天蓋山(1,527m)

 

 

日 程 2003.05.24(曇り)<神岡町山の村登山口>(日帰り)

 

 

 

膝の調子がいまいちのためも一度低山に登ることにした。

今回は、少し俺らしくないラブロマンス?「天の夕顔」(作家中河与一)ゆかりの地、

神岡町山の村にある天蓋山である。

この小説は、生涯人妻への純愛を貫き通したと言う主人公の述懐で始まっているらしい。

(読んだこと無いけど、一度は読んでみたい)

その主人公がこの地に住み込んで人妻への思いを・・・・・・・

なお、この山は日本200名山にも入っているらしい。

国道471号を新穂高方面に向かっていくき、双六谷を過ぎたところで左折して大規模林道線

を有峰湖方面に進み山吹峠を越えて暫くするとのどかな山村にいたる、これが山の村である。

右側に一軒大きい食堂があるがこれが「夕顔の駅」で、ここの太目の石挽き蕎麦はこしがあって結構うまかった。

山野草や山菜なども売ってある、(大盛りかけそば900円)

この時期、このあたりは山菜が良く採れるらしくて、

いたるところに路上駐車をして山菜採りをしているのが見受けられた。(危険行為)

食堂の向かいには、天の夕顔資料館もあって中河与一寄贈の原稿などが展示してあった。(無料)

その道路を隔てた反対側が、山の村キャンプ場でその奥に広〜い駐車場が有る。

登山道は、そのすぐ横のキャンプ場共同炊事場の前から始まる。

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9:00 山の村キャンプ場登山道出発

白樺の混じる森を暫く行くと小さな峠を越えて谷沿いの道になり、エンレイソウ・ヤグルマソウ・チゴユリなどの草花が結構見られた。

谷には、小ぶりの岩魚もちょろちょろ泳いでいて人の気配で慌てて、泡の中に隠れるのもはっきり見られる。

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<途中の神岡城>

<ちっちゃい花(不明)>

<エンレイソウ>

<チゴユリ>

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?と遭遇か?

半ばの雀平展望台あたりから、剣・薬師・北俣・黒部五郎・笠が見えて出すが春霞?黄砂?の影響かぼんやりとしか見えない。

写真の準備をしていると突然、4mくらい前の潅木の間でガサガサッ、ドスドスッっと音がして真っ黒い塊が走って逃るのが瞬間見えた。

瞬間のことではっきりとは見えなかったがあの黒さ、足音からすると猿やカモシカではない!

驚くひまも、怖がる暇も無かったけどあれは絶対熊だと思う・・・・・・・・・・

 

10:40 山頂

途中何箇所か急途が有るが、よく踏みつけられた道は結構広くて快適であった。山頂はまだ春の 趣で、コブシやヤシオが360度の展望に彩りをつけているが、山は相変わらずボンヤリと霞んでいて御岳・乗鞍は辛うじて見えるが、見える筈の白山は全く見えない。

霞んでいるものの槍のダイナミックな感じも伺えるし、笠は間近に優雅な姿を見せていて天候次第ではものすごく感動する景色に出会えそうであった。

山頂では俺一人だったが、下山途中2〜4名の6、7パーティに出会った。

さすが200名山!

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<山 頂>

<岩魚・見えるかな?

<コブシ>

<ムラサキヤシオ>

[感 想]                                  

天蓋山・「天の夕顔」なんともロマンチックな響き!

山頂は以前登った十二ヶ岳とあまり変わらないが、別の角度から見える山々の姿はこちらの方に軍配があがるかも?

帰路は登山道脇のワラビを採りながらゆっくり下山したが、紅葉の時期にはもう一度訪れたいものだ。

なお、写真はたくさん撮ったがPCへの保存を間違えてしまってほとんどが掲載できず残念である。      ションボリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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