天狗のコル〜西穂高岳

 

前穂の予定を急遽変更して・・・・

 

2004.9.18 上高地〜新穂高(単独・日帰り)

 

敬老の日をまじえて三連休だが、今回は23日が出勤日!

天気予報はあまりよくなさそうなので、この出勤は歓迎かも? とはいうものの、

18日の予報はまずまずの天候なのでとりあえず、どこかに行かなければ気がすまない。

この日も、18時から町内の会合があって早く帰らなければならないため、

今年にはいってまだ行っていなかった前穂が丁度いい行程である。

 

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5:30 平湯バスターミナル

5時にアカンダナ駐車場に到着したが、時間に余裕もあるので準備体操を兼ねて、暗い中バスターミナルまで歩いていくことにした。

6:00 上高地バスターミナル

やはり三連休の初日、始発のバスはほぼ満員。

7:50 岳沢ロッジ

午前中は、時々太陽が覗くはずだがその兆候もなく空はどんより曇っている。

ただ、遠くの焼岳が望めるのが救い!

 

 

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<河童橋から焼岳>

<途中の岳沢>

<少し紅葉>

<岳沢ロッジと標識>

 

 

 

 

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8:10 岳沢ロッジ出発

ロッジ近くまできても天候は好転しない。

この天候に山頂に立っても展望は望めそうもなく、せっかく苦労して登っても雨に降られて帰るだけか? 不穏な心が呟いてくる。

ロッジ、手前の標識には「天狗のコル」の文字が鮮明に書いてある。

地図には点線記載されている難所であるが、このコースには以前から興味があったけれど体力・技量を考慮して敬遠してきたのである。

迷った挙句、この天候に一度登頂済みの前穂よりは、これを機会に距離的にも近いコルまで行って様子を見てこようと決断する。(手に負えないようなら、戻ればいいさ!)

 

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<西穂高沢?の紅葉>

<明神方向の紅葉>

<岳沢と取り付き付近>

<コルへの登山道>

 

 

 

 

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9:25 トラバース標識

コースが点線で書いてあるので、不明瞭なコースだと思ったがかなり親切なペンキマークがあって迷うことはない。

と言いつつ、実はコースを外してしまった。

上写真の真中、岩に二つのマークが見えるがこの間にはかなり荒れた沢(水は無い)があって、対岸の取り付き部分の崩壊が大きく、登るのに難儀しそうだったので上流で渉ろうとしたのが間違いで、ここではちょっと頑張って渉るのがいい。

全体的に、かなりの急登で一歩一歩が高度を稼いで気持ちがいい!また、岳沢や上高地の展望もよく足取り軽く登れる。(と思う。天気がよければ・・・・・)

トラバースのマーク地点まではほぼ普通の登山道!

 

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<間の沢か?

<この尾根を越える>

<途中で尾根伝いに>

<ここから天狗沢を直登>

 

 

 

 

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10:00 天狗のコル

コルに近づくにつれてガレガレの浮石天国?のような超急登になってきて、コル直下では岩屑が更に小さくなり何処に足を置いても、ガラガラと音がして落石を起こさないだけでも細心の注意を必要とする。また、踏み跡も不鮮明!と言うことは、何処を通っても同じってことか?

 

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<小さく見えるのが旧非難小屋>

<旧非難小屋>

<コルの標識>

 

 

 

 

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10:25天狗岳山頂 

コルで一服していると天狗岳からの登山者が降りてきた。眺めているととても登れそうもない垂直の岩場だが、人が降りているのを見ればさほどでない気がするから不思議!聞けば西穂山荘から約5時間だったそうである。

テント装備の様子なので、空身の俺ならなんとか時間内に到着できる予感がしてホッとする。

このパーティーが奥穂に向かうのを見送って、鎖場に取り付く。鎖場を過ぎれば案外普通な尾根歩き、と言えるのは今だから・・・・・

結構浮石も多く、天候が良くて展望が開けていたら高度感に明日がすくんでいたかもしれない。

 

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<天狗からコルに降りる鎖場>

<天狗岳への小ピーク>

<天狗岳山頂の登山者>

<山 頂>

 

 

 

 

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10:55 間の岳山頂

天狗岳からの難所と聞いていた、逆層スラブ状の岩場ではあったが長〜い鎖が取り付けてあってほとんど危機感は感じず、ターザンになったような気分で降りられた。

このあたりで、「さいたま」から来た若い女性に追いつき、この後単独同士同行する(させて頂く?)ことになった。

 

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<間の岳山頂にて>

<天狗岳〜間の岳へ>

<間天のコル〜間の岳>

<間の岳手前の鎖場>

 

 

 

 

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12:00 西穂高岳山頂

間の岳からは幾つかのピークを越したがよく覚えていない。

↓長い鎖をよじ登る。↓中狭い岩棚を通過する。ここの鎖は凄くありがたかった。

 

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 間の岳に向かう登山者(見えない?)>

<長い鎖を登る>

<水平に鎖が張ってある>

<西穂高岳山頂>

 

 

 

 

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13:00 ピラミッドピーク

向かう途中、いろんな越えが聞こえ出す。ここまにすれ違った登山者は三組、静かな感じだったが、だんだん人の数が増えてくる。

13:30 独 標

山頂は人人人。

休憩もとらず下山開始。

 

 

 

 

<ピラミッドピーク>

 

 

 

 

 

 

 

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14:10 西穂山荘

独標からは、ますます人が増えて渋滞!

この時間では、上高地に下りていては間に合わない感じなので、ロープウェーを利用することにし、途中からが一緒していただいた女性に別れを告げる。

14:50 ロープウェー西穂口

途中からかなり激しいあめになったが、時間が気になるので雨具の上だけ着て走るようにして下山!

15:20 新穂高

新穂高発15:40の高山行きに乗って、平湯で下車。

なんとか約束の時間に、自宅に到着することができホッとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[雑感]   

急に挑んだこのミニ縦走、普通なら事前にコースを調べるのだが、わけもわから無いうちに終わってしまっていた。

このレポももう少し詳しく書きたかったが、写した写真もガスにかすんでしまっていたのでなんだか雑になってしまった。

いずれにしてもこのコースは、なかなかスリリングで楽しい!何度でも訪れる人も多いようであるが納得!

今度は十分知識を入れてから挑戦したいものである。(もちろん、奥穂方面も含めて)

 

 

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