秋の涸沢

北穂高岳(3,106m)・涸沢岳(3、110m)

 

日 程 22003.10.3〜5 上高地から(テント2泊)

 

 

 

先週の前穂の状況からこの週末は、涸沢の紅葉が盛りなると予想して初の涸沢デビューに挑戦することにした。

コースは、一般的な横尾から涸沢にそして帰りにはパノラマコースとは決めたが、

いずれも全然知識が無く不安いっぱい・・・・・・・

 

 

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[一日目(上高地〜涸沢テン場)]

 

6:10 上高地

シャトルバスには平湯から乗った方が安房トンネル通行料の1,500円が節約できるのだが、涸沢に遅く到着するといいテン場が無くなるとの情報から奮発して沢渡まで行って乗車することにした。

 

8:40 横 尾

横尾から本谷橋までは登山道といっても比較的緩い登りである。

一時間ほど歩いたところで、屏風岩が目の前にド〜ンと迫ってくる。

上のほうにやや紅葉しかけた木々が見えてはいるが本格紅葉には程遠い。

下山してくる人に聞くと、五日くらい早いんではないか?とのこと、またこれから登るという長野から写真撮影のため来たおじいさんは、本谷橋から引き返すといっていた。

かなり気合を入れてきたのに、元気が萎んでくる。

だけど、そのおじいさんがもう要らなくなったからと、お酒のつまみをくれるというので遠慮なく頂くことにする。・・・・・一寸元気が出た。

<色づきの悪い屏風岩>

 

 

 

 

 

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13:10 涸沢テン場

やはり時期的に早いのかナナカマドの葉っぱは真っ赤なのがあったり、もう枯れているのがあるのに、横にはまだ青々してるのもあって、どう判断していいのかわからない・・・・・・・

いろんなことを言う人もいてまだ早いとか、雪が降ったからもうこれ以上は期待できないという人もいたが、正直やや早いものの今年はあまり期待が出来ないという感じである。

テントの受付小屋があって行って見たがまだ人は居なく、近くのテントの人に聞くと好きな所に張ってから受付すればよいとのこと。

思ったよりテントが少なく十分場所を選ぶことが出来たので、通路の横の比較的地面の柔らかな所を選んで設営。

もう何もすることが無く、ヒュッテの偵察がてらビールを飲みに行く。

350mlとおでんを注文するが、ここでは一品一品選んで注文するシステムなので有り難い。(だけど、凄い薄味で汗を掻いた後には物足りない)

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<涸沢カール>

<やや早いのか?>

 

 

 

 

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[二日目]

(涸沢テン場〜北穂高岳〜涸沢岳〜サイデングラード経由涸沢)]

 

6:20 北穂高岳に向けて出発

昨夜隣りのテントの男性からウイスキーの差し入れがあって、一緒に相当量飲んだのでまだフラフラ状態で出発。

ベーステントなので空身であるが、いきなり鎖場もある急登は二日酔いに応える。

雲は多いもののかなり遠望がきく、富士山が思ったより大きく見え、感動して好天を期待したがそれもここまで、見る見る雲が下がってきて寒くなってきた。

その時漸く、レインコートを忘れたのに気付くが既に北穂への中盤に差し掛かった所で戻るにはに遅い!予備は、薄いフリースのみであるがやむなくそのまま進むことにした。

<北穂登山道から富士山>

 

 

 

 

 

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8:40 北穂・涸沢岳分岐

途中前後して歩いていたお嬢さんがいきなり立ち止まったので、何事かと思ってみると5羽の雷鳥の親子が餌をついばんでいた、既に脚のあたりは冬毛に変って真っ白。

この女性とは、涸沢小屋あたりから二人パーティーのような感じになっていたのだ。

 

9:00 北穂山頂

風が強く薄いフリース一枚だけでは、寒くってたまらない!

