笠が岳(子笠)

 

2004.9.11〜12 笠新道(テント1泊)

 

大垣方面を拠点として、積極的な登山をしている女性グループ

「ひよこ隊」の主要メンバー3名と笠が岳に行ってきた。

ころころ変わってきた天気予報ではあったが、雨さえ降らなければ最高!とという覚悟で

新穂高の村営駐車場に6時集合して笠新道に挑戦!

 

 

P9113387

 

[一日目]

6:30(頃)新穂高バスターミナル出

曇りの予報だったが、家を出るときには小雨!

やや寝坊したので村営駐車場に着いたのが約束の10分前だった。

駐車場は思っていたより空いており二段目の空きスペースに駐車、準備をしていると隣のスペースに一台、ひよこ隊の車であった。

7:50 笠新道登山口

一ヶ月ぶりのテント装備、15キロくらいだと思うけど凄く重く感じて登山口に到着してひとまずホッとする。

 

P9113383

 

P9113385

P9113388

<登山口>

<アザミ(名前不明)>

<おっ、紅葉か?

<どんよりと曇った空>

P9113390

 

 

 

12:30 杓子平

時々青空が見えるものの、どんより曇っていて暑い。

尾根を越すといきなり現れる杓子平、山頂付近はガスがかかっていて見えないが、あちらこちらのナナカマドが赤く色づいている。(もう秋が始まったんだね!)

登山口に書いてあったコースタイム(4時間20分)をやや上回って到着したが、20分のオーバーは全員がテント装備なので、まずまずなのか? とはいうものの重い荷物(俺としては)と暑さでかなりバテバテ!

ここで、カールを眺めながら持参のおにぎりでゆっくりと昼食。(13:40頃出発)

このときに頂いた味噌汁が旨かった。

 

15:10 笠が岳分岐

ゆっくり休みすぎてなかなか歩き出す気が起きてこないが、時間も時間なので重い腰をあげて出発。

この分岐までの登山道は所々荒れたところがありやや歩きにくい。

ここまでくればしめたもの、疲れてはいたもののまずまずの時間で到着した。

 

P9113394

P9113389

<結構赤いナナカマド>

<杓子平>

<向かいの白出沢>

P9113409

 

 

 

16:30(頃)笠が岳テン場到着

分岐からは緩やかな稜線歩きではあるが、疲労がピークに達して足の動きが相当鈍くなって、時間だけが早く進む。

笠はガスの中で展望は望めないし、疲労も相まっているので、今日の笠登頂は止めようか?等と、消極的な話題になる。

テン場に着いて早速テント設営、その後山荘へテン場手続きやビール購入に走る。

空身ということもあるが、こういうときは突然足取りが軽快になるのが不思議である。

話し合いの結果、登頂は中止!その代わりに子笠に登ることに・・・・・・・

この頃になると、ガスが動き出し槍や穂高の展望が見え出して、一同感動!

寒くなってきたので、予約していた大きな石のテーブルはキャンセルして、ホテル笠が岳の豪華な一室で夕食開始!

カレーライス・日本そば・餅・ハムステーキ?・卵焼きetcの豊富なメニュー

それと、重い思いをして担いできたビール!

ひよこ隊のお二方が飲めないのでドンちゃん騒ぎとはいかないが、飲めないながらも長時間付き合ってくれてありがとう!とても楽しかったです!(宴会の途中で空を見上げるとほぼ満天の星、なんだかいい予感!)

というわけで、酔いのせいか?何を話したか良くわからないけど8時頃解散、そして就寝!

 

P9113404

P9113412

P9113436

<テン場、向こうは抜戸岳>

<抜戸岩>

<夕焼けとひよこ隊>

<槍も見えてきた>

 

P9113418

P9113422

P9113408

<雲の額縁>

<左のアップ>

<穂高も>

 

 

 

P9123441

 

[二日目]

4:30 起床

3:30頃目覚めてうつらうつら・・・・・・・・携帯のアラームで外を覗くと、なんじゃ〜!こりゃ〜!雲がないのである。

昨夜、いい予感はしたものの、槍や穂高の真っ黒な稜線の後ろにはオレンジ色に輝く朝焼け!上を見上げれば三日月に明けの明星!・・・・予想外の超感動!素晴らしい!

