天狗原・南岳

 

紅葉を訪ねて

 

2004.9.25〜26  上高地 <テン泊2日>

 

今年の紅葉の始まりは早いようで、南岳のホームページを見ていても

落ち着かないので、やや早いかな?

と思いながらも、あまり良くない天気予報の中

ばば平で一泊、南岳で一泊して様子を見てこようと出かけたのではあるが・・・・・

 

 

説明: P9253677

 

<一日目>

 

4:10 自宅出発

毎度のことながら、平湯始発5:30のバスに乗るべく出発したが、今回は自宅の久々野から高山の江名子に通じる農道が開通したので、早速利用してみた。

結果は、はっきりしないが約10分の短縮はできたかな?

 

6:00 上高地B.T

空はぼぅっと霞んではいるものの、雨の兆しは無い!

 

6:50 明神

 

7:50 徳沢

ここで大きなザックを背負った3人のパティー、内一人の女性は小さい体にでっかいザックをこともなげに背負っている。

あれだけのザックは俺にはとてもとても・・・・・・・

8:50 横尾

ここまでは体調も良くまずまずのペース。

 

説明: P9253684

説明: P9253687

説明: P9253688

<おなじみ河童橋袂から>

<常念岳が・・・>

<木漏れ日のつもり>

<屏風岩の上に青空が>

 

 

 

 

説明: P9253700

 

9:50 槍見河原

 

10:40 槍沢ロッジ

ここまでろくなものを口に入れていないので凄く空腹を感じてきた。

ちょっと早いけど、昼食にする。・・・・800円のカレーライス(旨かった!)

ここからキャンプ場までの、急坂が辛い!

足の付け根のリンパ腺あたりが足を上げるたびに鈍く痛みだした。(打撲痛でも筋肉痛でもなく、なんともいや〜な感じである)

 

11:20 ババ平

とりあえず今日の宿泊予定地についたわけであるが、これからの夕飯の時間まで何をしたらいいかわからない!ウダウダと迷っていると、先ほど徳沢で見た三人組が到着してきて、テントの張り場所を検討しだした。

内一人に、「ここで泊まるの?」と質問されて、迷っていると返事をしながらもなぜかもう一息、南岳まで行っちゃおう!と決心がついた。

そして、天気がよければ北穂から涸沢を経由して帰ろうかとも・・・・・・・・・・

それにしても以前、同じような感じの質問を同じような人から、受けたような気がしてなんだか気になりだした。

 

説明: P9253694

説明: P9253696

説明: P9253701

<ババ平から槍沢方面>

<ロッジ手前の登山道>

<槍沢ロッジ>

<ババ平>

 

 

 

 

説明: P9253703

 

13:00 天狗原分岐

ババ平付近では山頂方面がやや赤いかな?と言う感じであったが、分岐付近まで来ると真っ盛りと言ってもいいくらい紅葉が進んでいる。

このあたりは、結構明るいものの周囲の山頂は望めないが下山者に聞くと、今朝の雲上は360度の展望とのこと。

説明: P9253710

説明: P9253715

説明: P9253718

<山頂付近はちょっと赤い?

<左上が天狗原>

<結構赤くなっている>

<天狗原分岐>

 

 

 

 

説明: P9253724

 

13:50 天狗池

池付近に到着すると、紅葉は更に進んでいる。

もうあき本番と言う感じで、写真は綺麗に取れてないが規模こそ小さいものの涸沢の紅葉にも負けないくらい綺麗である。

ここではゆっくりしたかったが、槍も見えなくて降雨も気になるので、南岳に向かうことにした。

 

説明: P9253731

説明: P9253732

説明: P9253730

<天狗原に向かう>

<天狗原入り口>

<一番綺麗な?ナナカマド>

<これも綺麗>

 

 

 

 

 

14:50 横尾尾根のコル

コルに着いて下を覗き込むと「ワーオー!」思わず声が出るくらい素晴らしい紅葉!と言うよりは黄葉か?(写真では現れていないのが悔しいが・・・・)

時々、正面の屏風岩に薄日が差してきて山頂のもみじを照らし出すのもなんともいえない雰囲気がある。

 

説明: P9253750

説明: P9253756

説明: P9253758

<天狗池>

<途中の紅葉>

<本谷カールもみじ>

 

 

 

 

説明: P9253763

 

