編笠山・権現岳

 

2007.5.28 観音平登山口(単独・日帰り)

 

いよいよ、どの山に行ったらいいか?よく分からなくなってきた。

どこか目新しい山に行きたいとNETを探る!

そこで引っかかったのが八ヶ岳、降雪量があまり多くないとのことなので、

もうボチボチ雪解け?まずは偵察山行き!ということで最南部を目指すことにした。

 

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<登山口>

 

<薄い青・・・往路・濃い青・・・復路>

 

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<うひょう〜!>

 

<雲海に到着>

7:10 観音平登山口

カーナビが観音平を認識してくれず一寸困ったが、何とか到着できた。平日なので駐車場はがらがらだと思っていたが、10台以上も有って驚いた。

駐車場手前の展望台からは、富士山がばっちり見えたので車を路肩止めて撮影タイム!

 

8:00 雲 海

地理不案内なので、駐車場の案内地図をしっかり頭に入れたつもりになって、良く踏みしめられた広い登山道を歩き始める。

雑木や松の林から唐松林に変わってしばらくすると「雲海」の標識のある広場に到着。

広場の脇からは、樹木の間から富士山がはっきり見られる。若干雲はあるがなかなか良い感じで、なんとか今日一日こんな感じで見せていてほしいものだ。

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<水がチョロチョロ押手川>

 

<中央アルプスだったかな?>

8:30 押手川

やがて登山道は、石楠花交じりの鬱蒼としたシラビソの林の中、大きな石がごろごろする薄暗い登山道に変わってきた。そんな中でやや開けた感じのところが押

手川で、水の多いときなら流れが有る?程度の谷川?みたいなのがあって、青年小屋・押手川展望台ショートカットコースと編笠岳との分岐になっている。

今回は、直進方向の山頂コースを辿る。

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<登山道の様子>

 

<これまた富士山!>

 

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<いい感じ!>

 

<南八ヶ岳と山頂標識>

 

 

 

9:40 編笠山山頂

登山道のごろごろ石は相変わらずだが、それに急登が加わってかなり険しい感じではあるが、展望が良くなっているので気が紛れて比較的楽に登れる。

急に展望が開けてきたら火山岩?の石原になっていて山頂はすぐ目の前。

今まで見られなかった南八ヶ岳の険しい山々が見られるのだが、知識不足で同定ができない。先に到着していた地元、南アルプス市在住の原ご夫妻にいろいろ教

わった。彼らも、同じルートを辿るようであるが、権現岳への険しいルートを目にすると一寸引ける。

場合によっては青年小屋から押手川に降るルートも良いと教わりまずは、チャレンジ!と先に出発した。

 

 

 

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<北アルプスも近い!>

 

<大キレット・槍をアップ>

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<南八ヶ岳の山々>

 

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<南アルプスパノラマ>

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<大分登ったが富士山はまだまだ上に見える>

 

<乙女平の青年小屋>

 

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<新トイレ建設中?>

 

<中々渋い外観>

 

10:20 青年小屋

編笠岳からは大きく下る。

這松の中の登山道にはまだ雪が残っていて滑りそう!慎重に降る。

小屋の手前からは大きな石がごろごろしていて、ルートをペンキで案内してあるが、何処も石の上を飛んで歩く格好である。

かなり年季の入った小屋で、縦走の出発点になっているのかテン場も併設されている。

まだまだ体力も残っていそうなので、当初の予定通り権現目指して出発!テン場を左に見ながらシラビソの潅木の中の登山道に突入する!

 

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<西岳と乗鞍岳>

 

<編笠岳と南岳>

 

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<のろし場(2,530m)からギボシ>

 

<鎖 場>

 

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<権現岳>

 

<南アルプス、編笠岳、青年小屋>

10:50 のろし台

途中の登山道にもところどころ雪が残っていた。

のろし場までの中腹には、展望台の案内標識があって登山道から少しはなれたところの大岩がそこのようだが、登山道からでも結構良い展望なのでパス!

このあたりは一寸した尾根筋になっていて左側は切れ落ちた断崖で一寸気味が悪い。

 

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<右下は見たくない!>

 

<<権現小屋と山頂>

 

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<ギボシと北アルプス>

 

<ギボシ稜線手前の登山者>

 

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<富士山・権現岳山頂・南アルプス>

 

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<赤岳方面との分岐標識>

<山頂標識とでかい剣>

 

 

 

 

11:50 権現岳山頂一歩手前到着

登山道はのろし台から穂高の縦走路のようになってきて、久しぶりの四つんばい走法も駆使!

ペンキマークはやや少なめ!ところどころで立ち止まってルート確認、どうにかギボシの稜線に出て、ホッとしてしまいギボシ山頂を踏むのを忘れてしまった。

稜線に残る雪に足をとられながら、権現小屋に到着したが水晶小屋と同じくらいの規模で、やはり宿泊もできるようである。今は営業中の看板は見られるものの

当然のように営業は開始していなかった。

小屋からしばらく登ると赤岳への分岐でもごく長いはしごが見て取れた。(この時点ではこのはしごは、通過したくないと思った!)

山頂には青銅製の長い剣が祀ってあって、そこまで踏み跡のような感じになっているが、その向こうはスパッと切れ落ちているので、触れるところまでは恐ろしくて

行けなかった。

山頂直下の少し広いところを選んで昼食タイム!今日も、マルタイの棒ラーメン。ボチボチ違うメニューも考えなくっちゃ!

 

 

 

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<権現だけを振り返る>

 

<三ツ頭越しに富士山>

 

 

 

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<三ツ頭にて>

 

<三ツ直下の分岐>

 

 

 

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<ヒメイチゲ>

 

<八ヶ岳横断歩道の観音平への分岐標識>

 

 

 

13:10 三ツ頭

権現岳(12:40出発)すぐ下には高さ2mに満たないくらいだが、鎖場があってこれが手がかり、足がかりが全然ないのでぶら下がり気味になって何とか通過。

ここから先が、地図を見ても観音平への分岐が明瞭なのかどうか不安であったが、後から来た原ご夫妻に同行してもらうことになり一安心!

 

13:25 天女山コースとの分岐

 

 

 

14:05 木戸口公園

木戸口公園手前の草地に、ものすごい数のヒメイチゲの群生、始めてみる規模だった。

 

15:10 観音平への分岐

心配していた分岐であるが、八ヶ岳横断歩道は広くて標識のしっかりしたのが設置してあるのですぐに分かった。

 

16:00 観音平帰着

分岐からしばらくはしっかり整備された登山道だが、そのうちに普通の感じに変わって大きく降る。

まったく勿体無い降りで、すぐに大きく登り返すが疲れた体にはちょいと辛いものがある。それでもまもなく観音平の駐車場脇に到着!ほっとした瞬間である。

ここで、原ご夫妻と少しお話しをして岐路に着いた。どうもありがとうございました。

 

[雑 感]

初八!

どこかで読んだのだが、このあたりの山は雪が少ないので、北アルプスに比べて森林限界が高いそうである。これはなんとなく実感できた。

久しぶりの岩場歩き、大いに楽しめた!雪も大分解けているのでまもなく本格登山のシーズン到来か?

この山塊は、コマクサをはじめ高山植物の花も楽しめるということなので、今年は大いに楽しませていただこうかな?

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