乗鞍岳(3、026m)

 

日 程 2004.06. 19(晴後曇)  高根村阿多野郷(ピストン)

 

 

梅雨の真っ最中、天気予報は一日曇り!さて、どこに行こうか?

 

 

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5:08 自宅出発

国道361号線を野麦峠方面に向かって進み、阿多野郷の集落をぬけたところを、直進方向に進み、アイミックスキャンプ場をさらに進むと東谷の橋に着く、この橋にバリケード替わりの鎖が張ってあるので、それ以上は車では進めない。

山側が大きく崩れているので、実質駐車スペースは3台分か?

 

5:55 駐車場

空はどんよりと曇りいつもなら、阿多野郷集落から乗鞍が見えるのだが、今日はどんより雲の中!

<駐車場>

 

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6:55 登山口

駐車場からは、緩やかな林道歩き。

途中の分岐に乗鞍岳の標識が有り、ここで初めてこの林道が乗鞍登山道であることがわかる。

林道途中から御岳が間近に展望できるが、空気が湿っているせいかかなりぼんやりしているものの上空には青空も覗いていた。

<登山口標識>

 

 

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6: 9:10 森林限界

登山口からはいきなりジグザグの急登で高度を稼ぐ。

途中からは右に御岳を望みながらトラバース気味にやや緩やかに登ると、やがて緩やかな尾根道に変わり御岳が背後に見えるようになる。

このあたりから、乗鞍特有の緩い登りが果てしなく続く。

周りがオオシラビソの原生林となり、ところどころに湿原もありコバイケソウガ濃いグリーンの葉の間からクリーム色の蕾を覗かせている。

途中から急登に変って細い尾根道になると森林限界は近い。

花はウバイカオウレンが最盛期で、所々にミヤマカタバミや時期を失したショウジョウバカマが見られる程度である。

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<森林限界>

<サンカヨウウ>

<ツマトリソウ>

<ミヤマカタバミ>

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10:00 中洞権現

森林限界からの道中は、ほとんどが這い松と石楠花の密集した中のアップ道と水平道を交互のようにして歩く。

場所によっては、背丈の低い這い松帯を通るため足元が見えなくて、隠れたい石に足をとられることがあると思えば、背丈以上の這い松を手で掻き分けながら通るところもある。

また、このあたりはマーキングや踏み後が不鮮明で、時々立ち往生するが心配は要らない、植生を壊さないようただひたすら登っていけば、やがて奥千町が原からの登山道にぶつかる。

途中ではハクサンイチゲ・ミヤマダイコンソウ・ミネズオウが開花をはじめており、コイワカガミは今盛りと咲き誇っている。

 

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<中洞権現>

<雲  海>

<コイワカガミ>

<ダイコンソウ>

 

 

 

11:35 剣が峰山頂

中洞権現は、稜線上の平らなところにあって、仏像や登山標識が設置してある。

ここからは這い松の間からたくさんの木花石楠花が顔を出していて、この時期が盛りのようだ。

山頂までは屏風岳・大日岳をず〜っと巻くようにして、除々に最高峰の剣が峰を目指しゆっくりと上って行く。

やがて大日岳と剣が峰の鞍部に到着し、絶壁の上に山頂神社が仰ぎ見るようになる。

これからが大変な岩登りになると思いきや、案外すんなりと山頂に到着してしまう。

残念ながらガスがかかって何も見えない。

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<山頂神社を仰ぐ>

 

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<ミヤマシャクナゲ>

<ミヤマダイコンソウ>

<ハクサンイチゲ>

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2:30 剣が峰山頂出発  

 

13:00 中洞権現

 

13:30 森林限界

 

14:55 登山口

 

15:35 駐車場

<雷鳥はもう夏モード>

 

 

 

[感 想]                                  

思ったほど花は咲いていなかったが、それでも十分満足のできる山行きであった。

途中、中洞権現を下ったあたりで、ほとんど羽根の生え変わった雷鳥に会うことができたが、足になにやらプラスチックのリングがはめられていた。

 

 

 

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