川上岳(かおれだけ)

 2006.5.20 高山市一之宮町(旧宮村)登山口(単独・日帰り)

 

 イチイ巨木登山道〜宮村登山口周回)

 

 

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残雪の影響で山行きスケジュールが遅れ気味である。昨年5月8日に登って、少々ではあるが筍が採れて気をよくした川上岳!いくら遅いといっても、もうボチボチ収穫時期の筈である。NETで検索していたら、宮村のイチイの巨木のところから位山〜川上岳の稜線(天空遊歩道)の中間付近に出られるルートがあるようだ。

なんだか面白そ・・・・!!日曜日は晴天になることは分かっていたが、田植えの応援を指示されてしまったので、泣く泣く悪天予想の土曜日に決行することにした。

 

 

 

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<県道宮・清見線のゲート>

<右、ヌクイ谷・左がツメタ谷>

 

 

 

 

 

 

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<ツメタ谷橋手前の崩壊>

<右に進むと防災ダム・左が登山口>

 

 

 

 

 

 

9:00 県道のゲート到着

このゲートの閉鎖は、情報を得ていたので覚悟ができていた。来週、宮村の登山行事があってそのときまでは閉鎖とのこと。

(それ以降は、開通すると思われるがあらかじめ一之宮町の地域振興課に問い合わせられたい)

9:45 ツメタ谷林道入り口

昨日の雨で増水した宮川沿いの舗装道路を新緑を楽しみながら進むこと45分、ツメタ谷とヌクイ谷の合流点の砂防堰堤に到着!そこから登山口の分岐まではすぐであるが、かなりの規模で山が崩壊して道路を塞いでいる。

歩行には、支障は無いが通信線の電柱が大きく傾いて、足元に通信線がはしっている。

この二つの谷の名前であるが、谷の長さの違いが水温に影響して距離の長い防災ダム側の谷が暖かく、川上岳の水を集めて流れる短い谷が雪解け水を温める余裕がなく、冷たいことからついた名前なのか?(一度調べてみたい・・・・・)

 

 

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<車両通行止めの標識>

<登山口と大イチイ分岐の標識>

 

 

 

 

 

 

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<大イチイ手前の橋>

<イチイ案内>

 

 

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<大イチイ>

 

 

 

 

 

10:00 大イチイ分岐

ツメタ谷沿いの林道は通年車両通行止めと案内標識に書いてあった。

ここからは舗装道路ではなく砂利道となって、緩やかに高度を稼いでいくと途中で鉱山跡か?砕石プラントのような設備が2基放置してあった。

10:10 大イチイに到着

大イチイの標識に従って左に分岐、谷に出ると古いように見えるがしっかりとした橋がかかっている。それを渡った後は濡れてよくすべるちょっとした木道を登りきる。そこに大イチイ方面と登山道の分岐標識があるので、まずは大イチイ見物!

右に進むとすぐに広く囲ってあるロープ柵、さらにその中に木柵に囲われたイチイの巨木が姿をあらわす。(で、デカイ!さすがに林野庁が「森の巨人たち100選」に選んだだけのことはある!)

ロープ柵に沿って少し登って行くと川上岳登山道まで1、400mの標識があった。下の分岐まで戻るつもりでいたので、一寸儲けた感じである。

 

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<左右が天空遊歩道、向こうが大イチイ方面>

<バイカオウレン?>

 

 

 

 

 

 

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<天空遊歩道の素晴らしい景色!>

<山頂標識>

 

 

 

 

 

 

11:30 天空遊歩道に合流

標識から10分ばかり進むと谷を渡ったすぐところからの道と合流する。

暫らくは、鬱蒼とした杉・檜の林(遺伝資源保存林:意味が良くわからないけど・・・)のなかをジグザグに進んで、中腹の潅木帯に到着!ここから、稜線までは急な尾根道を直登する。

空はどんより曇ってはいるものの、時々薄日が差して暑い!喘ぎながらこの直登をこなすと、やがて平坦な場所に出て天空遊歩道に合流する。

12:05 川上岳山頂

合流した後は、右に進んでアップダウンの少ない稜線沿いの快適な道なのだが、雲行きが怪しくなってきてポツリポツリ・・・・・・

やがて本格的な雨になって、念のため持参した雨具を着込む!すぐに雨脚が激しくなって雷まで鳴り出した。

この稜線は景色がいいはずなのだが、ガスがかかってきて周りの状況が掴めない。

足元にはイワナシ・ショウジョウバカマが最盛期なのだが、この雨なのでカメラは取り出せない。

今シーズン初の雷さまと視界を遮るガスに怯えながら進むと、突然足元に山頂標識が現れてあっけなく到着!この雷雨では長居は無用!そのまま休まないで進むことにする。

 

 

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<宮村登山口>

<大イチイ分岐>

 

13:00 宮村登山口

山頂から萩原登山道分岐までは、2度通っているのでガスがかかっていても不安は無い!

分岐を右に進むと宮村登山口であるが、分岐の標識はバラバラになって破損しており、初めての登山道に入るにはやや不安は残るがどう考えても一本道、最悪は戻ればいい!と先に進む。

暫らくは、位山方面から来た道みたいなアップダウンの少ない尾根道で、所々にチゴユリが群生している。

やがて登山道は右にカーブを切って、比較的急な降りとなる。

雨がますます激しくなってきて、登山道に水が流れ出して滑りやすくなってきた。

スリップして転倒しないように歩くので、変な力が入ってしまってかえって危ない。

やがて前方に広い駐車場が見えてきて、登山口が近くなってきたところで気を抜いたのか二度転倒!足を変に捻ってしまい、暫らくその場に座りこんでしまった。

13:30 大イチイ分岐

少しは小降りになってきたが、休憩する気分にはなれないので先を急ぐことに・・・・・

パンをかじりながらの下山になってしまった。

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<橋からツメタ谷を・・・・>

<県道ゲート>

13:50 ツメタ谷林道入り口

14:20 県道ゲート帰着

時期的に早いので、花は見られず休憩不足!足も痛くなってかなりヘロヘロ状態!ただ新緑は凄く綺麗で唯一の気休めとなった。車に戻ったころになって漸く雨が止んできた!

 

[雑 感]

悪天候は覚悟の上の登山ではあったが、あんなに雷が鳴るとは思っておらず、一寸慌ててしまって余裕の無い「宮村コース」初挑戦になってしまった。

萩原コースと比べてみると、ツメタ谷分岐まで車で行けるのであればどちらも遜色ない感じではあるが、林道歩きの長い宮村コースの方がやや部が悪い感じか?

だけど、こちらには大イチイという秘密兵器があるのでまぁ〜いい勝負なのかな?

いずれにしても、天気の良い日を選んで、もう一度挑戦してみたいものだ。

 

 

 

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