北穂小屋に立ち寄ってホットミルクでもと思ったが、満員状態なので遠慮してしまった。

じっとしていると寒いので、早速涸沢岳に向かうこことに・・・・・・・  

 

10:10 最低コル

北穂南峰を滝谷側に回りこむと、いきなりややこしいペンキマークが現れる。

時々スッと霞むガス、目の前にクライミングで有名だというドームの絶壁が現れてゾーッとする。

滝谷側の付け根に狭い登山道のようなものが見えて「勘弁してよ!」って感じになるがここでは涸沢側を迂回する。

コルの標識あたりは少し広くなっているが滝谷側から吹き上げてくる強風が冷たくてとても休憩する気にならない。                                                

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<長い鎖場>

<ここからが難所>

<この尾根も辛い>

<はるか下に滝谷>

 

 

 

 

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11:00 涸沢岳山頂

最低コルから更に難所が現れる。

二つ?三つ?の無名峰を越えると漸く涸沢槍に取り付くのだが右に滝谷、左に涸沢が切れ落ちている、こういうところは見てみぬ振りが一番と自分を納得させる。

涸沢槍の鎖や梯子をクリイヤーしてもまだ恐怖の岩稜通過は残っている。

 

注:これらの難所の記録は、恐怖心からか記憶が薄らいでいるので正確ではありません。

 

穂高小屋で昼食。

カレーとラーメンを注文、寒さのせいか食堂のテーブルふさがっていたが、要領が良いのでなんとか片隅を確保できた。(体が冷え切っていたのに熱くないラーメンは旨くなかった。)

予定ではここから奥穂高岳をピストンする予定であったが、視界が聞かないのと霰が降り出してきたので中止してテントに戻ることにした。

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<涸沢岳取り付き>

<高度感たっぷり>

<脚が届かな〜いと言っている>

 

 

 

 

 

 

13:40 涸沢小屋

サイデングラードのザレたジグザグを急ピッチで降って、一緒に歩いたお嬢さんとビールで乾杯する。涸沢小屋の食堂でおでん(レトルト?でも味が濃くて美味しかった)ともつ煮で乾杯!

先客の人たちと山の話をしながらの楽しい一時であった。

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<いろんなナナカマド>

<テントが凄く増えた>

<銀座?涸沢ヒュッテ>

 

 

 

 

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[三日目(涸沢テン場〜パノラマコース〜上高地)]

 

5:40〜45 モルゲンロート5分間のショウタイム!

下山日、撤収の準備をしていると山々が少し赤くなってきた。

よく見ているとだんだん赤くなっていく様子、ひょっとしてこれが噂のモルゲンロート?ということで急ぎテントから出て撮影開始。超感動の初体験!!!!                                                                                   

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<モルゲンロート>

<モルゲンロートショータイム>

 

 

 

 

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7:00 涸沢を後にしてパノラマコースに

感動が冷め切らないが、上高地での混雑が心配で出発することにした。

このコースはほとんど事前調査をしていなかったので、最初の鎖場で渋滞したのにはびっくり!

中年の女性が恐怖?で行きも戻るも出来なかったようである。

屏風のコルまで、昨日の縦走コースに負けないくらい難所が続いた。

途中からは、昨日顔を出さなかった槍も見えてきて心置きなく下山することが出来た。

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<未練たらしく涸沢を振り返る>

<パノラマコースの鎖場>

<紅葉の間から槍が岳>

<屏風のコル近くの紅葉>

 

 

 

 

 

 

8:20 屏風のコル

ここから屏風の頭に行くことが出来、山頂に立っている人の姿を見ていたら行きたい気持ちがもたげてきたが、やはりバスが心配なので後日に譲りことにした。

ここから名前のパノラマからは想像できないくらい眺望が無い。

登山道も、よく滑る岩だらけの急傾斜で後半膝がガクガクしてきた。

 

10:50 新村橋

 

12:20 上高地

心配していたとおり上高地は凄い人の数である。

沢渡行きの列に並んだ時はまだいいほうで俺は二台目くらいだった。

だが次から次人が集まってきて、列はぐんぐん長くなる。

一台目が到着して暫くしてから出発したが案内では、釜トンネルから上高地間で片側交互通行しているためバスの到着時間もはっきりし無いとのこと。

結果的に、2時間以上待って乗車できたがその間平湯行きのシャトルバスは比較的順調のようだった。(トンネルの通行料1,500円はどうだったのかな??)

 

 

 

 

 

[感 想]                                  

二日目の天候は良くなかったが三日目の朝のモルゲンロートを見ることが出来ただけでも幸せ気分になれた。

又ほんの一部ではあるが穂高の縦走を果たせたことも感動深い。(ガスが多かったので視界が良くなく、恐怖心を緩和したのが幸いしたのかも?)

ただ、この時期にレインウェアーを忘れたのは山に行くものとしての常識を欠いた恥ずかしい行為であった。

 

 

 

 

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