秋の涸沢

♪紅葉を求めて♪

 

NETで各地の紅葉状況を調べて、最適時期と思われる10月1日

この日は以前から休暇がとってあったので、

タイミングぴったり!(けっして急な休暇ではない)

天気予報も1日は晴天!これ以上の好条件は無い!

昨年の涸沢の紅葉は、あまり良くなかったので期待いっぱいに出かけることにした。

今回は、ゆっくりと初日涸沢テン泊、翌日は穂高山荘にテントを張って

ご来光を拝むという余裕の行程である。

 

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6:30 平湯バスターミナル

切符の自販機が故障したため約10分遅れて出発。

やはり紅葉も求めてきた登山者が多いのか、約20名が乗りきれずに取り残された。

 

7:10 上高地バスターミナル

空は真っ青、心はうきうき、軽量化の効果でザックも軽い、したがって足取りも軽い!

もちろん要領が良くて焦っていた俺は先発隊!

 

8:03 明神

足取りは軽いが、前回痛かった足の付け根はジンワリとした違和感が残っている。

とはいうものの、歩行には十分耐えられる感じ。

 

9:00 徳沢

車を運手しながらパンを齧っただけなので腹が減ってしまったので、朝食代わりに、好きな徳沢園の山菜そばを食べた。

 

10:10 横尾

 

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<毎度の河童橋から>

<焼 岳>

<おなじみ、常念岳>

<明神・前穂>

 

 

 

 

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11:25 本谷橋

右岸の休憩に適した川原は、先行者が休憩しているため満員状態。

やはりそばだけでは腹持ちが悪い。

登山道脇のやや平らな場所で、大休止をかねておにぎりとゆで卵の昼食?

その間にも次から次と、登山者が上ってくるのでテン場がなくなってしまわないかと心配になり落ち着かず、すぐに出発してしまう。(落ち着きの無い奴である)

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<本谷カール紅葉終焉か?>

<屏風岩も赤身が今一>

<本谷橋の登山者>

<大キレット>

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13:20 涸沢に到着

今回は時間的に余裕のある登山が目的なので、これ以上は進まずここでゆっくり涸沢を楽しむことにする。

心配したテン場はかなり空いていたので、特等地かどうかわからないが、石の無い平坦地にホテル涸沢をオープン!

時間に余裕はあるものの、紅葉は思ったより綺麗でなく台風の影響か散ってしまっている葉っぱも多い。

期待が大きすぎたため落胆も大きく、周辺をうろついてみたが後が続かない。

仕方が無いので、ヒュッテのテラスに陣とって恒例?の、おでんで一杯開始!まずは生ビールを・・・・続いて缶ビール、周りの人たちがあまり飲まないようなので、ちびちびと飲んで時間を稼ぐが、こんなときに限って時間がたつのが遅い。

 

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こんなペースでは中途半端な酔いで、今夜は眠れそうに無い!仕方なく小屋のテラスに移動、いわゆる二次会ってやつ!(こういうときだけまめになる)

かなり気温も低くなってきたので、熱燗二本ともつ煮を注文して再スタート!

周囲の人たちと山の話をしながら楽しい時間を過ごせた。

その後も、何本かビールを注文したような気がするが・・・・・・・

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<紅葉より綺麗なテントの花>

<夕日が北穂に>

<涸沢岳夕方>

<まもなく夜>

 

 

 

 

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心地よい酔いで寝た筈が、夜中の強風で目が覚めてしまい、その後は風でテントのゆがむのを見ながらまんじりともできなかった。

5時の携帯アラームで外を見ると、涸沢岳あたりはガスに覆われているが反対の屏風岩方面には雲も無くピンクに染まりだしていた。

5:40頃から穂高の山が輝きだしたが、ガスに覆われているためか色はあまりよくない。

風は相変わらず強く、ガスが飛騨方面から湧き出しているようである。

今日は奥穂に泊まるように行けばいいので余裕たっぷりである。

あまり早く着きすぎると夕べの二の舞いになりかねないが、何もすることが無いので撤収にかかる。パッキングが終わってテントを分解しているときにアクシデント!