暫くは、テントの中から朝焼けショータイムを堪能する。

お隣の二人部屋の住人もショーを観賞しながら朝食を撮っている模様!

5:39、日の出が始まり、ショータイムは終わった。この感動で、山頂への挑戦は頭から消えてしまっていた。もう十分である!

俺は今夕、町内の会合があるので笠新道を降って早く帰らなければならず、大ノマ・弓折に向かうひよこ隊とは、杓子平分岐で別れることになる。

昨日の行程がきつく、かなり疲労がたまっている筈なのに更に遠いルートを辿って下山する気力を持ち合わせているひよこ隊、これは恐るべし!

 

P9123444

P9123457

P9123467

<赤く染まる>

<遠くに富士山>

<富士山アップ>

 

P9123481

 

P9123493

 

P9123472

<朝のショウタイム開始>

<日の出>

<滝雲、右は焼岳>

<槍もアップ>

P9123496

 

 

 

7:00 テン場出発

 

8:00 杓子平分岐

ここでひよこ隊とお別れして笠新道に向かう。

分岐から稜線に向かう急登で、足がだるくって思うように動かない、それに呼吸もすぐに乱れてつらい!やはり昨日の疲労がたまっているんだと思い、ゆったりペースで下山することに・・・・・・

 

P9123502

P9123504

P9123506

<播竜平と焼岳・乗鞍岳・御岳>

<笠稜線の紅葉>

<薬師岳>

<ひよこ隊とお別れ>

 

P9123521

 

 

9:00 杓子平

どうみても、やはり紅葉は始まっている。

昨年の紅葉を参考に計画した秋の登山計画、帰ったら早速修正しをしなければ・・・・・

 

12:50 登山口

1700m地点までは、休み休みなんとか降りてきたもののこのあと少しが進めない。

足はガクガクになって時折ふらついて転倒しそうになり、登山口まで何度休憩したことだろう?

このあたりで、行きのときにはなかった「蜂に注意」看板、その根元を見れば小さな穴か盛んに蜂が出入りしている。

この蜂の大きさは、地蜂と同じくらいだが地蜂と違って黒くない、黄土色の地蜂って感じである。多分この穴の中に巣を作っているだろうが、登山靴でこの穴を踏んだらと思うとぞっとする。

 

14:40 村営駐車場

いつものように途中の穴毛風穴で冷風を受けながらたっぷりと休養、凄く気持ちいい!

バスターミナルの村営食堂でジュースを注文して、ついでにザックをデポさせてもらって、車をとってこようかとも思ったが、気の小さい俺にそのようなことを頼むこともできず、ジュースだけ飲んでふらふらと駐車場に戻った。

 

P9123520

P9123519

P9123511

<色づいたナナカマドと槍>

<飛騨沢もかすかに>

<穂高の展望>

<最後に槍をもう一度>

 

 

 

 

[雑 感]

名うての急登の笠新道!

杓子平までにすっかり精力を使い果たしたあとの抜戸の稜線への急登!これにやられてしまったのか昨年以上に疲労を感じた。(老衰の始まりか?

これだけよれよれの下山では、登山口に到着したとき遠回りしたひよこ隊と顔を合わすのでは?と密かに心配したほどだった。

はじめての同伴登山?単独のときのようにマイペースとはいかないが、なかなか楽しいものであった。とくに、夕飯のときは登山の話などで持ち上がり単独の時には絶対に味わえないいい雰囲気であった。

ひよこ隊の皆さん、本当にありがとうございました。

これに懲りず、また次回もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

[HOME]