[8月7・8日 五・六日目  黒部の五郎ちゃんちから双六小屋、そして下山]

 

 

 

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<朝の小屋前・左上が黒部五郎>

 

<小屋裏の急登から>

 

 

6:45 黒部五郎小屋出発

今日は不調につき朝飯は抜き!昨日に引き続いて、途中でうどんを作って食べて、荷を軽くしなくっちゃやっていられない!

さわやかな空気の中、小屋裏の急登に挑むも日があたらないので割合楽に進むことができる。

 

 

 

 

 

 

 

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<離れても雄大な五郎のカール>

 

<五郎よりは小さいがなかなか立派なカール?>

 

 

7:50 2661mピーク

このピークを過ぎた頃から、日当たりの良い場所を通るのでヂリヂリ熱くなる。

8:30 三俣山荘への近道分岐

ここから少しの間は這い松の中の急登を辿る。

やがて岩のごつごつしたピークを過ぎて右上を見るとなにやら人が入れ替わりうろついているのが見えてくる???あの右上を過ぎて一下りして登り返せば三俣蓮華のはずなんだが・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

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<雪渓で一休み>

 

<アララッ!三俣蓮華カールではないか?>

 

 

 

9:30 三俣蓮華岳

暑さに堪えきれず、登山道近くの雪渓に降りてきょろきょろするが水っけは全然無い!仕方が無いのでストックで雪を掘って綺麗な層を出してかぶりつく、少々歯に沁みるが冷たくて旨い!

暫らくぽりぽりと雪をかじっていたがこの冷たさが癖になってしまった。ウェストポーチを探ると適当な大きさの袋が入っていたので、これに雪を詰めて食べながら歩くことにした。

先ほど人が見えていたピークに到着すると向こうに山頂標識のような支柱が立っている。

何の標識だろう?と訝しげに思いながら通り過ぎてよく見れば、どこかで見た景色が眼に入ってきた。

何のことはない!丸山を三俣蓮華と間違えていただけなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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<左三俣蓮華岳と鷲羽岳>

 

<双六岳への稜線>

 

 

 

 

 

 

 

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<???>

 

<タテヤマリンドウ>

 

 

12:50 双六小屋

暑さぼけで三俣蓮華岳を間違えた頃にはガスが出始めて、双六岳に登ってもえらいだけと都合の良い理屈で山頂をパスして、巻き道を降る。

稜線コース直下の雪渓から流れ出る、手も凍るような冷たい水で喉を潤しながら平坦路を辿る。

このコースは花のコース、いわゆるお花畑があちこちにあってなかなか見事である。

早く着いちゃったのでこのまま新穂高まで!という気持ちはあったものの生ビールの看板を見たとたんに吹っ飛んで、またまた大急ぎでテントを設営して小屋前のテーブルを占拠したのであった。

最初は、登山歴一年にして一週間山に篭っているT青年と二人だったが、関東のご夫婦が入って更に賑やかに夜は深けていくのであった。

のではなくて!

夕立が降ってきたので、小屋の談話室にお邪魔してオランダからの2女性も加わって、二次会に突入して賑やか更けていったのである!!言うまでも無く最後の方の記憶は定かではないが、なかなか楽しい嫌だったような気がする。(オランダからの若い女性は、立山から俺とほぼ同じコースを一日遅れで辿ってきたようで、小屋のあの混みようには完全に参ったようである)

 

 

 

 

 

[最終日・・・・・下山]

 

 

 

 

 

 

 

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<小屋前から鷲羽岳>

 

<雪田のお花畑>

 

 

 

 

 

 

 

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<シナノキンバイと大キレット>

 

<弓折中断から槍>

 

 

 

 

 

 

 

8:00 双六小屋

本当は朝日を樅沢岳でなんて大それたことを考えていたんだけど、昨夜の飲酒が祟ってこんな時間の出発になってしまった。

9:20 弓折乗越

今日も余裕の行程なので気持ちが軽い!

ここまでの稜線は相変わらず花が綺麗で、槍の手前を花で飾った写真が撮りたかったんだが今日の槍は俺の頭の中のようにボワッっとしていて写真にはならない。

 

 

 

 

 

 

 

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<槍の写っていない鏡池>

 

<雪渓の後にはムラサキヤシオ?>

 

 

 

 

 

 

 

10:00 鏡 平

ここですることは決まっている。

カキ氷と池に写った槍の写真を撮ることなのだが、カキ氷は金を払えばいいのであるが、槍の写真はそうはいかない!さっきまで見えていた穂先はいまやガスの中、一寸がっかりしたが又次があるさ!というわけで冷たいカキ氷だけで我慢!!

13:10 わさび平

いつもながら鏡平からが長〜く感ずる!降っても降ってもなかなか到着しない、秩父沢について漸くほっとするのは俺だけなのであろうか?

腹が減ってもものを口に入れるのを我慢してきたのは、当然ここの名物であるトマトの丸齧りと冷麦である。だが、トマトは無くてりんごになっていた!

一寸がっかりはしたが、冷麦を二人前注文して空腹を満たす。

14:50 新穂高

腹も膨れて、いよいよ最後の行程!余韻をかみ締めながら(昨日までの苦痛は忘れている)途中の風穴で休憩して冷気を味わいながらホテル穂高の傍のゲートに到着。

迎えはここにくるはずなので、ビーチサンダルに履き替えてリラックス!でも、そうはうまくいかず携帯が鳴って工事用車両しか入れないとか・・・・・・

止む無くザックを担ぎなおして本当に最後の歩行でバスターミナルまで、長かった六日間が漸く終わろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

[雑 感]

う〜ん、長かった!熱かった!よく飲んだ!これが総括である。

ゆったりした行程を組んだつもりが、何故あのように終始辛かったのかはよくわからないが、予想通りの好天や体力以上の重量が多いに影響しているように思う。また、毎晩の飲みすぎも当然いいほうにはむいていない。

まぁ〜、終わりよければ全て良し!ということで又次の山行きも頑張って楽しいものにしたい。

毎晩当番のごとくお酒のお相手してくださった皆様には、心からお礼申し上げるとともに、これに懲りることなくどこかの山でお会いしても変わらぬお付き合いをお願いいたします。

きっともう少し酒に弱くなっているかと思いますので・・・・・・・・・・・・・・・・(余計に強くなっていたりして・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

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