燕 岳(2、763m) 日 程 2004.06.04 中房温泉(日帰りピストン) まもなく入梅の予感の中、週末の好天が予報されて五月晴れになりそうである。 連休から蝶が岳や常念岳より槍・穂高の山々を眺めてきたが、 ここにきてさらに燕岳からの展望を楽しみたいと思うようになっていた、 そこで今回は、中房温泉から燕岳に登り北燕岳を経由し東沢乗越から、 中房温泉に戻る周回コースを計画した。 |
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4:05 自宅出発 これまで、穂高町方面へは安房トンネルを経由して行っていたが、よく調べてみると野麦峠を経由しても距離的に大差ないので、今回は往復の通行料金1,500円節約する こととした。 4:55 野麦峠 新緑の中、朝日に輝く乗鞍岳がすばらしい! |
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<野麦峠から新緑と乗鞍岳> |
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7:00 中房温泉登山口 6:40に第一駐車場に到着して大急ぎで準備。 十数台の車が駐車してるが人影は登山準備をしている青年二人(燕岳に向かわず東沢乗越の方に向かって行ったが)だけ、その他の人はすでに出発したのか? 登山口には立派な水洗便所、売店があったが今の時期、売店は開いていなかった。 |
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<中房温泉の入り口にある登山口> |
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7:15 第一ベンチ 結構な急登が続くが、適当な間隔にベンチが設置してあるため、規則的な休憩がとれてあまり疲れない感じがする。 こんなに良い天気であるが、登山者・下山者はほとんどいない。あの駐車車両は何だったのか? ここには、谷に少し下りたところが水場となっていて、コースを通して最後の水場のようであるが、浅くちょろちょろ流れているのでペットボトルに汲むのは困難かも? 7:35 第二ベンチ 荷揚げ用の索道のワイヤーをくぐるとすぐに第二ベンチである。 8:05 第三ベンチ 8:40 富士見ベンチ 富士見ベンチの手前では、遥か下に中房温泉の赤い屋根がはっきり見える。 ベンチからは、結構な大きさで富士山が展望できるものの、今日はぼんやり霞んでいて写真撮影もままならない。 9:05 合戦小屋 合戦小屋に着くとなんとなくほっとする。 荷揚げ索道の終点で食堂兼売店になっているらしいが、今の時期はジュース類のみのようで今日は登山客も少なく閑散としてやや寂しい! 合戦小屋の由来は小屋の壁の看板に書いてあるが、「その昔中房川上流で、有明山に住む乱暴な鬼が坂之上田
村麻呂と大合戦のうえ退治された」ので合戦沢と名づけたそうである。 |
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<第一ベンチ> |
<第二ベンチ> |
<富士見ベンチ> |
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<合戦小屋> |
<中房温泉を俯瞰> |
<富士山遠望> |
<大天井岳が見え出す> |
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10:15 燕山荘 合戦小屋を過ぎたあたりから、樹林帯も終わり残雪が現れてくる。 大天井岳をトラバースする登山道の先に天井荘も見えてくるが、なによりも槍の穂先が見え出すのが感動もので、進むにつれ徐々にその全貌を現してくる。 やがて登山道は、燕山荘の裏側の北アルプス三大急登のひとつを辿ったあと山荘を大きく巻いて、山荘の玄関口にいたる。 急登を登りきったところにコマクサが一株、細いロープに囲まれて保護されているのが印象的だった。 もちろんまだ小さくて花もつけていない。 山荘で、東沢乗越ルートの状況を聞いたところ、雪渓をトラバースするところがあってこの時期はザイルが必要との事、また沢筋も登山道が崩壊しているとの情報も入っている、というので残念だが、予定を変更して往時を辿ることにした。 |
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<燕山荘へのアプローチ(燕岳側)> |
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<燕山荘から燕岳とモニュメント> |
<だんだん大きくなる槍ヶ岳> |
<コマクサ> |
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10:50 燕岳山頂 燕山荘からは風化した花崗岩の砂利道となり非常に滑りやすいが、色が白いので快晴とあいまって非常に明るく感じる。 また、風化して様々な形をした奇岩群を眺めながら、ゆったりと歩いて行くと蛙やイルカ・仏像などが想像さ楽しい! 途中で、二人組のおばさんたちを追い抜き、狭い山頂に着くと単独の女性が眺望を楽しんでいた。 午前中の登山者はこの4人と、山荘のテラスで休んでいた単独男性二人だけのようであった。 山頂からの展望は、いわゆる360度で、大天井〜餓鬼岳まではっきりと見とれて、蝶や常念より遥かに広範囲である。 |
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<山頂へのザレた登山道> |
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<山頂標識が埋め込んである> |
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<パノラマ!> |
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<富士山方面> |
<北燕岳方面> |
<燕山荘・表銀座方面> |
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<イルカ岩> |
<奇岩と槍> |
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12:45 燕山荘出発 山荘に帰着して、山菜うどん(800円)を注文! 暫くボ〜っと山々を眺めていたが、あまりの展望のよさになかなか帰る気が出てこない。 13:15 第三ベンチ 途中で数組の登山者とであったが、この時間だと小屋泊か? 14:40 中房温泉登山口 強い日差しの中、汗でびっしょりになって下山! この時間まだまだ暑かったが、駐車場までの新緑が綺麗で一泊したくなったくらいである。 |
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<新緑?深緑> |
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[感 想] 素晴らしい展望に感激して帰ったが、次回は槍ヶ岳を目指して表銀座縦走をやってみたい。 |
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