涸沢岳

 

 

登山日 2004.10.18 <新穂高・日帰り(単独)>

 

 

14日に穂高・乗鞍に雪が降った後、連日の晴天続き!

土曜日は、農作業(脱穀)のお手伝い、日曜日は近所の人と恒例の茸狩りと、

登山に行けない日が続いていてやや欲求不満。

ここは本来、東鎌尾根用に予定していて18日も休暇がとってあった。

テントもまだ修復が済まず、日帰りしかないので

雪の穂高を見たいと、白出沢に向かった。

 

 

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5:45 無料駐車場出発

6:30 穂高平

明るくなるにつれて、空が赤く染まってくる。

今ごろ穂高では、綺麗な朝日が上がってきているだな〜と、宿泊登山がうらやましくなってくる。

周りの山々の紅葉は、まだ早すぎるようで木々はあまり色づいてはいない。

 

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<恨めしい朝焼け>

<笠の稜線>

<親牛はお小水中>

<途中での笠>

 

 

 

 

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7:10 白出避難小屋

小屋の脇に乗用車が一台、ダッシュボードに森林管理者の証がおいてある。

俺もここまで車で乗り入れたい、と思うのは邪道かな?

 

8:15 重太郎橋

最近、各所で熊の被害が出ているので、小屋から暫くの薄暗い樹林帯は薄気味悪い感じで、足早に通り抜ける。

紅葉は、重太郎橋手前付近が最盛期の模様で、それより上の岳樺などは葉を落としてしまっている。

 

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<白出滝と紅葉>

<梯子と重太郎橋>

<白出沢と左岩切道>

<岩切道対岸岸壁の紅葉>

 

 

 

 

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9:00 荷継ぎ小屋

平日のせいなのか、登山時期が過ぎてしまったかわからないが、登山者が見当たらなかったが、ここに来てようやく下山してきた二名の単独登山者に出会えた。

小屋近くになったところで、下を見ると単独の登山者がものすごい勢いで登ってくるのが見えた。(何故か追いつかれてはいけないような気がしてピッチを上げてしまった。)

 

11:05 穂高山荘

山荘に着いてカレーライスを注文、俺には手に(口に?)余るほど量が多くそのうえ、にんじんも凄く大きいのが入っていてちょっと感激?(俺人参、苦手・・・・・)カレーを食べ始めた頃に先ほどの登山者が到着して、すぐに奥穂に向かっていった。

山荘の宿泊者は二名(この時間まで残っていた人)で下山準備をしていた。

スケッチブック用のザックを持っていたので、絵を描きにきていたらしい。

山荘横の風力発電機は、小屋のシーズンオフに備えて分解されつつあった、又小屋の中にはドラム缶が収容されていたし、軒先は仮設材で補強されていていよいよ登山シーズン終了間際でなんだかもの悲しい気分がした。

 

11:40 涸沢岳山頂

涸沢のカールを覗き込むが、紅葉はすでの終わっていて茶色の世界、人影も見えずもの凄く寂しい感じである。

 

12:30 穂高山荘出発

時間も早かったので、前穂経由で上高地に降りることも考えたが、時間的に自信が無いので涸沢岳で、ゆったり景色でも眺めてから下山することにした。

 

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<寂しい涸沢カール>

<青空に笠>

<人懐っこいイワヒバリ>

<浅間山噴煙>

 

 

 

 

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<奥穂とジャン>

<槍方面>

<前穂、向こうには富士も>

 

 

 

 

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15:15 白出避難小屋

穂高山荘を出発して暫くして、沢の下のほうに2名の下山者が見え出した。

かなり距離はあるが、これで目標ができたとばかりにピッチを上げるが、なかなか距離は縮まらない。むしろ開いていくようにも・・・・・

重太郎橋を超えたあたりでようやく追いつくことができたが、山荘にみえた絵描きのお二人、内一人は素足にビ−チサンダルを履いている。(登山靴が壊れたのかな?でも、あの急坂を・・・・・・)

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<岩切道を上流から>

<山荘を振り返る>

<ジャン?

 

 

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いつものことだが、白出小屋に到着すると後は緩いくだりの林道を、1.5時間くらい歩けばいいと思うとほっとする。

とは言え、あの急登の往復でかなり応えている。

だらだらと歩いて柳谷?辺りまでくると後ろから車がやってきた。

小屋の横に止めてあった車で、乗っているのはさっき追い抜いた二人である。

道路わきに避けてやり過ごそうとすると乗せてくださるとのこと。

こりゃ〜ありがたいとばかりに、遠慮なく車の乗り込む。

話を聞いてみると、飛騨の人たちでやはり絵を描きに14日から三泊できていたと言う。(いいな!あの好天を全部・・・・・・・)

ビーチサンダルの件を聞くと、登山のときは40年来これで通していると言う。

今回も、槍〜奥穂の縦走をビーチサンダルでこなしたとのこと。

ただただびっくり!

 

<柳谷付近の紅葉(まだまだ?)>

 

 

 

 

 

[雑 感]

世の中にはいろんな人がいるもので、ビーチサンダルには驚いた。

肉刺ができないからいいらしく、俺にも勧められたが石で怪我をするのが関の山と丁重にお断りした。

この時期の山の寂しさはこんなものなのだろうが、空の広い高山ならまだ静かだな!と言うことで済むがこれが、低山の森林帯だったらすぐに、帰ってきてしまいそうなくらい静かな登山であった。

雪はほとんど解けかかっていて登山道にはまったく無く、登る分には楽であったが、景色としてはもう少し雪がほしかった。

 

 

 

 

 

 

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