風が強かったので注意はしていたものの突風が来て、テントの骨がガシッッと音を出して、折損!あちゃ〜!これじゃー今夜は・・・・・・

という訳で、今回も予定変更。

 

7:00 奥穂に向けて出発

このまま横尾に戻るのも癪だから初めての、奥穂〜西穂〜岳沢〜上高地のコースをとることにして出発!

<朝焼け前>

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<まだ前穂辺りは青空が>

<ガスが・・・・>

<反対側はこの雲のみ>

<まずまず綺麗?>

 

 

 

 

 

 

9:10 穂高岳山荘

小屋までのちょっとの間であるが、歩き出しは体が重い。

とは言うものの足の付け根も若干の違和感はあるが、なかなか調子がいい。調子がいいと腹が減る、まだ歩き出して10分もたっていないが、寒いこともあって小屋に入って朝飯代わりにそばを注文してしまう。

小屋からしばらくは潅木帯を進むが、赤いナナカマドは少なく中にはすっかり葉を落としたのもある。

山荘のテラスからは少しの間だけガスが晴れて、涸沢が望めたが後はガスに覆われてしまった。

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<穂高岳山荘テラスから涸沢>

<ザイデン取り付き部>

<途中の紅葉>

<コル手前、登山者>

 

 

 

 

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10:10 奥穂高岳

山荘からの取り付き部で渋滞するが天候が悪く、登山者が少ないせいか10分くらいの停滞ですんだ。

山頂付近はガスが濃くて、ジャンダルムはおろか周囲も見えない、

 

10:25 南稜の頭

奥穂山頂からしばらく降ると南稜の頭、ここで一度涸沢側出るがすぐに岳沢側に戻る。さらに進むと鎖場である。

この鎖場は2段、双方ともとても急で長く、足元の岩盤は滑りやすい。

このあたりが滑落事故の多いところだそうだが十分納得できる。

 

11:20 最低コル分岐

このあたりは展望のよいところだそうだが、今日はガスで何も見えない、というよりはどこを歩いているかわからない。

 

11:35 紀美子平

ガスの先からにぎやかな声が聞こえだしてまもなく紀美子平についた。

せっかく来たのだがこの天候、山頂の展望は望めそうも無いので、このまま岳沢に向かうことにした。

<奥穂高岳山頂>

 

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<南稜の頭手前から涸沢俯瞰>

<長〜い鎖場>

<最低コル手前の登山道>

<紀美子平から北穂方面>

 

 

 

 

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12:05 雷鳥広場

12:30 岳沢パノラマ

ロッジまでの途中で先のほうが騒がしい、追いついてみると母親に連れられた3人の子供、聞いてみれば前穂に登ってきたそうだ。

うち、一人は7歳だというがニコニコして全然疲労の色は見えない。

俺はといえば、ここから上高地まで辿り着けるかどうかわからないほどへばっているのに・・・・・

 

13:50 岳沢ロッジ

途中からは、雨がふったり止んだりだったが上高地近くからは本降りになった。

上高地の岳沢分岐で休んでいると、先ほどの親子のうち上の二人の子供が追いついてきた。

ほとんど小走りに降ってきたようだが、俺も休んで入られない!上高地まで一緒に歩こうとついて行ったが、途中から遅れてしまった。

恐るべし!じゃりん子!

 

15:50 河童橋

バスターミナルに着くと、16:00の平湯行きが発車間際で何とか乗ることができてほっと一安心!

このとき、とやま山歩記の富山のIさんと出会った。

涸沢からパノラマコースを日帰りした帰りだそうだ!相変わらずの健脚に言葉も出ないくらいだった。

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<紀美小平で一瞬ガスが晴れる>

<岳沢紅葉>

 

 

 

 

 

 

[雑感]

初日はすごくいい天気だったが、翌日は裏を返したような天気。

去年もけっしていい天気とはいえなかったが、今年は台風の上陸といい、変な天候である。

そのおかげか、最初は今年の紅葉の評判は良かったが、本番に入って仕上げがいまひとつというところである。

とくに、ナナカマドの赤が成績悪し!

とは言うものの秋は秋、前回の天狗原といい今回の涸沢、結構楽しませてもらった。

まだまだ登山シーズンは続くが、テントの骨の治療にどれくらい時間がかかるかが問題である。

 

 

 

 

 

 

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