笠が岳

(日帰りに挑戦!)

2005.9.12(月) 新穂高(単独・日帰り)

今回、10日〜12日を南岳〜奥穂高岳にあてていたが、

風邪をひいてしまったのと天気予報が芳しくないのとで、二日間を無駄?に過ごしてしまった。

最終日は高気圧に覆われて絶好の登山日和!

咳が残ってはいたが、行かないわけにはいかない感じなので、

次週予定していた笠が岳(一泊二日)を前倒しにして、日帰りで挑戦してみることにした。

なお、コースは行きを笠新道、帰りはクラシックコースのクリア道を辿ることにした。

コースタイム、11時間30分のロングコースだが果たして・・・・・・

 

 

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<思っていたより車が多い>

 

<笠新道登山口>

 

 

5:30 自宅出発

何か勘違いをしたようで、出発時間が遅くなってしまった。

 

6:40 駐車場出発

平日なので駐車場はがらがらだと思って空いたが6、7割詰まっていた。(皆さん、何処の山に登っているのかな?

 

7:40 笠新道登山口

まずまずのスピードで到着!

ここでゆっくり休憩をとって出発したが、日帰りに自信が持てないのでとりあえず杓子平を目指すことにした。

 

 

 

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<焼岳がやけに綺麗>

 

<ほら!槍だよ>

 

 

 

 

 

 

 

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<次の目的大キレット>

 

<この間ここを縦走>

 

 

 

 

 

 

 

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<雲が出だした>

 

<辛うじて残っていたシモツケソウ>

 

 

 

 

 

 

 

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<所々に赤いのも>

 

<雲が本格的に活動>

 

 

 

 

 

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<ふぅ〜!ようやく杓子平>

 

<槍の見納め?

 

 

10:30 杓子平

素晴らしい天候に恵まれたものだと、一人ほくそえみながら快適に登る。

が、それは最初の内だけで除々に穂高が霞んできて、杓子平についたときはガスの中にすっぽりと入ってしまって、時々ふぁっとガスが取れてチラッと抜戸岳の山頂が顔を覗かすだけで、先の望みが断たれてしまった感じである。

ここでも先に進むか迷ったが、唯一の望みは反対側がやや明るくなっていて青空も覗いてしばらくすれば・・・・・・等と意味の無い期待を抱いて稜線まで行ってみる事にした。

 

 

 

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<抜戸岳稜線から杓子平>

 

<笠がぼんやりと>

 

 

11:50 笠分岐

稜線についてもガスの中!単純な俺もこの頃になると天気予報は何だったんだ!とようやく怒れてきたが、何ともならないごまめの歯ぎしり・・・・・・

だけど、ここまで来たからには同じ道を戻りたくない!

何とか暗くなる前には下山出来そうだし、最悪はヘッドランプも持っているので、思い切って予定通りクリア道を下山することに決めた。

 

 

 

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<赤くなっていたウラシマツツジ>

 

<抜戸岩>

 

 

 

 

 

 

 

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<ガスに霞む播隆平>

 

<緑の笠>

 

 

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<山頂神社>

 

<山頂標識>

 

 

13:20 笠が岳山頂

途中、ガスがはれて播隆平の池が望め緑の笠もいわゆる濃い緑強調するようにくっきりと見られる。

よく見るとその稜線に登山道らしきものが、がくっきり見えるがあそこは通ることができるのか?ならば一度行って新穂高を真下に俯瞰してみたいものだ。

杓子平からの急登にすっかりバテさせられてしまって、抜戸岩を過ぎた所で大休止を兼ねた昼食にした。

ガスの中で何とも味気ない!

持っていったペットボトルの水は、暖かくなってしまっていてなんとも不味い!その上にボトルの匂いまでして気持ち悪くなってしまった。

山荘に到着してトマトジュースを買って何とか息をついた感じでは有ったが、あまり冷たくなくて損をした気分になってしまった。

山荘でクリアコ−スの下山道の様子を聞くと、大分笹が生い茂っているが特に支障はないとのこと、礼を言って早々に山荘を後に・・・・・重い足を引きずりながら山頂を目指す。

山頂までは登山道がよく整備されていて、20分足らずで山頂に到着したが、相変わらずガスガスの展望でなんともならないので、ささっと写真を撮っただけで下山することにした。

 

 

 

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<山頂からしばらくは板状の岩のがさがさ道を降る>

 

<山頂を仰ぐ>

 

 

 

 

 

 

 

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<タテヤマリンドウ?一杯咲いていた>

 

<下山道はずうっと続く>

 

 

 

 

 

 

 

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<雷鳥岩(たぶん)から正面に深穂高ロープウェー・霞沢岳>

 

<あの道を降りてきた>

 

 

 

 

 

 

 

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<クリアの頭?

