた。

観光客に混じって登山者も結構多くいて心強い!

途中の車の中で聞いたのだが、昨日独標近くで吹雪による道迷いの遭難騒ぎが

あったようであるが、今日は昼頃から晴れる予報なのでその心配はなさそうで

ある。

ただ、出発時はガスが一杯で駅の展望台からは眺望が望めるわけもなく、いつ

もと違って早々に出発。

今日も気温は低く雪がしっかり締まっていて一歩ごとにキュッ、キュッ雪が鳴く。

 

 

<途中の小屋(積雪状況)>

 

<この山の背後を巻く>

 

 

 

 

 

 

 

20051

 

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<2005年1月の積雪状態>

 

<2006年2月の積雪状態>

 

 

 

途中の登山道は、昨日の降雪の影響もなく体調も絶好調なのか?快適!今回は、山荘まで坪足で歩けた。

暖冬といえども、さすが西穂!平年と変わらない積雪量でちょっと驚かされる。

 

 

 

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<山荘手前の樹氷>

 

<みすぼらしい・・・・>

 

 

 

 

 

 

 

10:40 西穂山荘

夏季診療所の建物を風除けにしてアイゼンを装着!他にも夫婦連れと単独の方が準備をしていたが、先発したご夫婦はすぐに戻ってきて天候がよくないので止め

た!といって早々に下山された。単独の同年輩?の男性とは合い前後して独標往復することになった。

 

11:55 独標山頂

結構いい調子で到着できたが、期待に反して天候は好転せず廻りはガス、ガス、ガス・・・・・・・

景色も無く、写真も撮れない!

やがて登ってきた、件の男性の写真を撮ってもらってから二人っきりの山頂から下山開始!ガスのせいもあってか他に登ってくる人影も見えない。

 

 

 

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<ようやく風景が・・・・・>

 

<若鮎U号>

 

 

 

 

 

 

 

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<スノーモンスターと大正池>

 

<独標がチラリッ>

 

 

登ってくるときはさほどに感じなかったが、山頂からすぐの急坂を下山するのは、怖くて恐怖を感じる。

特に山頂から鎖場までの5、6mは、手がかりが無く二本足とアイゼンだけになるので、3点支持を持続するのは難しくて、ほとんど2.5点支持という感じで

すこぶる不安定なのである。

鎖にたどり着いて、ややほっとはするものの、鞍部に着くまでは油断できない。

今回も、予報に裏切られたようでいっこうに晴れてこない、というよりも風が強くガスが多くて、来たときのトレースも消えてしまっていてホワイトアウト状態!

途中で、違った尾根に入り込んでしまいそうになってあわてて戻った。

そのトレースに、後から来ているさっきの男性が間違えないかと心配になって、しばらく様子を見ていたが、迷わなかったようでガスの中にボワット浮かんで

見えて一安心。

中腹あたりで、登山道が見覚えがない感じになって、間違いに気づいた。

パニックになりそうなのを、抑えて戻っていると、ガスの中から後続の男性が現れて、こちらみたいですよ!と教えてもらってようやくほっとした。

大笑いである!もう少し気づくのが遅れたら・・・・・・・さらに大笑いか?

丸山あたりまで下ってくると、県警ヘリ若鮎Uがガスの中にさかんに突っ込んでいって捜索しているのが見られたが、独標には人がいなかったからその先

か?それにしてもこの天候に西穂を目指すとはたいしたもんである。

この頃になってようやく、時々ガスが切れて瞬間的ではあるが展望が開けてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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<西穂山荘>

 

<おまけの錫丈岳>

 

 

13:30 山荘到着

昼飯を食べる余裕が無かったので、腹が減って仕方なく山荘でラーメン(800円)を、西穂ラーメンだったか独標ラーメンなのか忘れたが、とんこつスープに

高菜・ザーサイが入っていてスープは凄く美味しかった!ただ、気圧の関係か麺がモソモソ気味で惜しい気がした。

この後は、ゆっくりと写真を撮ったり良く見えもしない景色を堪能したりしてダラダラ下山したので、所要時間などは省略。

 

 

 

 

 

 

 

[雑 感]

いや〜!あれはまさしくミニホワイトアウトというべき事態!この時期にも何度も通っているコースなのであるが、本当に分からなくなってしまうものである。

すぐに戻ったので、比較的早く本来のコースに戻れたものの、慌ててしまってパニックにでもなったら、若鮎U号のお世話になるところだったかも・・・・・

ところで、あの時に捜索していたのは関市の単独男性で、凍傷にはなったものの無事救助されたとのことで良かった!よかった!

又その後も、西穂近辺で遭難救助の報もあり、この時期無理は禁物!

西穂を目指すなら十分好天を確認してからと、心に念ずるakira12345であった!それにしても、今回は体調が良かったな〜!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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