16:10 南岳、天狗原分岐

コルからは結構急な岩場を登ることになる。

このあたりから、足の付け根の不快な痛み?が最高潮となって自然に足を引きずるようになってしまう。

動かせば動くのだが、なんともいえない痛みが走る。(何か悪い病気かと不安になるくらい・・・・・・)

16:35 南岳山頂

 

這うようなスピードで山頂に向かっていると、先行のおじさんがブロッケンっと叫んでザックをおろして指差すが、俺のところからは見えない。

 

16:50 南岳小屋

なんとか到着して、屏風岩のほうを眺めているとブロッケンが瞬間現れたが、カメラを出すひまも無く終わっていた。

夕闇も迫ってきて、小屋の明かりがムーディー!であるが、足の痛みが絶不調!何とかしなくっちゃとテントの中で薬代わりのロングびーる2本と、焼酎を少々・・・・・

で、夜はふけてゆく。

 

説明: P9253759

説明: P9253762

説明: P9253769

<二段梯子>

<急なのぼり>

<梯子場の手前>

<山小屋の灯火は〜♪>

 

 

 

 

説明: P9263774

 

<二日目>

 

7:00 起床

携帯のアラームを5時にセットして、起きてみたがテンとの周りはガスが立ち込めていて、とても朝日が見られる状態ではないので二度寝をして見事お寝坊さん!

周りに張ってあった5張りくらいのテンとは跡形も無い。

恐る恐る足を動かしてみたが薬効なく、相変わらずの状態!それに加えてあたりはまだガスの中。

これでは大キレットに挑戦はかなわないと、天狗原経由で帰宅することを決断!

 

8:00 南岳小屋出発

 

9:00 横尾尾根のコル

途中で、大阪からきたというお嬢さんと一緒になる。

本谷カールは昨日より更に色づいたような感じがする。

 

説明: P9263775

説明: P9263778

説明: P9263780

<またまた本谷カール>

<屏風岩>

<表銀座>

<むこうは燕岳>

 

 

 

 

説明: P9263794

 

10:00 天狗原

大阪からきたお嬢さんのカメラのフィルムがなくなったとのことで、ここから暫くにわか写真家に変更。

天狗原では、昨日の3人組も写真撮影をしていた。

昨晩良く思い出してみたら、どうも昨年ここで会った人たちのようである。

思い切って聞いてみると、案の定ここに来ていたという。更に勇気を振り絞って女性に「しらとりさんですか?」当ったり〜!ホームページ「そ こ に 穂 高 があ る か ら 」の管理人、千葉のしらとりさんだったのだ。

何度か、遭遇のチャンスがあったがようやく会えましたね!感激です!

少しの間だけ槍が顔を出してくれて、池に映った。昨年この景色を撮りたくてきたのだが、天気はよかったが池が凍りついていて、やせっかくの槍が池に映らなかったので念願かなった今回の感激はひとしおである。(あまり綺麗に見えないけど、本当は綺麗に写っています・・・・・写真下手の言い訳)

 

10:40 天狗原を後に・・・・・

 

説明: P9263816

説明: P9263831

<池に映る紅葉>

<槍も短時間映った!>

<山も映って>

 

 

 

 

説明: P9263846

 

11:00 天狗原分岐

大阪のお嬢さんは、16:30バスだと言うので、最終17時で足が痛くてたまらない俺は、ゆっくり行くことにしてここでお別れ!

 

12:00 ババ平

 

12:30 槍沢ロッジ

 

13:50 横尾

 

14:55 徳沢

横尾からの林道歩き、足が痛いのとあまり変化の無い景色が疲れを倍増する。

最終バスに間に合うか間に合わないか微妙な状況になってきたので、ここでテンをはってもう一泊とも考えたが、ここまできたのだからと最後の力を振り絞るようにして歩き出す。

 

16:50 上高地B.T

いつものことだがへろへろ状態でたどり着いて、バスターミナルの待合所に座り込んでしまった。

ここで、登山靴をキャンプ用のゴム草履に履き替えたときの心地よさ!

なんともいえませんね!

<最後に槍のお見送り・ありがとう!>

 

 

[雑評]

足が痛かったのはともかくとして、計画がずさんだったためまたまた予定を変更してしまった。

いつも後になってから思うのだが、余裕のある登山を目指したいものだ。

今日の時点で足の痛みはやや和らいだようであるが、10/1は山行きのために休暇が取ってある。

どうなることやら・・・・・・・・・

 

 

 

[HOME]