 

<クリアの頭と思われるところから杓子平>

 

 

14:30雷鳥岩

山頂からは、いきなり大きな板状の岩が重なり合ってガラガラ音を立てながら降りる。降りきると今度はザレザレの降りが這い松帯まで続くが、後は比較的歩きやすい潅木の間の登山道である。が、あまり使われていない様子で所々で小規模に崩壊している。

このままだと、もう数年でかなり荒れるんじゃないかと心配になってきた。

クリアの頭のあたりで、20キロ以上はあるザックを背負った単独の若者とすれ違ったが、かなり疲労している様子で思っていたより時間がかかってしまい、明るいうちに到着すればいいほうだと言っていたが、俺も素直にそう思った。しかし体力も有りそうだし装備もしっかりしているようなので気をつけて!と言って分かれた。(人事ではない!俺自身もその心配が・・・・・・・)

 

 

 

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<ガスが取れだした>

 

<錫丈岳>

 

 

 

 

 

 

 

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<穴谷上渡渉点>

 

<ようやく下山終了!(登山届用Box

 

 

16:50 錫上沢出合い

クリアの頭からクリア谷に降りだす所で穂高を見ると、ガスが晴れだして山頂意外はくっきりと見えている。

つい期待をもってしまい、休憩をかねてカメラを構えて山頂が見えるのを待っていたが、もう一寸というところでガスが広がってなかなか肝心な所を見せてくれない。何故か、若い頃先輩につれられて行ったことのある○○リップ劇場を想像してしまって思わず苦笑!

見せてもらえないまま時間がたち、しつこい俺は20分も貴重な時間を無駄にしてしまった。

諦めて、最後の水場での冷たい水を期待して急坂を降る。

水場では結構な量が流れていて、冷たくて旨い!暖かくなってしまったペットボトルの水を入れ替えて、少し元気を取り戻し下山再開ではあるが、山荘で聞いたとおりこの辺りからは笹が生い茂ってきて、足元が見辛くなって、慎重に進まざるを得ないのでなかなか進めない。

錫丈沢出合いの岩屋でクライマーらしき若者が一人、キャンプをしていて挨拶をすると何処から来たのかと聞く、変なこと聞くな〜と思って聞き返すと時間が遅いからだと・・・・・・仕方ないので日帰りだからと、理由にもならない言い訳をして分かれた。

渡渉点までもかなりへばったが、その後はがらがらの滑りやすい岩があるのと、樹林帯なので暗くなってきたのとで更にペースが落ちて焦ってもいっこうにはかどらない。

17:50 下山完了

何とかヘッドランプを使うことなく、槍見館の裏に降りることが出来たがもう歩く気がしない!とはいっても駐車場に行き着かなければ帰れない。

頭のいい俺はバスを使うことを考えた。ほんの一区間だがもうこれしかない!祈るような気持ちでバス停に行って時刻表も見ると、普段の行いは大切である!16:01の新穂高行きがあるではないか!ラッキーである。

ほぼ時間通りにバスが来て、160円であっという間に深山荘前に着くことができた。(バスがだめだったら、何らかの方法でタクシーを呼ぼうとも思ったのだったが・・・・・・)

 

 

 

 

[雑 感]

いや〜!心底くたびれた。

一昨年はテン泊した後このコースを降ったのだが、今回は空身に近いのにどうしてこんなにばててしまったのか?

やはり、笹に覆われた登山道が思いの外、体力を消耗させてしまったのかもしれない。

それにしても、今日の天候は何なのだ!

今年はいっこうに晴天に恵まれないのは誰のせいなのか?

少なくとも、紅葉の時期には何とか晴れてほしい者である。

 

 

 

 

 

 

 

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